2014年1月



『第5回 三鉄駅弁列車』 1/19


1月19日の日曜日。『第5回 三鉄駅弁列車』を開催しました。
参加費は2000円で駅弁・乗車券代。
今回の参加人数は、スタッフ3名を含み、41名になりました。


三陸鉄道盛駅の駅弁は、碁石給食さんのご協力を得まして、 海の幸が豊富な『いわて恵みづくし弁当』を使用しております。
お弁当は、「あわび蒸し貝がら付」「ホタテの煮つけ」「いくら」「牡蠣」 「さんまのハンバーグ」「玉子焼き」「三陸産めかぶ」 「ウニと黒米ごはん(ひとめぼれ米)」「しょうが甘酢漬け」になります。
12時に盛駅を出発!盛駅員のお見送りに 手を振り返している場面。貸切列車での運行です!
理事長がご挨拶され、列車の出発とともに 『いわて恵みづくし弁当』を皆様にお配りしました。 今回はお茶もご用意しました。
理事長が、三陸鉄道南リアス線の沿線の「観光地」「被災状況」「手品」「面白い話」など、お客様を楽しませようと盛り沢山の内容でおもてなし!
【綾里地区】 <綾里大権現> 綾里駅の構内には「綾里大権現」の倉庫があります。 悪魔祓いの権現様。1トンにもなる巨大な権現様を作り、 この倉庫の中に祀られています。若者20名も持ち上がらなかったそうです。 そこで、200kgの綾里大権現が作られました。 その権現様は、重機を使って夏祭りなどで舞いが披露されています。
<明治三陸大津波伝承碑> 明治29年6月15日に発生しました。その当時の様子を残すため、 明治三陸大津波伝承碑が建立されました。この場所は、港と白浜海岸の 双方から津波がぶつかり合い、「みちあい」と言われています。 その大津波の高さは海抜38.2mと記録され、電信柱に案内が掲示されています。 ゆっくりと運転され、車内からじっくり見ることができました。
【手品の披露】 驚きと拍手、笑いも起こる理事長の手品でした! ・紐に通した輪を指を外さずに輪を外す手品 ・トランプの数字が変わる手品 ・破った紙面が元通りになる手品 ・夫婦犬のスポンジから子供が産まれる手品
【恋し浜駅】 ここで7分間の停車になります。ホームに降り、 「幸せの鐘」「ホタテ絵馬の願掛け」をご覧になられました。 今は7000枚から8000枚と言われています。 有名人の「ホタテ絵馬」もありますよ♪
【三陸駅周辺】 ここには「浦浜サイコー商店会」という仮設商店街があります。 ちょうど窓から見えていますね!
ここには「三陸の園」という特別養護老人ホームがありました。 被災時67人が入所していた内、死者行方不明者54名(約8割)が 犠牲になりました。地震で建物が壊れるのではないかと中庭に避難したが、 その後、津波襲来まで高台へ移動するということはなかったと言われております。
【三陸縦貫自動車道】 現在、吉浜地区から釜石方面へ工事が行われております。 「三陸駅−吉浜駅」間で、橋がついにつながりました! この「吉浜道路」は仙台市と宮古市を結ぶ延長220kmになる 「三陸縦貫自動車道」の一部であり、大船渡市三陸町越喜来から 大船渡市三陸町吉浜を結ぶ3.6kmの自動車専用道路です。
【吉浜駅】 13時20分、吉浜駅に到着。 ホームと待合室には「みずき団子」が飾られていました。 「みずき団子」とは、ミズキの枝に食紅で色づけされた 色とりどりの団子を飾り、五穀豊穣を祈る小正月の行事になります。 団子のほかに、ミカンやスルメイカ、イカせんべい、 アワビの貝殻などなど、賑やかな感じになっていましたね♪
外にあるの枝には、春に向けて咲く準備が…。
駅前広場にて記念写真を撮影しました。志村けん非常勤駅長と一緒に撮影です!
東日本大震災やその後の様子が待合室に掲示してありますので、 じっくりご覧になられていましたね…。
吉浜駅を13時45分に出発!折り返して盛駅を目指します!
車窓からの景色は、美しい三陸海岸や越喜来湾をご覧になれるとともに、 破壊された防潮堤や盛り土の様子、重機が動き復旧工事の様子も 見ることができます。皆様、車窓の眺めもご堪能になりました。
復路は、夢ネット大船渡主催の町おこしイベント『ほら吹き大会』の ほら吹き話をお聞かせし、明るい笑い声が車内に響き渡っていました!
14時30分頃『第5回 三鉄駅弁列車』は盛駅に到着!終了となりました。 海の幸が豊富に入った少し贅沢な『いわて恵みづくし弁当』を召し上がられ、 楽しいひと時を過ごされたことと思います。 ご参加くださり、ありがとうございました!
