2013年4月



『第1回 三鉄 駅からウォーキング』 2013/4/27


4月27日の土曜日。この日は「第1回 三鉄 駅からウォーキング」を開催しました!
9時40分に三陸鉄道盛駅に集合し、みどころであるお花見ウォーキングのコースや
来月から始まる「駅からウォーキング」の説明を行いました。

今回のコースは、「三鉄盛駅⇒盛川河川敷⇒吉野森公園⇒ ⇒天神山公園⇒富岡荘前⇒三鉄盛駅」
参加人数は16名。 ノルディックウォーキングのポールをお貸し、2名がお使いになりました。
参加費は保険料の50円。 お弁当を注文された方は保険料込みで500円です。 10時になり、駅前広場で準備体操を行って、いざ出発!
朝から曇り空、陽射しが出てきて小雨もポツポツ。 そんな春らしい陽気の中、開催しました。 昨日の雨風でが散りそうでしたが、何とか堪えた日となりました。
みどり歩道橋を渡り、盛川土手を歩きました。 ここで中井大橋にまつわるお話を1つ。 四隅みには4体の銅像があります。テーマがあり 「希望」「創造」「安らぎ」「調和」です。 東日本大震災により「希望」の銅像だけが 崩れ落ち撤去されてしまいました。 「希望」だけに早く取り戻してほしいところですね。
ここにはの木があり、濃いピンク色の花を咲かせていました! 比較的遅い時期に咲くになります。
この桜並木を歩くのは気持ち良かったですね。
ここで権現堂橋のたもとにある「槻の木」を説明しました。 江戸時代、長安寺の山門を欅の木を使って建築していました。 伊達藩の殿様が欅の木を御留木としたところ、 「この木は欅ではなく槻の木」と偽り、取り壊しを逃れました。 赤く紅葉するのは欅の木、黄色く黄葉するのは槻の木です。 しかし、欅の木と槻の木、実は同じ種類になります。
また、ここで盛町の由縁についてもお話ししました。 水沢市から歩いて十八里だったことで十八里宿と呼ばれていました。 十八は人生の盛の時期。名前が長いということもあり、 語呂合わせ的にこの地が盛(さかり)になったそうです。
ここから次の目的地「吉野森公園」を見にいきます。 綺麗に淡いの花を見事に咲かせ、美しい景色ですね♪
近くで見たの様子です。青い空にピンクの花びら。 花びらが風に舞い、幻想的な雰囲気でもありました。
お隣の吉野森神社に行き「奥州しだれ桜」を観賞しました。 大船渡市指定天然記念物のの木であり、樹齢400年だそうです。
神社の境内には「土俵」があります。相撲は神事であり、 今では珍しい存在だとも思います。 この小ささは子供たちの相撲が行われたことだと察しますね!
吉野森神社は高台にあります。 ここから立根川の桜並木が特に美しく、目に飛び込んできました。
吉野森公園のの木の下で10分間、休憩を取りました。 遊具で遊び、「久しぶりにブランコに乗った」「ブランコ得意!」など 子供の様に楽しまれていましたね。
青空に咲く、それだけで芸術的な美しさを感じます。 花びらの寿命は短く儚いこともその要因だと思います。
次に向かった先は「天神山公園」です。 そこにある「石川啄木の歌碑」をご説明しました。 「愁(うれ)ひ来て 丘にのぼれば 名も知らぬ 鳥啄(ついば)めり 赤き茨(ばら)の実(み)」
石川啄木は岩手県盛岡中学校3年の明治33年、 担任の富田小一郎先生に引率され、修学旅行に出発しました。 その一行は大船渡市盛町にも立ち寄られました。 そのことを記念して歌碑が建てられました。 碑文は、啄木の親友・金田一京助の筆によるものです。
そして「芭蕉の句碑」についても説明しました。 句碑は「はるもやや けしきととのふ 月と梅」 句碑はもともと天保15年に盛町の俳諧の方々が建立しました。 昭和51年4月に天神山公園にある天照御祖神社で火災があり、 芭蕉の句碑が焼けくだけ、下方だけが残りました。 文化遺産を後世に伝えるため、 平成元年に句碑を復元建立したものが隣にあります。
天神山公園の葉桜になりつつありました。
帰りはつづら坂を下りました。 ここにある椿の花は、赤くて大きくて強い存在感がありました。 さすが「大船渡市の花」シンボルです。
そして盛町商店街の中にある石川啄木の石碑に行きました。 ここは現在、富美岡荘になっていますが、 昔は「今野屋旅館」があり、明治33年の修学旅行の際、 お泊りされた旅館であり、啄木来遊百周年の石碑が建立されています。
11時40分頃、盛駅に到着しました!
皆様、お疲れ様でした! この後『SANEN』さんに注文したお弁当を召し上がり、 汁物を振る舞いました。運動の後のお食事は、 とっても美味しく感じますよね♪
皆でウォーキングの感想をお話ししながら お花見して歩いた余韻にひたりながら歓談しました。
盛町の由来や槻の木、石川啄木や芭蕉の句碑など 知ることができて、興味深かった感じがしたそうです。 また、歩かないと気付かないことも多いです。
それでは、参加者に感想を伺いましたのでご紹介いたします。
「来月からのイベント事前に調べて もっと質問出来ればと思います。これから宜しくお願い致します。」 「知人、友人が出来ることを願っています。」 「今まで住んでいて、大船渡市の本等も読んだ事はあったが、 まだまだ知らない事が多いんだな〜と思った。 地史とか歴史とか草花の名前とか、おしゃべりしながらの ウォーキングは楽しかった。今後は有名な神社寺院だけでなく、 道ばたの石碑や石仏の由来について知りたいと思う。」
次回からは、三陸鉄道南リアス線の各駅で下車して、 ウォーキングを行います。毎月第3土曜日の開催になります! 開催日:5月18日(土) 集合場所:三陸鉄道盛駅(11時10分に集合) 【参加費】300円(保険料+乗車券代)  お弁当は各自持参でお願いします。 雨の場合は翌週の土曜日に行います。 申込み締切:5月13日(月) 【三鉄列車移動】 「行き」11:30盛駅発車⇒11:36陸前赤崎駅 「帰り」13:11陸前赤崎駅⇒13:17盛駅到着 【ウォーキングコース】 陸前赤崎駅を下車して、11:40に赤崎仮設店舗で昼食後、 12:10から中赤崎被災地−大洞貝塚をウォーキングします。



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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