『第6回 ふれあいウォーキング』【前半】 2012/5/18


5月18日の金曜日、三鉄盛駅ふれあい待合室では、
『第6回ふれあいウォーキング』を開催しました!
5月になり、新緑の自然を堪能しながら盛川沿いに河川敷を歩き、
大船渡市猪川町にある『鬼越えふれあい広場』まで
ウォーキングしてきました!

参加者は13名。参加費は500円で保険とサンドイッチ代になります。

天候は曇り空。出発時には小雨が降ってきましたが、
中止するまでの大雨ではなかったので決行することになりました!

参加者全員が揃ったところで駅前広場で準備体操を行い、
雨が降り出しそうだったので少し早目に出発しました!

今回のコースは、
「三陸鉄道盛駅⇒盛川河川敷⇒鬼越えふれあい広場⇒
⇒盛川河川敷⇒三陸鉄道盛駅」となります。

みどころは何といっても坂上田村麻呂が
鬼を追い払った水辺とされる「鬼越えふれあい広場」です。
古くからの歴史を感じることが出来る場所となります。

みどり橋歩道橋を渡り、盛川河川敷を目指します。


小雨が降る中、川沿いを歩きましたので、
マイナスイオンの心地よい空気を感じながら草花を観察し、
世間話で盛り上がりながら歩かれておりましたね。


普段は自動車で移動される方が多いです。
このようにウォーキングすることでじっくり植物を見て楽しむことができ、
また、歩くことは運動の基本であり、
腹筋と背筋がバランスよくつくそうで腰痛対策に最適のようです。
今回のウォーキングで見かけた菜の花とツツジをご紹介しますね♪
色鮮やかに咲き、美しい姿をしています。


盛川沿いに河川敷を歩き、中井大橋、岩手開発鉄道の鉄橋、
権現堂橋、大船渡三陸道路の鉄橋、大渡橋、
千刈橋といくつもの橋を通過しました!




盛川を上流に向かって進んで行くと草木の自然が豊かになり、
新緑の色を鮮やかに見せ、川の流れや勢いなど
様々な表情を変化させていました。いつくか写真でご紹介しますね。



草木が緑の葉を出し、新緑の時期を迎えました。
その姿を目で見て香りを肌で感じ、
どこからともなく小鳥のさえずりを
聞きながら自然の中をウォーキングしました。
その開放感に心地よさを味わい、会話も弾まれ、
参加者は気持ちよく歩かれておりました。


途中で河川敷にある通路から舗装された道路に出て、
走ってくる自動車を避けながら歩き、
やがて国道45号線の歩道を歩きました。


そこで大船渡をご紹介する物を見かけました。
市の鳥・花・木、観光地の碁石海岸、獅子躍です!


やっと今回の目的地『鬼越えふれあい広場』に到着です!
途中から強く雨が降り出したと思えば弱くなったりと
不安定な天候のもと、急な坂道もなく川沿いを真っ直ぐ歩き、
ほどよい疲れを感じながらも無事に辿り着くことができました!


雨に降られたとはいえ空気は気持ちよかったですね。
そして、美しくキレイに咲いたツツジが
参加者を歓迎しているように感じました。
見ていると疲れが吹っ飛ぶ鮮やかさで、心身ともに癒されました♪


前半の報告はここまで。
後半は「鬼越え」と呼ばれる由来やサスペンスドラマの撮影が行われたお話。
そして三鉄盛駅に到着してからの美味しいサンドイッチを召し上がり、
ふれあいウォーキングの終了までをご報告します。

また「鬼越えふれあい広場」の様子をお伝えしたいと思います。



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『第6回 ふれあいウォーキング』【後半】 2012/5/18


