2016年1月



観光情報:甫嶺駅の周辺  1/29


三陸鉄道南リアス線の沿線にある『観光情報』をお届けします。
今回は、『甫嶺駅の周辺』をご紹介します。

<今出山金山跡地> 駅から徒歩約45分。今出山の標高:756.6m。 金山の規模:気仙四大金山の一つであり、気仙地方最大規模。 産出鉱物:自然金・自然銅・黄銅鉱・黄鉄鋼・亜鉛鉱など。 金採掘法:古くは「露天掘り」「土坑掘り」、 慶長年間からは岩盤の「坑道掘り」。 <金山発見年代>不明。平安後期の藤原三代の頃は既に金採掘。 <安土桃山時代>天正年間に葛西氏滅亡後、伊達政宗の所領。 慶長年間に気仙四大金山。 (三枚五両山、玉山金山、雪沢金山、坂本沢金山) <明治時代>「今出山」を命名。 鉱山・採鉱学による近代採鉱技術を導入。 明治25年に及川市太郎、刈谷譲右衛門の両氏が共同経営。 明治29年の三陸大津波で採鉱機械を流失により稼働中止。 <昭和時代>昭和14年〜18年に富栖金山株式会社が経営。 従業員250人。搗鉱法・浮選法で採金。産金量:日産35kg。 今出山金山全盛時代になります。黒森平で精錬所、事務所、 大食堂、クラブ、宿舎、映画館などを設置。 昭和18年「金山整備令」で一旦、閉鎖。 昭和25年、東日本鉱業株式会社が再開、東洋産金株式会社が経営。 「金アマルガム法」で製錬。月産256g程度。 昭和31年、金山全面的に閉山。 坑道は、計17抗あったとされ、現存の坑道は7抗になります。
<彫木の大黒天様と恵比寿様> 甫嶺駅待合室内。「三鉄様 再開業に感謝申し上げます。 この彫木は偶作ではありますが、去々三月十一日の大津波に 鬼沢海岸に流れついた桑の木の老木です。 有志の方が彫物に良いとか態々届けられた大木ですので、 皆様の足の守りにでもなればと作りました。 三鉄様に置いて頂ければ幸いです。」 「この彫木は2013年4月に、甫嶺駅の待合室に 手紙と可愛らしい絵と一緒に置かれていた彫木です。 わざわざ作って頂いてありがとうございます。 三陸鉄道と地域の皆さまで、大切に飾らせて頂きます。 そして、これからも三陸鉄道南リアス線を よろしくお願いいたします!!!」 「注意:この彫木は、ご厚意で作って頂いた大切な物です。 勝手に持ち出したりしないよう、お願いいたします。」
<平泉・毛越寺 大泉が池の龍頭鷁首の船> 甫嶺駅待合室内。寄贈されたステキな作品。 世界遺産に登録された平泉。 毛越寺にある大泉が池に浮かぶ龍頭鷁首の船が モデルとなっています。
<椿の植樹> 駅のすぐ近く。 東日本大震災により被災された土地に、 大船渡市の花である「つばき」を植樹しました。 大船渡市は椿の自生する北限といわれています。
<展望台> 駅のすぐ近く。 「次世代へつなげ。ふんばれ!ほれい」の 看板の場所は展望台となっています。 下甫嶺地先海岸災害復旧工事の様子をご覧になれます。
<津波到達地点> 斜面には赤い印があり、東日本大震災の大津波が この高さまできたことを伝えています。
<さんりく陶芸工房> 駅から徒歩約5分。 三陸鉄道を利用して頂く為の施設として、 県の地域活性化調整費と町予算により、 「窯」と「さんりく陶芸工房」が 平成10年(1998年)に建てられました。 毎週月曜日、陶芸製作が行われています。
三陸鉄道南リアス線をご利用の際は、 民家の多い住宅地ですが「甫嶺駅」で 下車して駅の周辺を散策してみてください。



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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