参加者の感想をご紹介します。
「5年前までは宮古まで月1回で通っていましたので、 なつかしく感じ応募した次第です。美味な弁当と説明が良く、 心地よい一日をすごすことが出来ました。」
「普段は車なので久しぶりに汽車に乗ってとても気分良かったです。 弁当もおいしく戴きました。普段、中での仕事なので、 久々の海を見る事が出来、美しかったです。」
「仕事が休みで、ちょうどよい企画が有り、 駅弁列車が有ると参加してとても良かったです。 又、休みが重なって良い企画が有ったら参加したいと思います。」
「楽しい新年会になりました。初めてこういう会に参加する方、 この駅弁列車だから出席するという方、いろいろで良かったです。 ボランティア会員で毎回ご一緒しないのですが、 顔を会わすことができました。 また、三鉄のイベント列車を知らない方がおります。 もっとコマーシャルしてはいかがでしょうか? (私は津波前、何回か利用しています。)」
「今回は団体で参加しました。 裏方さん大変お世話様でした。ご苦労様でした。 機会がありましたら又、参加したいと思います。 大変ありがとうございました。車窓からの眺め、 2度目ですが津波の怖さをつくづく感じました。」
「大船渡に住んでいてもなかなか見る事ができなかった 被害状況を見る事ができて本当によかったと思います。 ガイドさんも頑張ってよくお話しして下さいました。 御苦労様でした。お弁当も量も程よくお味もよくてよかったです。 色々勉強になって参加して本当によかったと思います!!」
「震災の歴史のご説明と現地視察で、防災について考える 機会となりました。ありがとうございました。 海産物豊富なお弁当も大変感慨深く味わうことができました。 いろいろゴミの収集までのご配慮を賜り ほんとうにありがとうございました。」
「お弁当列車は初参加ですが、海の幸満載のお弁当は 美味しく頂きました。車内では、津波の語り部さんの説明で 当時の悲惨な状況がよく分かりました。復興していく街なみ、 浜辺の様子を車窓から眺めながら、旅を楽しませて頂きました。 恋し浜では孫の受験合格を願ってホタテ貝に記してきました。 お世話様でした。」
「このようなイベント列車は初めてです。沿線の様子 (震災時やその後の跡地などを詳しく説明して頂いたことにより)を 見ながらいろいろ考えさせられました。 海の幸弁当も美味しく戴きました。たいへん有意義なひとときを 過ごすことができました。企画された方々に感謝致します。 又、このような会がありましたら、 ぜひ参加したいと思います。有難うございました。」
「震災後、はじめて三鉄を利用させていただきましたが、 ガイドさんの説明があり、震災の時の様子を目のあたりにした様子で、 改めて痛く感じさせられました。お弁当もとても美味しかったし (海の幸豊富で)楽しく過ごさせて頂きました。ありがとうございました。」
「数年ぶりで三陸鉄道に乗せていただきました。 以前の時もとても楽しかったのですが、 今日はまたとても、とても楽しかったです。 岩城さんのお話は、すばらしい思い出となると思います。 また機会があったら乗車したいと思います。」
「二度目の参加で、お弁当も美味しく、期待以上の御馳走で 満足感一杯です。代表の岩城さんの震災の様子、その後の様々な 説明に今まで知らなかった事も知ることが出来、グループとしての 17名の参加だったので、親睦も出来、有意義な時を過ごす事が 出来ました。代表の岩城さんをはじめ、 これからも活動宜しくお願いします。皆様もお体、ご自愛下さいませ。」
「今回で5回目ですが弁当は美味しいです。 いろんな人と知り合い、お友達になれるので楽しいですね。 次々といろんな人が参加してくれればいいですね。」
次回の開催をご案内いたします。 『第6回 三鉄駅弁列車』 2月23日(日)11時45分盛駅発〜13時55分盛駅着 参加費:2000円(駅弁・乗車券代) 定員:40名(最低催行:15名) 申込締切:2/19(水) ※要申込み ※被災地ガイド付き <主催・申込み先・お問合せ> 三鉄盛駅ふれあい待合室 Tel:0192-47-3542



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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