後半のご報告です。

参加者全員が『鬼越えふれあい広場』に到着し、
トイレ休憩など済まされたあとに、マネージャーの中村さんが、
この地が「鬼越え」と呼ばれる由来を説明されました。


『征夷大将軍の坂上田村麻呂に追われた鬼は大きな岩から、
やいやとばかりに川を飛び越え逃げていきました。
現在その岩はなくなり、広場となっています。』

また、坂上田村麻呂の伝説は気仙三観音にも深く関係し、
そのことについても説明されておりました。

『気仙三観音とは、坂上田村麻呂が討ち取った鬼の死骸を分割して
三寺に葬ったことに由来します。大船渡市三陸町越喜来は、
「鬼喜来」(鬼が喜んで来た)から来たといい、鬼の隠れ場所だったそうです。』

『気仙三観音は、大船渡市猪川町の長谷寺、
陸前高田市矢作町にある観音寺、陸前高田市小友町にある常膳寺になります。』

『それぞれ鬼は赤頭(金犬丸)・熊井・早虎と呼ばれており、
坂上田村麻呂は鬼征伐を行い、鬼にまつわるお話が残っています。』

『大船渡市猪川町の長谷寺に残るお話しには、
赤頭(あかがしら)と呼ばれた蝦夷の首領が坂上田村麻呂と一戦を交え、
赤頭は成敗されました。その首を埋めた墓上に田村麻呂はお堂を建て、
十一面観世音菩薩を安置してあります。』

『陸前高田市矢作町の地名になっている「矢作」は、
当時の副将軍・別府隼人が大鷹を捕らえ、
その羽根で矢を作り、熊井を打ち取ったことに由来します。』

『陸前高田市小友町にある常膳寺には、白山神社の小堂があります。
坂上田村麻呂に滅ぼされた早虎の住居跡と伝えられています。
神社のすぐ下に高さ3メートル、幅7メートルもある直立した岩場が連なり、
地元の人たちはこれを早虎の隠れ岩と呼んでいます。』

説明のあとは世間話など会話が弾み、持参されたお菓子を皆に振る舞われたり、
受付時にお渡した「東京横浜独逸学園」のボランティア団体の支援で届いた
手作りドイツケーキを召し上がるなど、
川の流れや雨音を聞きながら、のどかな時間を過ごしました♪


日常から離れることができたこのまったり感がとても心地よかったです。
参加者同士で交流も生まれ、笑い声も聞こえる楽しい場でありました♪


また、マネージャーの中村さんが広場のすぐ向かいにある自動車工場の
エピソードに触れました。実は、TBS系列の番組で1994年11月7日に放送された、
浅見光彦シリーズ『天城峠殺人事件』に登場した場面の一つでありました。


このドラマの撮影は大船渡市で行われており、
参加者もご覧になっていた方が多く、話しが盛り上がりました♪

『浅見光彦役は辰巳琢郎さん、ヒロイン役は藤田朋子さんです。
ヒロインの父が千社札を貼る旅の途中、旧天城トンネル付近で
逃ひき逃げされた。疑問を持ちながら光彦は東京に戻ると
知人のアイドル歌手から相談事に乗ってほしいと依頼を受け、
彼女の部屋を訪問するとアイドルとそのマネージャーが死んでいるのを発見。

警察は心中事件と発表するが、光彦は他殺ではないかと疑惑を抱きます。
その後、光彦は事件解明のためアイドルの最後のロケ地である
岩手県大船渡に向かい、手掛かりを探すべく街を歩き回ります。
それがひき逃げ事件と関係して天城と大船渡の点が線となり、
解決に向かう内容となっています。
また、大船渡市日頃市町にある長安寺も登場しました。』

皆様は疲れた身体を癒し、
歓談や交流など楽しまれながらゆっくり過ごされました。
到着してから約20分後に「鬼越えふれあい広場」を出発し、
三陸鉄道盛駅を目指して歩き始めました。


再び盛川沿いに河川敷を歩きました。途中で見かけた場面を掲載しますね。

盛川は次々にその表情を変えていきます。
上流の方ではアスファルトが壊れていました…。
下流の方ではこのように大きな石を並べられた場所がありました。


木の根元からたくさんの白いお花が咲いていました♪春ですね〜!
タンポポは綿毛の状態が多く見られました。種を飛ばして再び咲き出しますね!


