三陸鉄道南リアス線は、平成25年4月3日から 「盛−吉浜」駅間で運行を再開しました! 震災後はずっと全線で運休の状態でしたが、 この度、約2年ぶりとなる運行再開! 今回の開通は全線ではなく部分的な開通であり、 「吉浜−釜石」駅間は、平成26年4月に開通する予定となっています。
「盛駅⇔陸前赤崎⇔綾里⇔恋し浜⇔甫嶺⇔三陸⇔吉浜」の順に 線路がつながって運行を行っていますが、吉浜駅は端っこ駅になり、 「三陸−吉浜」駅間は単線になっています。
三陸駅と吉浜駅の間に2つ以上の列車が入らないよう 三陸駅から閉塞区間として、衝突事故を防ぐ必要があります。 そこで登場するのが「タブレット」交換です。
三陸駅では、吉浜駅へと走行する車両がホームで停車しているとき、 吉浜駅を出発した列車が三陸駅に停車しているとき、 タブレット交換を行っております。
そのタブレットは直接、運転士に手渡しで行われています。 手渡しのタブレット交換ですね。
タブレットを所持している運転士の列車だけが、 三陸駅を出発して吉浜駅へと走行することができます。 また、所持している列車が吉浜駅を出発し、三陸駅に到着した際、 持っているタブレットを駅員さんに戻す作業が行われているのです。
その様子をご覧になってみるのも面白いですし、 手渡しでのタブレット交換は、今ではとても貴重なことと感じております。