2013年5月



『第2回 三鉄 駅からウォーキング』 5/18


5月18日の土曜日。
この日は「第2回 三鉄 駅からウォーキング」を開催しました!
三陸鉄道を活用してのウォーキングです!今回の下車駅は【陸前赤崎駅】
11時10分、盛駅に集合し、ホームでウォーキングの説明と準備体操を行う。 列車が盛駅のホームに入線し、さっそく参加者が乗車されました。 11時30分に盛駅を出発!
11時36分「陸前赤崎駅」に到着しました!
今回のコースは、 『駅⇒大洞貝塚⇒田端観音堂⇒中赤崎仮設商店街(昼食)⇒ ⇒造船所⇒赤崎小学校跡⇒駅』
最初に向かった先は【大洞貝塚】 現在は野原のようになっていますが、歴史上たいへん貴重な存在の遺跡です。
国指定の貝塚であり、縄文時代の終り頃としては 最大級の貝塚といわれています。縄文時代晩期の土器型式である 「大洞式」が設定された遺跡として全国的に有名になっています。
鹿角製の釣針やモリなどの漁具、土器や石器、 食料とした貝や魚の骨などが見つかっています。 貝類はアサリを主体とし、魚類はサメ類・サバ・マグロ・ブリ・マダイなど。 哺乳類はイノシシ・シカ・イヌ・キツネなどで人骨も多数出土し、 当時の海の豊かさを今に伝えています。
歩いている途中に、伊達藩の偉い方が宿泊されたという 伝統と格式あるお家の前を通り、ちょっとだけ紹介しました。
次に向かったのは、その近くにある【田端観音堂】です。
田端観音堂は、気仙三十三観音の1つで23番札所になります。 毎月18日は縁日として開帳され、拝観できる日。 そして、お札を受け取りました。ありがとうございました。
次に行った【中赤崎仮設商店街】では、 西山商店の西山さんから震災当時の様子や対策などの お話を聞きながらブルーシートを広げて昼食にしました。
貴重なお話は「自分の地域は自分達で守ろう」と結成した「生形自主防災組織」と、 教訓としての「津波てんでんこ」。この言葉は明治三陸大津波のときに生まれ、 「津波の時は、てんでに一人で逃げろ」の意味です。 そして、訓練が大事だとおっしゃておりました。 この陸前赤崎には15mの津波がきました。
昼食のあとは【造船所】を眺めながらウォーキング! たくさんの漁船が製造され、様々な船が並んでいましたね。
次に【赤崎漁村センター】に行きました。 ここは「津波避難場所」に指定されており、 高台の場所にありますが、震災時は庭まで波がきたそうです。 当時、炊き出しが行われた場所にもなります。
その後、東日本大震災により被災し、 2012年7月24日に解体された【赤崎小学校跡地】を歩きました。
校舎はなくなりましたが校庭は整備され、 現在はグラウンドとして使われています。
13時11分、陸前赤崎駅発の三陸鉄道に乗車し、 盛駅へと帰ってきました。
参加者に感想を伺いましたのでご紹介いたします。
「よかったです。しばらくぶりで赤崎にきました。 田端観音は初めて見せて頂きました。 草花をたくさん見れた。自然の庭園、自然の花壇で 心が和み、慰められ、癒されました。」
「良かったです。楽しかった。初めてのところを歩きました。」
「観音様や貝塚などガイド付きで紹介や説明を聞きながらで楽しかったです。 三陸鉄道に乗る機会ができて良かったです。」
参加者は20名になりました!ありがとうございました。
これまで盛駅周辺で「ふれあいウォーキング」を開催してきましたが、 今回から三陸鉄道に乗車しての「三鉄 駅からウォーキング!」
ちょっと遠い大船渡市内にある史跡を散策し、地元の魅力を再発見できます! 歩かないと気付かない動植物や歴史的な建物、石碑などを見て感じ、 歩きながらのウォーキングです!ご参加くださいまして、ありがとうございました!
次回は、6月15日(土)に【綾里駅】で下車してのウォーキング! 【見どころ】は、不動滝綾里ダムを散策します! 参加費は400円(保険料・乗車券代)。 お弁当・お飲物は各自持参でお願いします。 11時30分、盛駅発の三陸鉄道に乗車して綾里駅に行きます。 申込み先は、三鉄盛駅ふれあい待合室までお願いいたします。



戻る







NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





inserted by FC2 system