2015年4月



第20回 三鉄駅弁列車  4/27


4月27日の月曜日。『第20回 三鉄駅弁列車』を開催しました。
参加費は駅弁と乗車券代で2500円になります。お茶も付きます。
参加人数はスタッフ6名を含め49名。ご参加ありがとうございました。

新型レトロ調列車を使用した『三鉄駅弁列車』は、 11時25分に盛駅を出発!
乗車後、被災地・観光地ガイドをお願いしている 「大船渡おもてなし隊」の方々の自己紹介から始まりました!
その後、碁石給食ご協力の「いわて恵みづくし弁当」とお茶、 今回特別にご用意した「恋し浜マドレーヌ」をお配りました!
<いわて恵みづくし弁当> あわび蒸し貝がら付・ホタテの煮つけ・いくら・カキ・ さんまの竜田揚げ・玉子焼き・三陸産めかぶ・ ウニと黒米ごはん(ひとめぼれ米)・しょうが甘酢漬けなど。
海の幸が豊富に入った少し贅沢な駅弁です! 分かりやすい楽しいガイドを聞きながら召し上がっていただきました♪
<ガイドの様子>
・盛川を通過する際 「海からの津波よりも、 盛川を遡ってきた波により被害にありました。」
・三陸鉄道南リアス線について 「三陸鉄道南リアス線の車庫に3両停車していましたが、 95cmの津波が襲い車両のエンジン部が浸かり使えなくなりました。 盛を出発していた1両の列車は、吉浜−唐丹間にある 鍬台トンネルの中間地点で緊急停車したことで助かり、 1両だけ残りました。奇跡の車両と呼ばれています。」
「現在、クウェート国から南リアス線に 新型一般車3両と新型レトロ調車1両の計4両の 支援をいただき、運行再開することができました。」
「盛−釜石間は36.6キロあります。 19のトンネルを通過します。トンネルを抜けると 三陸海岸の美しい景色が広がります。」
「三陸鉄道カラーの白は誠実。赤は情熱。青は海を意味しています。」
・赤崎駅付近 「震災発生時に漁村センターに多くの方が避難されました。 赤崎小学校は解体され、跡地はサッカーグラウンドになっています。 現在、山を崩して新しい赤崎小学校が建つ予定です。 それまで蛸ノ浦小学校へで一緒に勉強されています。」
この写真の少し高い場所にあるのが漁村センターです。 手前にみえるのは中赤崎仮設商店街になります。
・綾里駅付近 「綾里といえば権現様。正月やお盆にガガニコニンと 悪魔祓いを行います。綾里駅の構内には保管庫があり、 大型客船の寄港時や大きなお祭りが行われる際に、 200キロの頭の綾里大権現様が舞いが披露されています。」
「災害公営住宅が建築され、仮設住宅を出た方もいますが、 離れ離れになった為、コミュニティーの形成が問題になっています。」
「明治三陸大津波が発生時、白浜海岸と港の両方向から津波が押し寄せ、 ここでぶつかり合い、海抜38.2mの高さになまでなりました。 その高さを知らせる電信柱と後世に伝える記念碑があります。」
・恋し浜駅付近 「車両が傾いて停車していますがカーブしている所に 駅が新設されたため傾いています。 今は恋し浜駅になっていますが、 地元からの要望で名称が「恋し浜駅」に改称されました。 ここの小石浜は「恋し浜ホタテ」で有名です。」
・甫嶺駅付近 「三陸越喜来の小学校が被害を受け解体されました。現在は建築中です。 甫嶺駅の近くにある小学校は被災しませんでした。 越喜来小学校の生徒は現在スクールバスで通学し、 甫嶺小学校で授業を受けています。」
「かつては今出山金山があり、賑わった場所でした。」
・三陸駅付近 「三陸自動車道が現在越喜来までつながっていますが、 年内には吉浜まで通れる予定です。」
・吉浜駅付近 「吉浜はキッピンアワビが有名。 アワビの燻製を中国へ輸出している高級食材!」
「明治三陸大津波で被災し、村長が高台への移住を働きかけたことで、 東日本大震災の被災の影響が少なかった奇跡の集落と呼ばれています。」
<南リアス線沿線で一番美しい景色の吉浜湾>
・唐丹駅付近 「ここは昭和30年まで大船渡・陸前高田・住田と同じ気仙郡でした。 その後、同じ気仙郡の大船渡市にはならず、 現在は釜石市になっています。」
