2014年1月



『第10回 三鉄 駅からウォーキング』 1/18


1月18日の土曜日。この日は『第10回 三鉄 駅からウォーキング』を開催!
参加費は保険料の50円のみ。今回参加された人数は、14名になりました!
今回は盛駅の周辺5kmを散策します。1月ということで『初詣ウォーク』ですね!

9時に三鉄盛駅に集合。準備体操を行い、9時25分頃、出発しました。
盛川の土手と河川敷を歩きました。風が弱く、それほど寒く感じませんでしたね。 ジョギングや犬の散歩されている方、部活動の練習など、多くの方とすれ違い、 挨拶を交わしながら歩きました。
みどころ1『吉野森神社』 鳥居をくぐり、急な階段を上ると『吉野森神社』があります!
ここには「奥州しだれ桜」「土俵」があります。 大船渡市指定天然記念物の桜の木であり、樹齢400年。 相撲は神事であり、今でも神社に残っているのは珍しい存在ですね。 「土俵」で相撲の真似をされる方も♪ ここでは毎年9月2日に相撲が行われるとこのことです。
神社で参拝し、少しお喋りをして過ごしました。 自然を観察すると、いろんな発見がありましたね!
「まつぼっくり」をたくさん付けた松の木です。 なぜ、まつぼっくりがこれほど付いているのかというと、 寿命が近くなると、このようになるそうです。[写真:左] また、桜の木の間から榊の葉が育っていました♪[写真:右]
大船渡消防署の裏の道を登り、天神山公園へと進みました!
みどころ2『石川啄木の歌碑』 歌碑「愁(うれ)ひ来て 丘にのぼれば 名も知らぬ 鳥啄(ついば)めり 赤き茨(ばら)の実(み)」
石川啄木は旧岩手県盛岡中学校3年の時(明治33年)、 担任の富田小一郎先生に引率され、修学旅行に出発しました。 大船渡市盛町にも立ち寄られたことを記念して歌碑が建立されました。 碑文は、啄木の親友・金田一京助の筆によるものです。
みどころ3『天照御祖神社』 コンクリート造りになっている珍しい建物です。 これは、昭和51年4月に火災にあったことで、現在の状態になりました。 ここは、お正月の参拝とお花見で賑わう高台にある場所です。 皆様、参拝され、全員で記念写真を撮りました。
みどころ4『松尾芭蕉の句碑』 句碑「はるもやや けしきととのふ 月と梅」 天照御祖神社が、昭和51年4月に火災になった際、 芭蕉の句碑が焼けくだけ、下方だけが残りました。 諸先輩の残された尊い文化遺産を後世に伝えるため、 盛町の俳諧の方々が句碑を平成元年に復元建立したものです。 [写真:左]が再建した句碑。[写真:右]が砕け残った句碑。
その後ろに「記念植樹」された美しい『白樺』があります。
みどころ5『法量山 洞雲寺』
<竜宮門> おとぎ話「浦島太郎」に登場する竜宮城に似た山門です。 白の漆塗りで、江戸時代から続く気仙大工の技術により建てられました。 家大工でありながら神仏仏閣の建設も手掛け、建具や彫刻までもこなす技能集団。 シンプルかつ繊細な造りで芸術性の高い建築技法が特徴です。 その存在感や佇まいに魅了され、圧倒されます!
<本堂> 山門をくぐると「本堂」が見えてきます。 中には、明治29年6月15日の「明治三陸大津波」の際、 約2万2000人の命をひとのみにし、気仙郡内の沿岸各町村では、 5678人が犠牲になりました。その霊を弔うため、 村別、世帯別、出身地ごとに、赤い漆による文字で丹念に名前が刻まれた 高さ2.7m、横1.45mの「大位牌」が安置されています。
<梅花観音> この場所には大きなモミの木が存在していました。幾度の落雷にあい、 その大木が割けたことで、その倒れたモミの木を材料にして、 『梅花観音』を造像し安置されました。
<鐘つき堂> 立派な鐘つき堂です!
みどころ6『東日本大震災犠牲者供養塔 観世音菩薩像』
東日本大震災犠牲者供養塔として建立されました。 土台には犠牲者各霊位として名前が刻まれています。 参加者はその方を思い、手を合わせたり、じっくり拝見されたりしていました。 津波の到達した高さと言われています。ここには『津波記念碑』もあります。
みどころ7『澤木興道老師最終行脚之地』
昭和を代表する日本の曹洞宗の僧侶。各地の道場を転々とし、 「移動僧堂」「宿無し興道」と称された曹洞宗を広めた人物です。 その最終行脚の地が、ここ大船渡市盛町になります。 教えはアメリカのスタンフォード大学にある曹洞禅センターにも受け継がれ、 アップル社を創設したスティーブ・ジョブズ氏にも影響を与えました。
みどころ8『旅の宿 啄木十五の夏』
明治33年7月23日。当時ここに建てられていた今野屋旅館に、 石川啄木ら一行が宿泊し、初めて見る海辺の町の旅情に触れたそうです。 啄木来遊百周年の記念碑として建立されました。
11時25分頃、三鉄盛駅ふれあい待合室へ到着! 一年の初めということで、『初詣ウォーキング』を行いました。 大船渡市内の神社を参拝し、お寺と観音様を拝見して歩きました。 また、石川啄木の歌碑や松尾芭蕉の句碑、 澤木興道最終行脚之地の石碑など、史跡を巡りました。 歩かないと気付かない自然の移り変わりや石碑など、 市内の魅力を再発見することができます! 会話のできるペースでみんなで歩きますよ♪
それでは、参加者の感想をご紹介します。
「吉野森神社に行っていなかったので、今回行くのでよかった!」 「悩んでいたけどリラックスすることができた。 みんなで歩くといいね。石碑をみただけて落ち着きました。」 「ふだん見過ごしていたところ、歩くことで 名所や旧跡を再発見することができて楽しかったです!」 「今まできたことないところをたくさん紹介して頂いて、 大船渡に3年通っていましたが、知らないことばかりで、 楽しいウォーキングでした。」
ご参加、ありがとうございました!
次回『第11回 三鉄 駅からウォーキング』は、 2月15日(土)に開催。参加費は、300円(簡単な昼食・保険代)。 9時に三鉄盛駅に集合。9時30分から12時まで行います。 みどころは「長谷寺」に行きます! ※お飲み物は、各自持参。 ※悪天候により中止の場合は、翌週の土曜日(2/22の同時刻)に行います。 申込締切:2月12日(水)(※事前の申込みが必要です) 申込先:三鉄盛駅ふれあい待合室 TEL:0192-47-3542



戻る







NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





inserted by FC2 system