5月23日の出来事です。午前中に、一冊の本が寄贈されました。 本のタイトルは『乱世少年』。ありがとうございます!
その方からお手紙も頂きましたので、ご紹介いたします。 「岩手のみなさんへ 訳者の石田稔さんは、盛岡に生まれ、盛岡一高から早稲田大学へ進みました。 石田さんは若いときから中国の児童文学の翻訳をしたいという夢を持っていました。 そういう中で、一番力を込めて訳出されたのがこの「乱世少年」です。 物語の概要は鈴木澄男さんの書評の通りです。 「乱世少年」の魅力は、「ハラハラドキドキ」にあると思います。 十四才の少年が知恵を働かせ、機転をきかせながら、目前の困難に立ち向かい、 乗り越えていく。子供の冒険心をくすぐり、子供を冒険の世界に引き込んでいく 冒険物語の神髄をちゃんと踏まえている作品です。 更に、文化大革命という時代を背景として、大きな政治課題との関わりの中で 展開されているところが、現代物あるいは進取的な要素かと思います。 これが新しい「ハラハラドキドキ」を醸し出しているのではないでしょうか。 どうぞ、「ハラハラドキドキ」のスリルと、中国の国土を思わせるような 大きなスケールを堪能して下さい。」
三鉄盛駅の待合室へ置いておきますので、 三陸鉄道南リアス線の待ち時間などでお気軽にお読みください。 少し分厚いですが、しおりを挟みながら日々、 主人公の少年の展開を楽しんで頂けたらと思います。