やがて、大船渡三陸道路の大きな柱の脇にある通路を歩きました。
あの道路を支えている柱は近くで見ると迫力あります!


柱の近辺にはちょっとオシャレな木の橋があり、小川が流れていました。
こういう雰囲気、大好きです♪


引き続き河川敷にある整備された通路を歩き、川沿いに進みました。
再びいくつもの橋を通過して土手の階段を上り、三陸鉄道盛駅を目指します。



そして、盛駅東口広場に戻ってきました!
三鉄車両をバックにして歩くこの場面が戻ってきたと実感できる場所ですね♪
みどり歩道橋を渡ると駅はもうすぐ!


到着する頃には小雨になり、時間にしてお昼の12時頃、
無事に到着することができました!皆様、お疲れ様でした!


待合室では『SANEN(サネン)』さんに注文しておいたサンドイッチを
全員で召し上がり、幸福な時間を満喫しました♪
その美味しさに笑顔を見せて会話が弾み「今回も楽しかったよ〜!」と、
感想が聞かれ、充実のひとときだったように感じます。


召し上がられたサンドイッチはこちら!
もち米をまぶしたシュウマイ、オレンジや赤いトマト、
小さくカットされたガトーショコラ、
たくさん挟まっているサンドイッチは食べ応えありました!


これにて『第6回 ふれあいウォーキング』のご報告を終わりにしたいと思います。
参加された皆様、ありがとうございました!
今回も移りゆく季節を肌で感じ、大船渡市の歴史を感じ、
地元の魅力を再発見できたと思います。また、被災地の現状を知ることができます。

世間話をしながら自然の草花を観察しながら歩く「ふれあいウォーキング」は、
5キロという距離が参加者にはちょうどよく、
楽しくウォーキングすることができると好評を得ております。

「楽しいから」「健康のため」「ストレス解消」というご意見が多く、
毎回参加されている方もおります。

参加者同士で交流をもち、楽しかったと口コミで広がっているイベントです。
月に1回、開催しておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

『鬼越えふれあい広場』の様子については改めてご紹介しますね。



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『第6回 ふれあいウォーキング』【鬼越えふれあい広場】 2012/5/18


それでは『鬼越えふれあい広場』についてご紹介いたします!

広場ができたのは、平成6年4月1日で、
盛川の河川敷に造られた公園になります。



「昔、猪川に赤頭という賊の部族が住んでいた。
赤頭は、名にしおう悪鬼の集まりで、坂上田村麻呂将軍の征伐にも屈せず、
あくまで抵抗していたのである。しかし半年余りの戦いの後、ついに敗れて、
一族もちりぢりばらばらになり、四方へ逃げて行った。
 この赤頭のかしらは高丸という鬼であったが、
田村麻呂に追われて、猪川の久名畑から日頃市の方へ逃げて行った。
 田村麻呂は懸命に追って、二丈もある大きな岩の上まで追いつめた。
前は深い淵でもあり、あわや、さすがの高丸も捕えられそうになったのであった。
 このとき、高丸は最後の力を振りしぼり、あっという間に、
岩の上から向こう岸に飛び越え、阿修羅のように逃げ去った−−−。
 以後、このことに因んでこの岩を「鬼越え」と称するようになったのである。
大船渡市史より」


「藤沢口付近はかつて、「鬼越え」と呼ばれていた。
 昔、猪川に住んでいた赤頭の首領高丸という鬼を、
坂上田村麻呂が小高い岩山まで追い詰めた。
 前は深い淵で、高丸は最後の力をふりしぼって
岩の上から向こう岸に飛び越え、逃げ去った。
 この“伝説”にちなんで、その岩山は「鬼越え」と名付けられた。
「鬼越え」の岩山は現在存在しない。」
命名 金野裕樹
   千葉真名
揮毫 菊池昇子

