2014年4月



第8回 三鉄駅弁列車 4/28


4月28日の月曜日。この日は『第8回 三鉄駅弁列車』を開催しました。
今回は「新型レトロ調車両」を貸し切って行いました!
参加費は2200円。駅弁と乗車券代になります。
参加人数はスタッフ2名を含めた53名。ご利用ありがとうございました。
盛から釜石まで南リアス線の全線で運行を再開して初めての「駅弁列車」です。

11時30分に盛駅を出発。雰囲気たっぷりの高級感が漂う 今注目の「新型レトロ調列車」の内容はこちら!
お配りしたお弁当は、碁石給食のご協力により、 「いわて恵みづくし弁当」になります。 その中身は「あわび蒸し貝がら付」「ホタテの煮つけ」「いくら」 「牡蠣」「さんまのハンバーグ」「玉子焼き」「三陸産めかぶ」 「ウニと黒米ごはん(ひとめぼれ米)」「しょうが甘酢漬け」などなど!
車内では、岩城理事長が観光地と被災地のガイドを行っています。
<陸前赤崎> 平成7年1月の阪神淡路大震災から学び、 駅付近に住む住民が「自分の地域は自分達で守ろう」と、 その年の11月に「生形自主防災組織」を結成。 そしてチリ地震津波が発生日付にあわせ、 自主的に避難訓練を積み重ねてきましたが、 東日本大震災発生時は「チリ地震津波の際はここまで来なかった。」として、 2階に避難された方9名が犠牲になりました。 この陸前赤崎には15mの津波がきました。
<綾里> ここには明治三陸大津波伝承碑があります。 明治29年6月15日午後8時7分頃に発生。 港と白浜海岸の両方から津波が押し寄せ、 ぶつかり合った際に、海抜38.2mの高さにまでなりました。 その記念碑と、38.2mの高さを表記された電信柱もあります。
また、駅前には重機で踊る大権現の倉庫があります。 この地方では昔から、悪魔祓いとし権現様を祀ってきました。 この地方では欠かせない重機を使った「綾里大権現」の権現様が 置かれている小屋があります。
<恋し浜> 開業した翌年、「小石浜駅」を新設。漁協青年部の皆様が、 養殖で採れる「ホタテ貝」を「恋し浜ホタテ」と商標登録を行い、 駅名変更も関係機関へ請願し、平成21年7月20日、 駅名が「恋し浜」へと変更になりました。
<甫嶺> 東日本大震災により、津波が線路を越えましたが、 線路の山側の方々は、線路があったから津波も弱まり、 被害が少なかったと言われています。
<三陸> 駅の近くは現在、越喜来小学校跡地になっています。 この校舎は全壊し、取り壊されています。 小学校の3階の裏側から市道へと続く避難路が設置されていたお蔭で、 東日本大震災の際はその避難路を使い、 生徒と教職員が全員無事に避難することができました。
<吉浜> 『津波石』昭和8年の津波の際、海岸から約200m押し上げられた石 (縦3.7m 横3.1m 高さ2.1m 重量30トン)を、後世に伝えるため 「津波記念碑」と掘って置かれました。その後の道路工事で埋没したと 思われる石が、今回の津波で現れました。発見した方々は、 こんな石を打ち上げる津波の威力、破壊力を後世に伝えたいと話しています。
<釜石> 今から150年以上前の江戸時代末期、日本で最初の 洋式高炉による近代製鉄発祥の地。
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理事長のマジックショーも好評で、笑い声と拍手が響き渡りましたね! マジックは「ヒモから輪が外れるマジック」「破った紙の再生マジック」などを披露!
マジックも駅弁同様にとても好評で、この「駅弁列車」の見応えの一つ!
お菓子も飲み物も持ち込み自由! ご家族でご乗車された方もおりました!楽しい思い出ができますように!
13時30分、盛駅に貸切の「新型レトロ調列車」が到着♪ 降車されたところで、全体の記念写真を撮影しました! 今回は、岩手県の奥州市・滝沢市・紫波町・盛岡市など遠方からの お客様も多く、三陸鉄道が注目されていることを感じました。 ご参加、ありがとうございました!
車内では感想を書いて頂きましたので一部、ご紹介しますね。
「美味しいお弁当ごちそう様でした。おもいもかけず、 友達と時間の共有出来るきっかけになり、又、乗って、 三鉄さんに、貢献出来て、久慈も行きたい心境です。 早く、盛から直行できる日を期待します。 今日はありがとうございました。 釜石で、ちょっと買物が出来たらもっといいと思いました。」
