８月５日の『夏休み お楽しみ列車』をご報告いたします。
三鉄盛駅ふれあい待合室の中には『三鉄早期復旧カンパ箱』があります。 その中に『２年間５００円玉貯金をしました』と書かれた封筒が入っていました。 金額は１０万円。御寄付ありがとうございます。 その寄付を三陸鉄道の応援で使用するための貸切列車であり、 『お楽しみ列車』という企画列車の運行となりました！
参加費は５００円。大人１８人、子供１６人の計３４名のご参加。 １０時に盛駅を出発し、すぐに参加者全員にお菓子をお渡ししました。
行きの列車内では、被災状況や各駅の見どころのご説明を行いました。 今回の報告では「陸前赤崎」についてお話ししますね。
「この駅前には大船渡市で最初に組織した「生形(おいかた)自主防災組織」 （１１０世帯３１０名）があります。 昭和３５年のチリ地震津波の被害を受け、平成７年の阪神淡路大震災から学び、 平成７年１１月に設立したそうです。 東日本大震災の大津波では９名の死者行方不明者を出しましたが、 他の被災地と比較しても少ない被災状況でした。 全世帯へ防災ザックを配布し、その中に懐中電灯・ラジオ・非常食等を入れ、 日頃から避難訓練を行っていた地域です。
しかし、その死者行方不明者の９名は、チリ地震津波の際、 １階は被災しましたが２階は大丈夫だったため、 今回は避難しなかった方々のようでした。」
理事長より手品が披露されました！ ヒモに通してある「輪」をヒモを手から離さないで外すという手品になります。 結構、反響があり、子供達は夢中になって楽しんでいました。
参加者全員に「飲むアイス」をお配りし、これがとっても好評♪ 大人も子供も喜ばれ、美味しいアイスを味わっておりました！
恋し浜駅では７分間の停車。ホーム降りて「幸せの鐘」を鳴らしたり、 待合室に入って、ホタテ貝絵馬の願掛けを御覧になられたりしていましたね。
ちなみに、有名人の方が書かれたホタテ絵馬が吊るされてあります。 福山雅治さん、志村けんさん、八神純子さん、千昌夫さんなどの方々になりますね。 お立ち寄りの際は、探してみてください♪
津波の威力により破壊された堤防も未だ残ったままになっています。
やがて吉浜駅に到着。時間にして１０時５５分。 ここでは、全員で記念写真を撮影しました。
また、部分開通イベント時に吉浜駅長を務めた志村けんさんの パネルがありますので、一緒に写真を撮られている方が多かったですね！
吉浜駅を１１時１０分に出発。 帰りの列車では「ビンゴゲーム」と「ジャンケン大会」を行いました！
ビンゴゲームは大人も子供も全員参加！ 数字を呼ぶ度に「あった！」「ないよ〜」と一喜一憂され、 親子で数字を確認しあったり、周りの人と番号を言いあったりと、 とても良い交流が生まれておりました。
ビンゴカードの穴が開くたびに興奮され、 楽しまれている様子が伝わってきましたね♪
次はジャンケン大会！子供達のみの参加で行いました。 ジャンケンは、愛知県からお越しくださいました山口さんにお願いしました。 ご協力ありがとうございます！
子供さん、どなたも真剣な様子で気合が入っています！ 勝つと元気いっぱいに喜び、目がキラキラしていたのが印象的でした。 勝ち残りで行い、景品は１位から５位までご用意しました！ １位になった子供さんです。おめでとうございます！
綾里駅にて２４分間の停車。 そこで「キット、ずっと２号」とすれ違いましたね。 まさかここで御覧になることができるなんてと皆様、 驚きとととも嬉しいご様子で、車内が賑やかになりました！
盛駅に１２時１０分頃に到着し『お楽しみ列車』は終了となりました。 ご参加くださいまして、誠にありがとうございました！
ひと夏の思い出、楽しい思い出、三陸鉄道に乗車した思い出など、 印象に残った『お楽しみ列車』となれば嬉しいですね。またのご利用をお待ちしております。
最後に参加者の感想をご紹介します。
「被災状況をみてまだ回復していないことを感じました。 今度乗るとき、どこまで回復しているのかを見たいです。 ２時間があっという間。孫２人が喜んでいました。また乗りにきたいです。」
「場所場所で説明され、分かりやすかったです。 子供たちが楽しめて乗れました。 またＢＲＴと三鉄を乗車して、陸前高田と大船渡の違いを 興味深くみてきました。子供がジャンケン大会で２位になりました。」
「恋し浜駅での停車が短かった。楽しかったです。また乗りたいです。」
「思った以上のおもてなしで、非常に楽しかったです。」
「三鉄に初めて乗りました。子供達が喜んでくれたので良かったです。」