日除けの休憩所やトイレもあります。


全体の様子はこちら。


岩で囲んだ池があり、その周りに
ツツジがキレイに咲いていました!その色合いがステキです♪


木で出来たオシャレな手すりや石畳の橋があり、水路になっています。


ベンチがあって寛ぎながら木や山、川など自然を満喫することができます。


椅子には、子供の頃によく遊んだ遊び方が記載されていました♪




この広場には滑り台や鉄棒などがあり、遊べるようになっています。



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『第15回 無料法律相談』 2012/5/19 2012/5/20


5月19日と20日の2日間、『三鉄盛駅ふれあい待合室』では、
『特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ』主催による
『無料法律相談』を開催しました。

法律相談の開催は今回で15回目。
相談者は両日とも3名ずつで、合計6名となりました。
第1回から数えますと、127名の相談を受けたことになります。

今回は、東京にある弁護士事務所の弁護士さんが1名いらっしゃいました。
大船渡市に来られたのは3回目になります。そして今度、弁護士になられる
司法修習生の方が勉強として一緒に来られました。


場所は、カメリアホールの会議室を使用。

相談を終えた方々の表情を拝見しましたが、
明るくなられた方がいて、お礼を述べて帰られておりましたね…。
それに、弁護士という専門家にお話しを聞いて頂くだけでも、
今まで問題に頭を悩ませて重かった気持ちが楽になり、
軽くなることと思いますよ。

立ち止まる平行線より、問題に立ち向い解決した方が、
これから先の生活を考える上で、望ましいと思います。

弁護士さんに感想をお伺いしましたのでご紹介いたします。
※こちらで法律相談を行ったのは今回で3回目になります。

「以前より、津波に関する相続・ローンの話しが
増えたように思いました。一度減っていた相談でありましたが、
震災・津波による影響が少し落ち着き、再び法的問題に目を向ける
余裕が出てきたのかもしれません。
一方で、震災と関係のない相談も相変わらず多いと感じました。
法律相談の需要はまだまだあると実感しています。
今後も継続していきたいです。」

今年の1月にも感じましたが抱えている問題について
気持ちの整理や法律に関する問題に対して向き合う余裕が
でてきたのかもしれませんね。

震災に関する問題は、これからも続きます。
震災に関係していなくても、法律に関することであれば、
解決することで前に進むことができますし、望ましいと感じます。

法的な問題にしっかりと向き合い、
どんな些細なことでも無料法律相談の機会を活用し、
少しでも多くの人に前進してほしいと思います。

今回お越しくださいました弁護士さん、司法修習生の皆様、
ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

次回の無料法律相談は、6月10日(日)を予定しています。
また、6月9日(土)はカメリアホールにて弁護士さんによる
報告と意見交換会「無料法律相談から見えた課題」を開催します。
入場は無料です。その弁護士さんは、先日5月12日、13日に来られた
吉田悌一郎弁護士になります。

「無料法律相談から見えた課題」へのご参加、
または「第16回 無料法律相談」のご予約、お待ちしております。



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『第6回 復興歌声列車』 2012/5/23


5月23日の水曜日。
この日は『第6回 復興歌声列車』を開催しました。


被災して動かなくなった三鉄車両を活用してイベントを行っております。
昨年の12月に通信カラオケを車内に設置し、『復興歌声列車』と題して
毎月開催しております。

時間帯は12時〜15時。参加費は1000円で美味しいお弁当が付きます!
また、オヤツもお出ししていますよ。お飲み物の持ち込みは自由です!

今回の参加者はスタッフ2名を含めて18名になり、
大船渡市、陸前高田、住田町と気仙全体から
カラオケ好きが集結し、歌って踊って歓談してと大いに盛り上がりました!


