2015年10月



第27回 三鉄駅弁列車  10/25


10月25日の日曜日。
この日は『第27回 三鉄駅弁列車』を開催しました。
参加費は2500円で駅弁と乗車券代になります。

今回は、住田町の川口老人クラブの団体43名と 一般のお客様7名で、満席の駅弁列車となりました! ご利用ありがとうございました。
盛駅の駅弁は、碁石給食様のご協力により 『いわて恵みづくし弁当』をご提供しております。
内容は、あわび蒸し貝がら付・ホタテの煮つけ・いくら・ カキ・さんまの竜田揚げ・玉子焼き・三陸産めかぶ・ ウニと黒米ごはん(ひとめぼれ米)・しょうが甘酢漬けです。 様々な海産物がたくさん入っている豪華な内容で、 大好評となっています!
『駅弁列車』は、11時25分に盛駅を出発! いつも「新型レトロ調車両」を使用しています。
主催であるNPO法人夢ネット大船渡の岩城理事長と、 団体でご利用になられた川口老人クラブの会長がご挨拶され、 その後、駅弁とサービスのお茶を皆様へお配りしました。
そして岩城理事長による被災地・観光地ガイドが始まりました。 各場所毎に津波の歴史や東日本大震災の被災状況、 復興具合や史跡・観光地について分かりやすく説明されました。
参加者は三陸海岸の絶景と復旧工事の様子をご覧になりながら、 海の幸いっぱいの美味しい「いわて恵みづくし弁当」を いただきながら会話も弾み、楽しそうに過ごされてました。
ガイド内容の一部をご紹介します。
<生形自主防災組織> 駅付近に住む住民が「自分の地域は自分達で守ろう」と、 平成7年1月の阪神淡路大震災から学び、 その年の11月に「生形(おいかた)自主防災組織」を結成されました。 懐中電灯・ラジオ・非常食などを入れた防災ザックを配布し、 自主的に日頃から避難訓練を積み重ねてきましたが、 東日本大震災発生時は、 「チリ地震津波の際はここまで来なかった。」として、 2階に避難された方9名が犠牲になりました。
<綾里の災害公営住宅>
<綾里大権現> 倉庫の中には重さ1トンの獅子頭が保存されています。 また200kgの獅子頭もあり、こちらはお祭りなどに登場し、 重機によって踊る日本一の権現様となっています。
<明治三陸大津波伝承碑> 綾里駅から徒歩10分の場所に石碑があります。 三陸鉄道の車窓からも見えます。 明治29年6月15日に発生し、犠牲者は1350人にもなりました。 津波の高さは38.2mにもなったと記録されています。
「恋し浜駅」では、7分間ほど停車。 現在、待合室には約25000枚以上になる 「ホタテ絵馬」が吊るされてあります。 恋愛のパワースポットですが、 様々な願い事をホタテ貝に書き、 願掛けが行われています。
また、ホームには「幸せの鐘」があります。 ひと鐘ならせば、幸せが訪れると言われています。
「恋し浜駅」のホームには、 クウェート国の支援により設置されたスロープがあります。
<甫嶺駅付近> 防潮堤の復旧工事が行われています。 三陸鉄道が高い場所を走行しており、 それが第二の堤防となって、線路を挟んで海側は 渦を巻いて被災され、山側が被災を免れました。
<甫嶺-三陸間> 防潮堤の復旧工事の様子がご覧になれます。
<三陸駅付近> あの大津波に耐えたポプラの木があります。 今も生きていて、元気をもらう存在となっています。
<三陸の園> 三陸駅付近には「三陸の園」という 特別養護老人ホームがありました。 被災時は、67人が入所していた内、 死者行方不明者54名(約8割)が犠牲となりました。 地震で建物が壊れるのではないかと 中庭に避難されましたが、その後、 津波襲来まで高台へ移動するということは なかったといわれています。
<吉浜のつなみ石> 駅から徒歩45分の場所にあります。 昭和8年3月3日に発生した昭和三陸大津波により、 200m先の海岸から打ち上げされた重さ30トンにもなる 巨大な石。昭和50年代に行われた道路工事により 埋められていたのが、今回の東日本大震災によって 地上に顔を出したのが、吉浜の「津波記念石」です。
<鍬台トンネル> 全長は、3907m。東日本大震災の発生時、 このトンネル内で急停車したことで 被災しなかった車両があります。 その車両は『奇跡の車両』と呼ばれ、 今も三陸鉄道南リアス線で運行しています。
<吉浜-唐丹間の絶景ポイント> 日中は列車が徐行運転する場所であり、 景色を存分に堪能できるポイントがここです!