「唐丹・平田間にある石塚トンネルは4670mあります。 南リアス線で一番長いトンネルです。」
・平田駅付近 「1992年(平成4年)に、三陸・海の博覧会が開催された場所です。」
・釜石駅付近 「SL銀河の運行が、4月25日(土)から始まりました。」 「ラグビーのワールドカップが釜石で2019年秋に開催されます。 また、初めて洋式高炉が作られ、近代鉄産業の始まりである 橋野高炉跡を世界遺産の登録へと活動が行われています。」
「イオンタウン釜石」東日本大震災被災地に イオングループ初出店となる2014年3月14日にオープンしました。」
釜石駅を折り返してからは、海側と山側の座席を入れ替えました。
そして「大船渡おもてなし隊」による踊りが元気に披露されました! 【お米ありがとう音頭】【三陸大船渡】【さくら音頭】など、 御目出度い衣装を着て賑やかに踊られ、笑顔の広がる楽しい雰囲気に♪
ときには唱歌の「汽車」「故郷」など、 参加者と一緒に歌われる場面もありました!
甫嶺駅から乗車されたお客様と手を振ってお別れです。
皆様、2時間ちょっとの小旅行気分を味わい、 美味しい駅弁を召し上がりながら、ガイドや踊り、 美しい三陸海岸の景色を堪能され楽しまれました!
『第20回 三鉄駅弁列車』は、盛駅へ13時25分に到着し、 終了となりました。ご参加ありがとうございました!
感想を伺いしましたのでご紹介します。
「お弁当列車、南三陸リアスに初めてのりました。 ゆっくりおいしい弁当たべながら ながめながらとゆったり気分で過ごしました。 ありがとうございました。」
「お天気も最高、ながめ最高、海の色も もう夏を思わせ美しく、三陸の海の素晴らしさを 満キツしました。おべんとうもおいしかったです。」
「弁当もおいしく、景色もすばらしく 短いながらもいい旅でした。」
「駅弁がとてもおいしかったです。 また食べたい駅弁だと思いました。 とても楽しかったです。 また三鉄駅弁列車に乗りたいです。」
「帰りの踊りが最高でした!! 駅弁も美味しく、楽しい時間でした。 ありがとうございました。」
「初めての参加で弁当もおいしく楽しかったです。 また機会があったら家族で参加したいと思います。」
「お天気に恵まれて、盛岡からの 友達と楽しいひとときを過ごさせていただきました。 お弁当も、とってもおいしかったです。 お話も地元にいてもわからない事を説明していただき、 大変よかったです。短時間でしたが、 機会があったら又、参加したいです。 お世話になりました。」
「沢山のおもてなしを受け、 大変楽しい思い出になりました。 満足のいくお弁当や座席の交換 そして楽しそうに踊る人、 見ている私も笑顔になりました。 機会があったらまた来たいと思います。」
「甫嶺の沢田さんに誘われて親子で乗車しました。 お弁当は美味しいし、ガイドさんも話上手で そうこうしているうちに踊りが出てくるし最高でーす。 手拍子で盛り上り良かったです。 又、次の機会を楽しみに!」
次回の開催をご案内いたします。
『第21回 三鉄駅弁列車』 <日付> 5月29日(金) <集合> 11時に三鉄盛駅 <時間> 11時25分盛駅発〜釜石駅折返し〜13時25分盛駅着 <参加費> 2500円(駅弁・乗車券代) <定員> 48名(最低遂行20名) <申込締切> 5月22日(金) ※事前の申込みが必要 食べ物・飲物の持込み自由! ウニの炊込みご飯、ホタテ・アワビ・イクラ・カキ・ ワカメ・サンマハンバーグが入った少し贅沢な駅弁を 召しあがります♪新型レトロ列車を使用! 観光地・被災地ガイド付き!
<主催・申込先・問合せ先> 三鉄盛駅ふれあい待合室 電話番号:0192−47−3542



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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