マネージャーの中村さんからご挨拶や注意事項を話され、
最初の20分間はお弁当を召し上がったり歓談したりする時間を設けました。
その間にリクエストカードにも記入して頂き、
次々にスタッフに手渡しておりました。
やがて歓談&お食事時間が終わり、いざカラオケ列車のスタートです!



今回は37曲ほど歌われました!
「おまえとふたり」「細雪」「長良川艶歌」など
五木ひろしさんの歌が一番多く歌われておりましたね!
さすが大御所、人気があります。

また、中村美律子さんの「河内おとこ節」が歌われたとき、
その明るく軽快な曲調が流れ出すと思わず身体が反応し、
車内の通路で踊り出す方がいたほど
心から楽しまれ、全員で盛り上がりました!


歌に合わせて踊り出すのは、もう復興歌声列車の名物ですね♪
楽しんでいる気持ちが伝わりますし、見てみて楽しい光景になりますね!


他にも様々なアーティストが歌われました。ご紹介しますと、
吉幾三、山本譲二、水前寺清子、鳥羽一郎、三船和子、
石原裕次郎、三門忠司、川中美幸、松原のぶえ、北島三郎、
美空ひばり、水森かおり、藤あや子、森山良子、加藤登紀子、
門脇陸男、原田悠里、北美幸二、新川二朗、金田たつえ、
三山ひろし、徳永英明、及川三千代、こまどり姉妹、大川栄策、
上原敏、内山田洋とクール・ファイブ、青戸健、三田明、
竜鉄也などなど幅広く歌われておりました。
歌の最中は手拍子が響き、終わると拍手が鳴り響きます!



今回は仕事で石川県から大船渡に来られている方が参加され、
地元の方と会話が弾み、交流も生まれて「よいなぁ〜」と
感じながら拝見しておりました。
また、歌手の話や曲名、世間話など歓談も盛り上がり、
皆様、有意義な時間を過ごされたように感じました♪


カラオケは、艶のある歌声や力強く繊細に歌われる方、
美声を響かせて迫力十分に気持ちよさそうに歌われ、
歌唱力のある方がとても多かったです!
「うまいよ〜!」「いいよー!いいよー!」「最高!最高!」
「すごい!うまいねー!かなり歌えるね〜!」と掛け声も頻繁に聞かれ、
5月の陽気のように、のんびりまったりと心地よい時間を満喫され、
たくさんの笑顔で包まれた「第6回 復興歌声列車」となりました!

雰囲気がとってもよく「天国でした♪」と最高級に楽しかった気持ちを
伝えてくださった方がいて「ホントによかったなぁ〜」と思いました。
ありがとうございます!

お帰りの際には、参加者全員がニコニコな笑顔を見せていて、
楽しまれた気持ちが伝わってきて嬉しかったですね!


以上で「第6回 復興歌声列車」のご報告を終わりにします。
参加された皆様、お疲れ様でした!そして、ありがとうございました!



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『第2回 お地蔵さま作り #1』 2012/5/29


5月29日の火曜日。
この日は2回目になる『お地蔵さま作り』を開催しました。
1回目は3月19日に行いました。

窓口に置いていた「お地蔵さま」の見本をご覧になっては、
「欲しい♪売ってないの?」とお客様から多く聞かれ、
大人気の手芸作品であります!
定員10名で、参加費は500円。材料費込みになります。
場所は「三鉄盛駅ふれあい待合室」の中。
裁縫道具はご持参して頂きましたが道具がない方にはお貸ししました。
時間帯は14時〜17時で2週に分けて仕上げ、完成させます。
ということで、今回は途中の段階まで作ります。

参加者が集まり、岩城理事長がご挨拶されました。
「笑顔、すました顔、眠っているような顔など同じ顔はなく、
表情は違ってきます。手芸教室により趣味や楽しみ、
生きがいになれるよう、嬉しそうな声が聞こえる会としましょう♪」


申し込みされた方々には待ちに待った『お地蔵さま作り』。
作り方や材料を皆様にお配りし、『お地蔵さま作り』スタートです!


