2016年2月



第32回 三鉄 駅からウォーク  2/20


2月20日の土曜日。
この日は『第32回 三鉄 駅からウォーク』を開催しました。
今回は【綾里駅】から明治三陸大津波伝承碑や、
野々前漁港まで散策する約6kmのコースです!
参加費は450円で往復乗車券代と保険料になります。
22名がご参加されました。

<開催の目的> @参加者の健康増進 A三陸鉄道南リアス線の沿線にある史跡・観光地巡り B三陸鉄道の乗客を増やす事
参加者は、盛駅を9時13分出発の三陸鉄道へ乗車。 目的地の綾里駅には9時25分に到着しました。
駅前広場にてトイレ休憩・準備体操を行ってから ウォーキング開始です!
最初は沿道の権現様を彫刻されている尾坪さん宅前や、 花輪菊久蔵翁宅前を通り、明治三陸大津波の 高さを記録された電信柱のプレートを拝見しました。 その高さは38.2m。 明治時代の大津波は、港と海岸の両方向から津波が押し寄せ、 ぶつかり合った波の高さが38.2m。甚大が被害がでました。
<電信柱:明治三陸大津波の水位> 震災は忘れた頃にやってくる 明治29.6.15 38.2m 明治三陸大津波水位表 三陸町
そして『明治三陸大津波伝承碑』へ行きました。
<明治三陸大津波伝承碑> 駅から歩いて約10分。旧・綾里村に壊滅的被害をもたらした 明治三陸大津波(明治29.6.15)の惨状を永く後世に伝え、 地域住民の戒めとする為に建立。 綾里村では296戸が流失・全・半壊した他、 田畑の塩水冠水で、米・麦の収穫不可能に陥りました。 漁船175隻が流失・破壊され、鮪建網四カ統、鮪流し網23反、 鰯網5反、小魚網13反も流失する等、生活手段も壊滅的な被害。 溺死1350人は綾里村誌の記述によるもので長林寺の過去帳を基に記述。 綾里湾から白浜海岸に侵入し、南方の谷間を遡ってきた津波が、 この小峠を越え、港湾から侵入してきた津波と連結するに至り、 波の高さは38.2mにもなりました。
ここで、津波の恐ろしさをそれぞれ話し合いました。 過去の津波被害の歴史は1回ではなく何回もあります。 東日本大震災も大きい津波ではありましたが、 リアス式海岸の湾の地形や震源地の場所により 津波発生の方向などで、被害の大きさは変わります。 過去の様々な津波の発生日に合わせて 避難訓練を行えば、その時の津波のことを考え、 規模が違う津波があることを把握し、 今後の津波発生で避難する際にも 意識できるのではないかと思っております。
その後、野々前漁港へ向けて歩き出しました。 沿道には大きな椿の木があり、赤い花を咲かせていました。 今の季節を実感する、ステキなひと時でした。
道の途中で見事な「フクロウの石像」を発見!
まもなく「野々前漁港」に到着。 15分間のトイレ休憩を取りながら、ここでのんびり過ごしました。 漁師の方からは、津波の高さが岸壁のどこまで来たのか教えて頂きました。
漁港には「24時間テレビから寄贈された船」が数隻ありました。
綾里駅へ戻ってきたのは11時35分頃。 少し時間がありましたので待合室で寛ぎました。
綾里駅を11時44分に出発。盛駅には11時55分に到着。 これにて『第32回 三鉄 駅からウォーク』は終了となりました。 皆様、ご参加ありがとうございました!
次回の開催を御案内します。
『第33回 三鉄 駅からウォーク』 <日程> 3月26日(土) <集合> 8時30分に三陸鉄道盛駅 <時間> 9時13分盛駅発〜三陸駅〜11時50分盛駅着 <申込締切> 3/23(水) ※事前の申込みが必要 <参加費> 600円(保険代・往復乗車券代) <持ち物> 飲み物 <内容> 沿線の史跡巡り!地元の魅力再発見!健康増進! 3月は三陸駅からウォーキングします♪ 【三陸駅】三陸大王杉・ど根性ポプラ・未音崎湾望台などを散策!
<主催・申込先・問合せ先> 三陸鉄道盛駅ふれあい待合室 電話番号:0192−47−3542



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岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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