<唐丹駅> ホームの柱には津波到達地点が記録されています。 ここまで津波がきました。
<唐丹小学校跡地> 車窓からは被災し解体された唐丹小学校の跡地が見えます。
<釜石大観音> 高さ48.5mあります。入館料は一人500円。 平田駅の車窓から見ることができます。
<火力発電>
12時25分に釜石駅へ到着。 ここで山側と海側の座席を交換しました。 折返し出発したのは12時35分。
復路では、岩城理事長による夢ネット大船渡が開催していた 「ほら吹き大会」による地域起こしの笑い話、 マジックショーなどを披露されました!
今回は川口老人クラブの方々による団体のご利用もあり、 希望に合わせてカラオケも行いました! これが大盛り上がり!踊り出す方もいて、 最高に楽しい時間となりました♪
また、特別に「ジャンケン大会」も行いました! 勝者5名様までの景品は、 盛駅オリジナル商品の数々をご用意しました!
全員参加で興奮された方が多く、大いに楽しまれました♪ 最後まで勝ち残った勝者には景品を贈呈!おめでとうございます!
最後まで賑やかで笑い声の響き渡る 元気で楽しい2時間の小旅行を満喫されました♪
盛駅には13時22分に到着し、 ホームにて記念の集合写真を撮影しました。 ご参加ありがとうございました!
参加者の感想をご紹介します。
「お弁当が美味でした。○十年ぶりに三鉄に乗りました。 三鉄開通の時、列車の前で写真撮影したのを思い出します。 楽しいひとときを過ごさせていただきました。 ありがとうございました。」
「私は前から駅弁列車にのって見たいと 思っていました。私は海の幸本当に 色々な物を食べてよかったです。 広田の方にも色々食べ物が 沢山有りましたけれどもよかったです。」
「今日で2回乗車してもらいました。 今度もたのしい日でした。 ほんとにありがとうございました。 これからも三鉄のはってんを 御祈り致します。」
「初めて参加させていただきました。 ほんの片道1時間の間に色々ガイドさんが お話し下さり、ほどよいアルコールも相まり 楽しかった様です。来年から老人クラブの 仲間入りので、機会があったらぜひ 又参加させて頂きたい思いました。 皆さん頑張って下さい。」
「昨年も今年も参加しました。 私はまだ老人会ではないんですが、 地区のみなさんに声かけてもらい、 参加しました。昨年はお昼ごはんは 別の所で食べました。 今年は駅弁列車さいこうです!! もっとたくさん乗って楽しみたいと思います。 今度はこたつ列車に乗ってみたいで〜す?? 今日はとても楽しかったです。 ガイドさんもお姉さん、お兄さん達もいいですネ。 三陸列車バンザーイ!!ありがとうございました。」
「三陸の色々な事が分かり良かったです。 天気もよくて海もきれいでした。 3.11から、自然が戻っているのを見ると、 すごいなと思いました。」
「お弁当おいしかったです。 ながめも良く、岩城さんの説明も その所々の私たちにはわからない いろいろな事をお話して下さいました。 ありがとうございました。 また、乗りたいと思います。(友だちと?) 今日は天気も良く、ながめも良く、 お話も良く、とっても楽しい一日でした。 歌っこも歌いたかったのですが、 今別の時のお楽しみにしたいと思います。 350才のおばあちゃんにあやかって… 元気でいましょう。今日は私のバースデーでした。 楽しい一日をありがとうございました。」
「ガイドさんの案内、他とにかく最高でした。 良い思い出になります。ありがとうね。」
ご参加ありがとうございました!
次回の開催をご案内します。
『第28回 三鉄駅弁列車』 <日程> 11月28日(土) <時間> 11時25分盛駅発〜釜石駅折返し〜13時25分盛駅着 <集合> 11時00分に三陸鉄道盛駅 <参加費> 2500円(駅弁・乗車券代) <定員> 48名(最低催行20名) <申込締切> 11/20(金) ※事前の申込みが必要 <内容> 楽しい観光地ガイド付き! 食べ物・飲物の持込み自由 新型レトロ調列車を使用! 大人気の『いわて恵みづくし弁当』をいただきます♪
<主催・申込先・問合せ先> 三陸鉄道盛駅ふれあい待合室 電話番号:0192−47−3542



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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