２月６日の木曜日。 １３時１５分頃、一人のお客様から普通入場券を頂きました。
それは『福光駅』の入場券。正式には“ふくみつえき”と読みますが、 “ふっこう”と読んでしまいますよね♪
購入された日時は、「３月１１日」「１４：４６」になります。 平成２５年ですが、東日本大震災が発生した日時と同じですね。 「その日」「その時間」でしか発券できない「普通入場券」。 きっと意識されてご購入さたことでしょう。
震災が発生した日時から、ふっこうへ向かう“駅”ということで、 この三陸鉄道盛駅へと託したのだと思います。 お心遣い、ありがとうございます！
その方は、１３時３０分出発の三陸鉄道南リアス線へご乗車されました。 遠方から来られ、被災地の復興を願い、ご乗車されたことと思います。
被災地は、復興といえる状況でないことがまだまだ多いです。 仮設住宅や仮設店舗が全てなくなり、心の復興も果たしたとき、 それでやっと“復興”といえるような気がします。
現在は、盛り土や高台移転の為に山を削っている最中ですね…。 新築の家も建っていますが、ごく一部の方になります。 もうすぐ震災後から３年を迎えますが、 目に見えて大きい変化は、それほどありません。
大船渡市も陸前高田市も大きなダンプカーが走行し、 たくさんの重機が日々、復旧・復興へ向けて活躍しています。
先日の新聞に掲載された情報ですが、小学校の校庭にある 仮設住宅１棟が空きになったということで、撤去されました。 仮設住宅の撤去は、今回が初めて。４戸続きの１棟になります。 ちなみに大船渡市内では、３７カ所・計１８０１戸の仮設住宅があります。
これからも前を向いて突き進むのみです！ 少しでも復興へ向け、日々頑張ります！ 「福光駅」の普通入場券、ありがとうございました！
※福光駅は、富山県南砺市荒木にある 西日本旅客鉄道（JR西日本）城端線の駅のことです。