2015年3月



ふれあいノート −2015年2月−  3/11


三陸鉄道南リアス線盛駅ふれあい待合室には『ふれあいノート』があります。
地元の利用者や訪れた観光客の旅の思い出として、お気軽に記入していただければと思います。

東日本大震災の被災地である岩手県大船渡市の印象、 被災地の現状の印象や復興のシンボル「三陸鉄道」への応援メッセージ、 盛駅ふれあい待合室の感想など、ご自由にお書きください。
それでは、2015年2月に書き込まれた内容で、 強く印象に残ったメッセージをご紹介します。
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「東京の夜行まで約10時間あるから、初の三鉄に乗車。 岩手には何度か来たことがあったけど、いつも夜行バスのみなので、 電車は新鮮。ぼーっと外を眺めていたら、釜石からあっという間に 盛駅へ。盛駅は以前1度だけ来ていたから、なつかしく感じた。 これから釜石まで帰ります。このゆったりとした時間。 この時の気持ち、忘れません。三鉄をはじめ、 東北地方を応援し続けます。」
「1年前の3月22日にこの駅に着いた時は大雪でした。 BRTが遅れ三陸鉄道に乗り継げず、 こちらでバス停を聞いて釜石に向かいました。 その時にこの待合室で三陸鉄道応援きっぷとたらりらの ポストカードを買いました。来年また来ると願って…。 そして今日また来ることができました。 残念ながら夜のため無人でしたが、ようやく南リアス線に 乗ることができます。明日は大槌町のベルガーディア鯨山さんの 「かぜのでんわ・森の図書館」を1時間して 北リアス線で帰ります。三陸エリアの復興はまだですが 影ながらずーと応援したいと思います。」
「山梨県甲州市塩山小屋敷より4人組でやって来ました。 おひな祭り列車なんて乗って見たいです。三鉄に今から乗れます。 イベントを何かやっているとうれしいです。」
「静岡文化芸術大学から来ました! 今年も小学校でみんなと音楽で楽しめて嬉しかったです。 大船渡はきっかけやひらめきをあたえてくれる あったかい場所です。私は今回で2回目ですが、 また今度も来ます。何度も来ます。心の復興をいのって…。 人がみんなやさしくて、実家の山形に急きょ 帰ることにしました。ありがどな!!」

「同じく静岡文化芸術大学から。(出身は新潟ですが…笑) 今年で私は3年目の活動をしに大船渡へきてますが、 毎年毎年子どもたちがとっても元気で地元の人も あったかくてだんだん変わっていく大船渡をみて、 自分の町のように嬉しかったりします。 大学卒業してもきたいところです。 いつもありがとうございます。また来ます。」
「福岡県田川郡添田町S.S. 2月22日に福島県いわき市に2泊、フラガールを見ました。 震災後3度目です。2月24日(火)岩手県陸前高田市長洞元気村(仮設) に泊めていただきました。娘は二度目です。仮設は今月中に 閉鎖になり、皆様高台に家を新築して引越しです。 皆様の希望を捨てないお気持ちにこちらも元気をいただきました。 本日は釜石に行き、明日は久慈まで行き、27日に帰省です。 この駅を見て、小さいながら、色んな工夫がしてあって 楽しくてくつろげる駅と思いました。東北の皆様、 お元気で。そして九州にもおいで下さい。」
「2014年の6月に震災の復興の仕事で 九州大分からきて半年たちました!ものすごいですね! 私も64才になりましたが少しでも、 役にたてればと思ってやっています! 岩手のみなさんもガンバって下さい!!」
「津波からまもなく4年目。松島海岸1年目 石巻市2年目 釜石港3年目ようやく大船渡の町並を見ることができました。 被災された人達の苦労の跡を訪ねながらの旅をする 「ぜいたく」な身で申訳けありませんが、 復興の観光の旅です。」
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岩手県大船渡市へお越し頂き、誠にありがとうございます。 そして、三陸鉄道へのご乗車ありがとうございました!
2015年2月の内容は、九州や山梨県、静岡県の大学生からの お客様が記入されていたのが、とても印象的でした。
また、1年前に盛駅へ訪れたことのある方が再び訪れてくださったこと。 とても嬉しく感じております。ありがとうございました!
本日は3月11日です。東日本大震災から4年が経過しました。 復興と言えるのはごく一部であり、仮設の住宅やお店は まだまだ存在しています。防潮堤も建設中です。 高台へ移住するために山を削り、浸水地は嵩上げ工事が行われています。 本設されたお店もありますが、大部分が仮設の商店街や店舗で経営されています。 災害復興公営住宅は次々に建設が進められていますが 目立った完成はまだまだで、仮設住宅が撤去されるまで至っていない印象です。
盛土により震災前の道路や区画など景色がすっかり変わり、 昔の面影がなくなって少しさみしい気持ちがしますが、 浸水地は新しい街並みになろうとしています。 工事現場も多く、今でも重機や大型ダンブカーが多数存在し、 今でも復旧・復興工事が行われています。
『ふれあいノート』を拝見していると、 遠方からのお客様が本当に多いことに気付きます。
三陸鉄道南リアス線からの車窓の眺めは、 三陸海岸の美しい地形や湾の様子がご覧になれます。 天気が良いと、青い海と空、はっきり見える水平線など、 素晴らしい自然の姿が目の前に広がります♪
九州から関西、関東、北海道まで日本全国から、 たくさんの方が訪れる三陸鉄道であり、盛駅になります。 岩手県やここ大船渡の素晴らしい魅力と、 復興へ進もうとしている現在の姿を、ご自身の目で見て肌で感じてほしいです。 訪れてくださることで風化防止になり、復興への支援になります。
そして、三陸鉄道へはぜひともご乗車して頂き、 被災地の今を感じてください。震災の爪痕が今も残っています。 街や生活の復興・心の復興はまだまだ先であり、 これから新たに大変な時期を迎えようとしています。 それでも前に進もうとしてる姿を感じてください。
『ふれあいノート』であなたの気持ちを伝えてみませんか? 自由に表現して頂ければと思います。
そして月に一度、印象に残った内容を皆様にご紹介しております。 これからもよろしくお願いいたします。



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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