皆様、ワクワクな気持ちが伝わってくるほど、
作れるのがホント嬉しくて嬉しくて、
楽しみながら制作されている様子でした!

工程1「頭」。
白い布に綿を入れて丸い頭を作っていきます。


まず、どの工程でも同じですが、針に糸を通すのに苦戦されておりました。
その気持ち、分かります。そこは糸通しを使用したり、私がお手伝いいたしました。

工程2「耳」。
耳は頭と同じ布地を使用して顔に取り付けます。
小さい部分なので、見ていてちょっと難しい感じがしましたね。


講師は2名。参加者に丁寧に教えていました。
講師が参加者を優しくリードし、各人のペースや作業場面を把握しながら
的確に指導されておりました。


『お地蔵さま作り』に携わり、完成するのが楽しみなのでしょうね。
常に一生懸命に作られながらも笑い声が響き渡り、
最後まで楽しくて明るい雰囲気が漂っていましたね♪

先生も一生懸命!教わる方も真剣です!


工程3「胴体」。
布地を筒状にして、その中にペレットと綿を入れます。
ペレットは重石の変わりで、これを胴体の下に入れることで
立たせることができます。上半身には綿を詰めます。


胴体の底には円状の赤い布を縫いつけます。


15時過ぎ、いったん休憩を取りました。
集中した時間が続くと疲れますので、休憩も必要です。
お茶とがんづき、お菓子などをお出ししました。
休憩中でも作り方が気になって先生に質問され、
参加者同士でもお互いに感想など話しが弾まれていました。


『お地蔵さま』も休憩中です。
そのお隣には見本のお地蔵さまが…。
無事の完成を祈っているように見えます。


休憩が終わり、再び作業開始です!


工程4「袖」。
布を四角い形に縫ってひっくり返し、
手の部分になる白い布を袖の中に縫い付けます。


工程5「表情(顔)」。
胴体の次は、最初に作った頭に表情を付けて顔を作ります!
ここが一番の重要なポイント!
表情次第で個性が生まれ、命が吹き込まれます。
笑顔、すました顔、眠っているような顔、さて、どんな顔になりますか…。
そのときの制作者の気持ちや性格にも影響しているのかもしれませんね。

額につけるビーズは、2種類の色をご用意。
先生が「ダイヤモンドと18金をご用意しました!」と言われると、
生徒さんたちの笑い声が聞え、リラックスできたように感じました。
ダイヤモンドにしようか18金にしようかと選ぶ方も楽しくなりますね。

やはり、ここが苦戦されていました。
「理想の表情を作りたい!もっと表情を出したい!」など思いは様々。
小さくて難しい部分ではありますが皆様、満足のいく表情に出来たみたいですね。


工程6「頭と胴体の取り付け」。
表情が付いた頭と胴体を縫い付けます。


これでだいぶ『お地蔵さま』に近づきましたね♪


作業が遅れている方や分からない箇所では、
参加者同士で助け合い、教え合っていました。
『お地蔵さま』完成という共通の目標に向けて交流が生まれ、
明るい笑い声が聞えながら集中して取り組まれておりました。


「皆についていくだけで焦ってしまう…。」という方もおりましたが、
「作っていて楽しかった♪」「心が落ち着きます。」など感想が聞かれ、
完成するのが楽しみで仕方ない様子でしたね♪

参加人数は、開始してからの時間帯でお一人から
都合が合わず参加できないと連絡が入ったこともあり、9名で行いました。

今回の作業はここまで。

最後に端切れを100円で販売しましたが、これが大盛況!
そのお金は次回以降の手芸教室で使用する布地の代金に
使わせていただきます。


次回は、6月5日(火)になります。
よだれかけを作り、袖と一緒に胴体に取り付け、
傘や杖、数珠を作成して『お地蔵さま』の手芸作品は完成を迎えます。
楽しみですね〜!



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NPO法人 夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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