2015年11月



コープあいち「組合員の文化祭」 11/14


11月14日の土曜日、
三陸鉄道盛駅のスタッフ2名が名古屋へ出張してきました。
そのご報告をしたいと思います。

コープあいち「組合員の文化祭」5周年を記念して開催される イベントへ参加。盛駅で扱っている商品の販売と、 岩手の伝統料理・食文化に触れる交流会、 そして被災地の状況などの講演を行ってきました。


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「名古屋北ブロック合併5周年文化祭東北復興支援企画」 ということで被災地の今の状況、気仙地区の伝統料理、 岩手の食文化に関連した講演とのことで、 私の友人である岩手県環境生活部技術参事兼暮らしの 安全課総括課長の白岩利恵子さんへ 講演をお願いし、同行していただきました。
気仙の郷土料理である「さんまのすり身汁」「お煮しめ」「たこなます」、 岩手国体に向けた「岩手の恵みでおもてなし料理コンテスト」で グランプリに選ばれました白岩さん提案の 「岩手まるごと炊込み御飯」の4品を食券販売し、 名古屋の皆様へ100食ほどご提供してきました。
<調理の様子>
<料理の感想> ・ふだん食べることのないつみれ汁や 三陸の料理は珍しく、東北を身近に感じた。 ・料理は美味しいと評判。残す人はほとんどいなかった。 50食の予定が、結局2倍の100食になるほど好評でした。 ・つみれ汁が美味しかったです。「食」は「文化」ですね。
材料は全て岩手で購入。宅配便にて送付しました。 「さんまのすり身汁」や「お煮しめの昆布」の美味しさは格別で好評! 調理をお手伝いしてくださったパートさんたちは、 「実際に作るところを見ないとレシピだけではわからない。」と おっしゃっておりました。
講演はお食事をしながら行い、被災地の状況など話しをされました。
白岩さんが中心となって集められた物資について、 「善意の物資を無駄にせず被災者へ届くように努力したい。」と 一所懸命、首にタオルを巻いて、汗だくになって 配布していた姿を見た「被災者である私たちが勇気づけられたお話」や、 たくさん集まった物資の仕分けや管理について、 震災直後の炊き出しや衛生面についての講演が行われました。
<被災地に思うこと> ・あまちゃんで有名な三陸鉄道のことをテレビなどで知っていたが、 駅職員の方のお話しを聞いたり交流できて、 三鉄をとても身近なものに感じた。 ・JR廃線の情報を耳にするなか、三陸鉄道の心意気を聞いて応援したいと 思っている人は少なくない。今回は、愛知・名古屋の生協の取り組みだったが、 三鉄のよきPRの場になったと思います。 そこで働いている職員の顔が見え、 関心や興味を持ち応援したいと思う人が増えました。 ・情報として、こちらで見聞きすることとは、やはり情報の域を出ません。 実際の被災を受けた人たちの状況は、まだまだ厳しさを伴った暮らしが 続いていることをあらためて感じました。
<講演についての感想> ・支援物資のお話しをうかがう中、 何事も相手の立場に立って(寄り添う)、 行動を考えていかないと、思いや願いは きちんと届かないとあらためて思いました。 ・被災地の行政(県)が、震災時どう動いたかという情報は、 愛知に居て絶対に聞けない内容ですごく貴重だった。 (もっと多くの職員や組合員や市民の集まる場でお聞きしたかった。)
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三陸鉄道盛駅ふれあい待合室の物販ブースを設けてくださり、 取り扱っている商品の販売を行いました。
お手伝いありがとうございます。
<記念写真を撮影>
また、三鉄運転再開時の写真や津波時の写真、 炊き出しやボランティアさん、手芸講演会の写真を沢山掲示。 皆さんは真剣にご覧になられておられました。
コープあいちには「気仙見守り隊」という方々がいて、 何度も大船渡や陸前高田にいらしており、 交流することができて、大変熱心にお話を 聞いてくださいました。
手芸品関係の支援や様々な支援、アイディアなども伺うことが出来、 大変勉強になった訪問となりました。ありがとうございました。
まだまだ被災地の事を思ってくださる方々が、 たくさんおられるということを実感いたしました。
午後からは陸前高田市の被災松で作られた 胡弓をアーティストの石田音人さんのミニコンサートが行われました。
演奏だけではなく、会場の方々と「故郷」など 合唱したりして楽しまれました。
こういった遠方での「被災地支援イベント」は 本当にありがたいと感じております。ありがとうございました。
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コープあいち様は、被災地で様々な支援を続けてこられています。 支援物資としてタオルの提供をはじめ、 被災者の方々は大変助けられました。 タオルの需要はかなり多く、とても役に立ちました。
また、被災地のお母様方が製作されている 「復興手芸品」を名古屋で取り寄せて頂き、 各種イベントで販売されるなど、 被災者支援に協力的で、助けられています。
そして、愛知県安城市の方々が、 大船渡市盛町で開催される「盛町灯ろう七夕祭」の 支援としてボランティア参加してくださり、 お陰様で毎年、大盛況でとても賑わっております。
三陸鉄道の貸切列車をご利用になり乗車されるなど、 三陸鉄道盛駅として大変お世話になっております。
被災地支援、本当にありがとうございました。 今後ともお世話になります。よろしくお願いいたします。
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<コープあいち事務局 岩本さんの感想>
事務局の一人(岩本)として、三鉄グッズコーナーは、 入り組んだ場所で目立ちにくく、カフェの中にもなかなか人が入らず、 せっかくカフェに張った写真が多くの方に見てもらえないなど、 全体のレイアウトや、当日物産を販売した組合員との連携に いろいろ課題があったと感じています。
工夫次第ではもっと多くの方と深く交流できたはずなので、 事務局として申し訳ない限りです。
また、今回はコープあいち全体の一つの施設・エリアの交流会、 熊谷さんのつながりある県職員だから来て頂く事ができ、 聞くことのできた内容の濃い講演や料理を通した交流、 三陸鉄道の職員がコープあいちの呼びかけに応えて わざわざ来て頂いたという実績は、コープあいち全体にとって とても意味があり、今後の活動を継続して行く上での相互交流として 大きな意味があったことは確かです。
本当にありがとうございました。
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<参考レシピ@>
<参考レシピA>
<参考レシピB>



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岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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