４月６日(土)、４月７日(日)の２日間、 『特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ』主催による 『第３６回 無料法律相談』を開催しました。
今回はお越しくださいましたのは、 東京都にある法律事務所の弁護士さん２名と税理士の方になります。
相談時間は、お一人約４０分間で行っております。 相談件数は２日間合わせて１件と少なかったでした。
会場は、カメリアホールの会議室で行いました。 初日のみになりましたので、開催した時間帯は１４時〜１６時。
『無料法律相談』の開催にあたっての周知は、 東海新報の新聞に広告を掲載し、復興ニュースにも掲載されています。 また、三鉄盛駅ふれあい待合室のブログ・ホームページでも 呼びかけていました。
４月という日常でも忙しい時期であり、 ３月２４日からは「法テラス気仙」が開所しました。 天候も悪く、なかなか厳しい環境ではありましたが、 被災地では区画整理が行われ、高台移転など 現実問題として様々なことが始まっております。
仮設住宅から本設へと移る中で、 新たな問題も出てくることと思います。
ＮＰＯ法人ヒューマンライツ・ナウが主催となって、 被災地で『無料法律相談』を行っております。 これからも開催し続けて参ります。 無料で弁護士さんが相談を行っておりますので、 お気軽にご予約してくださればと思っております。
それでは「法テラス気仙」についてご紹介します。 ２０１３年３月２４日（日）、大船渡市にオープンしました。 「法テラス気仙」では、岩手弁護士会と岩手県司法書士会の協力のもと、 弁護士・司法書士が相談に対応し、昨年４月に施行された「法テラス震災特例法」に もとづき、どなたでも無料法律相談を受けられるそうです。
今回の『無料法律相談』は件数が少なかったですが、 抱える悩みや問題は大きいものです。 少人数でも相談が行われ、話をしたことでこれから先の行動の助けになり、 救われる方がおります。専門家に話をするだけでも気持ちが楽になります。
今回は１件のみ。延べの相談件数は、２２５件になりました。
弁護士さんと税理士さんに感想を伺いましたので、 ご紹介したいと思います。
【弁護士さんの感想】 「今回は台風と重なり、 また近隣に法テラスが開設されたためか 相談件数自体は少なかったものの、震災以降 止まったままの三陸鉄道の運行が再開し、 徐々に活気が戻りつつある様子を見ることができ、 感慨にふけっていました。 町の復興だけでなく、 人々の悩みの解決にも長い時間がかかります。 法律相談に来るようになってから２年になりますが、 どんなに相談件数が少なかろうと、 また相談内容が一見簡単なように思えても、 根気よく継続していくことが大切だと実感しています。 今後は盛駅で相談者を待つだけでなく、 近隣の仮設住宅へ私たちの方から出掛けるなどの工夫を重ね、 皆様の御協力をお借りしながら続けていきたいと思います。」
「大船渡は今回で９回目となります。 今回は、盛駅がにぎわっており、 とても活気に満ちた雰囲気でびっくりしました。 ４月３日から三陸鉄道南リアス線が一部復旧となり、 ＪＲもバスの運行が始まっていました。 鉄道が復旧すると駅の雰囲気が一変するなと感じました。 復興への大きな一歩となることを願っています。 今回は相談件数は少なかったのですが、 内容はやはり震災にからんだ問題でした。 今後は、仮設住宅にこちらから出向く機会を増やすなど、 相談会のやり方もいろいろと考えていきたいと思います。 また来ます！」
【税理士さんの感想】 「今回、４回目の訪問をさせていただいた税理士の池田です。 今回は税金関係の相談はありませんでしたが、 今後も弁護士に同行するかたちで訪問させて いただきたいと思っていますので、 よろしくお願いいたします。 相談とは別ですが、 運行再開した南リアス線に乗車することができました。 一年ずつ復興している感じがうれしかったです。 被災された皆様には、 まだまだ大変な日々が続いていると思いますが、 税務に関する専門家として 今後も少しでもお手伝いできればと思っています。」
お越しくださいました弁護士さんと税理士の皆様、ありがとうございました。 相談者の方もご利用くださいまして、ありがとうございました。 アドバイスを頂くことで安心されたことと思います。 また相談することが発生した場合は、お気軽にご利用くださいね。
次回は４月２０日(土)、２１日(日)に『第３７回 無料法律相談』を開催します。 予約のお申し込みは、三陸鉄道盛駅ふれあい待合室にご連絡ください。
申込み先：三鉄盛駅ふれあい待合室 電話番号：０１９２−４７−３５４２