6月27日の土曜日。 この日『岐阜円空彫り同好会』の方が制作された木彫りの菩薩像が 三陸鉄道盛駅ふれあい待合室へも届きました。
現在は、待合室の中に置いてあります。
きっかけは岩手県奥州市の興性寺の司東和光住職からの依頼によります。 『岐阜円空彫り同好会』の方々が、 東日本大震災直後から被災者の支援に役立てばと 円空彫りの仏像1300体を制作して「興性寺」に届けられました。 そして、興性寺の司東和光住職が、 岩手県沿岸部の仮設住宅へ届ける計画とのことです。 その菩薩像が盛駅にも寄贈されました。ありがとうございます。
優しい微笑みを浮かべてられているように感じられます。 「心のケア」にと制作されており、本当に慰めになりますし、癒されます。
お手紙もありましたので、ご紹介します。
『震災以来今なお御不便な生活を、 止む無くされておられる皆様方の事を、 私達は決して忘れておりません。 この度ご縁があり「聖観音菩薩」を心込めて 彫らせて頂きました。拙い円空彫りですが、 お受取り頂ければ幸い幸いに存じます。 一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 岐阜円空彫り同好会 平成二十六年十月吉日』
そして6月26日(金)、奥州市の演芸みなみ寿座と共に、 「上平仮設」「宮田仮設」にて踊りやマジックショー、 スコップ三味線などが披露されました。 NPO法人夢ネット大船渡が協力して行いましたが、 このとき、菩薩像を被災者に贈られました。
三陸鉄道盛駅ふれあい待合室へお立ち寄りの際は、 その優しい表情をご覧ください。心が癒されます。 寄贈して頂き、ありがとうございました。