「今日は楽しい三鉄駅弁列車、ありがとうございました。 駅弁はとても豪華で美味しく頂きました。 お茶や手ぬぐいのお土産も頂き、感激しています。 前からこの三鉄のイベント列車に乗りたかったのですが、 土・日曜のイベントが多くて、私は、平日にしか 出掛けられないもので、今日は、月曜ということで参加できた訳です。 是非今後も平日でのイベント企画してください。 ガイドさんのお話も楽しかったです。ありがとうございました。」
「新型レトロ調車両がきれいで乗り心地良い。被災地ガイドの方も良かった。 一番は、ぜいたくなお弁当が美味しくて、最高!」
「初めて三鉄に乗らせていただきました。 “駅弁列車”とおいう事で、まず期待したのが、 私は食いしん坊なので、お弁当でした。期待以上の味と種類、 とても美味しかった。出来れば列車以外でも販売して欲しい。 列車は雰囲気のある落ち着いた色で気に入りました。 車窓からの今だ復興の最中の風景、元の生活に戻ること、 それ以上になる事を願っています。車中のお話も楽しかったです。 ありがとうございました。」
「三陸鉄道は初めて利用しました。このレトロ列車、及び三陸の 風景を是非見たくて参加しましたが、とても素敵な旅でした。 特に、3.11の説明をしながらの列車の旅で、それぞれの 風景に合わせ、説明を聞き、よく理解出来、震災に対する意識も 高まりました。お弁当も最高でした。一日も早く、 さらにさらに復興を願ってやみません。 これからも地域の発展のため、御祈念いたします。 ありがとうございました。」
「クウェートからの支援列車。ニュースではみましたが、 4/28今日乗れました。私も被災したが、少しでも 復興の役に立てれば喜ばしいです。私自身、 震災の年の7月から仕事をし、頑張っております。 三鉄駅弁列車、これからも続けて欲しいものです。 駅弁も大変美味しく食べたい気持ちにかられました。 今日はとても楽しい日でした。ありがとうございました。」
「三鉄列車はテレビでながめるものと思ってました。 友達の誘いで、参加する事ができ、皆に自慢したいと思います。 お弁当も大変、美味しく頂きました。孫達も是非、連れて来たいです。 案内する方も勉強したんだなと感心して聞き入り、 トンネルの数も忘れるくらい、楽しい三鉄の旅でした。 ありがとうございました。」
「本日はとても良い一日となりました。 まず立派な車両で、びっくりなかなか乗ることも出来ない列車で、 とても快適でした。それに美味しいお弁当も海の幸がいっぱい。 久しぶりに美味しく頂戴いたしました。実は今日は52回目の 結婚記念日で、お友達にお誘い頂き、参加させて頂きましたが、 最高の一日となりました。皆様のお蔭でとてもうれしく感謝して これからも健康で明るい家庭を過ごしたいものです。 ありがとうございました。」
「お弁当がすごくおいしかったです。あわびを煮た物は初めて食べました。 生より美味しいです。もう少しおやつがあるといいと思います。 地震、津波の話が聞けて良かったです。どんどん人を呼んで、 復興していければいいですね。少しずつでも前に進んでいるようで、 嬉しかったです。」
「盛駅が近くなりました。お弁当ごちそうさまでした。 運転手さんのやさしい笑顔と、いろいろの説明で、 楽しい帰りの時間で、右も左も工事現場で大変だろうと思いながら、 車内の大笑いの皆さんを見て、又、トンネル。 恋し浜に皆の健康を祈ってきました。」
次回の開催をご案内いたします。
『第9回 三鉄駅弁列車』5月25日(日) 11時30分盛駅発〜釜石駅折返し〜13時30分盛駅着 参加費:2200円(駅弁・乗車券代) 定員:48名(最低催行:20名) 申込締切:5/21(水) ※要申込み 新型レトロ調車両を貸し切って行うイベント列車! ※被災地ガイド付き
<主催・お申込み・お問合せ> 三鉄盛駅ふれあい待合室 Tel:0192-47-3542



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岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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