2016年11月



第80回 無料法律相談  11/13


11月13日の日曜日、『第80回 無料法律相談』を開催しました。
主催は認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウで、東京の団体になります。
地元であるNPO法人夢ネット大船渡が協力しています。
主に会場の確保・新聞記事や広告の掲載、チラシ・ポスターの作成や掲示など、
広報や受付を行っています。

今回は弁護士1名、税理士1名がいらっしゃいました。
相談会場は「三陸鉄道南リアス線運行部」の 会議室をお借りして行いました。今回の相談件数は2件。 震災の年の2011年10月から続けていますが、 今回の件数を含め、延べの相談件数は360件になりました。
弁護士さんと税理士さんから感想を伺いましたのでご紹介します。
「2年振りに大船渡の相談に来させていただきました。 仮設住宅からの移転が進んでいるようで、安心しています。 大船渡の復興を心より祈念いたします。」
「弁護士に同行し参加させていただいた税理士です。 毎回40分と時間を区切ってご相談を受けさせていただいて おりますが、ご相談の中にはその時間では解決の方向性が 決まらなかったり、新たなお悩みが生まれる場合もあります。 ご相談には複数回お越しいただいても問題ありませんので ぜひこの相談会を積極的にご利用いただければと思います。」
東日本大震災から5年8ヶ月が過ぎました。
今でも復旧・震災から復興するには道半ばであり、 まだまだ時間が必要と感じています。 災害公営住宅が完成し、仮設住宅から移り住んでいる方もおります。 小学校や中学校の校庭に建てられた仮設住宅は解体され、 校庭として利用するには整備を終えてからになります。 それでも仮設住宅は完全になくなってはいません。 今でも生活されている方がいます。 そして、復興といえるのは一部になります。 それぞれの心の復興、被災の記憶や気持ちまで 復興したわけではありません。
大船渡市最大の仮設商店街「おおふなと夢商店街」は、 本設に向けて工事が始まります。 「大船渡屋台村」は延長が続いていましたが、 今年度で終了となるそうです。 「地の森八軒街」も3月末までとのこと…。 三陸町の「三陸サイコー商店会」は仮設商店街ごと本設されました。
今でも山を崩して高台の防災集団移転へ向けた工事が行われています。 浸水地で嵩上げされた土地の整備工事も行われています。 防潮堤の建設はだいぶ進みましたが、全ての完成には至っていません。 復旧工事は5年以上が経過しても終了とはなっていません。
それでも被災地である大船渡は、他の被災地と比べると 復旧・復興へ向けて進んでいるように思います。
これから先へ進もうとすれば課題にぶつかることがあります。 課題はその状況ごとに変化していきます。
震災に関係があってもなくても相談は可能です。 誰にも相談することができないお悩み、または、 お話しするまでもないと思い込んでいる事など ありましたら、この法律相談の機会をご利用ください。
『無料法律相談』は何回でもご利用することができます。 どんな些細なことでも構いませんので、 何でもお気軽にご相談して頂ければと思います。 ご利用をお待ちしております。
これまでずっと課題を抱えていただけに、 専門家へお話しすることで気持ちが楽になりますよ。 解決への方向性を導いてくださることと思います。 相談を終えた方は「相談してよかった」と 笑顔の方が多かったです。
次回の開催をご案内いたします。
『第81回 無料法律相談』 主催:認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ 協力:NPO法人夢ネット大船渡 <日時> 12月18日(日) 10時〜13時20分 <内容> 日常のささいな困り事など 何でもご相談いただければと思います。 相談時間は40分間。訪問相談も承ります。 お気軽にどうぞ! ※事前のご予約が必要
<ご予約先・お申込み先> 三陸鉄道 盛駅 電話番号:0192−47−3542



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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