11月19日の土曜日。
この日『第40回 三鉄 駅からウォーク』を開催しました。
参加費は600円で保険料と往復乗車券代になります。
今回は17名が参加されました。ありがとうございました!
このイベントの目的は、
沿線の史跡を巡って地元の魅力を再発見すること。
歩いて体を動かす健康増進。そして三陸鉄道の利用促進などです。
今年度は年間に開催する「駅からウォーク」で、
8回以上参加された方に完歩証の表彰を行い、贈呈品を差し上げます。
(年間完歩証チャレンジ実施中!)
今回は【三陸駅】からウォーキングします。
コースは当初の予定を少し変更し、
泊の六地蔵・未音崎湾望台を散策してきました!
三陸大王杉は道路が工事中により
行くことができなくなっていました。
≪三陸大王杉≫
駅から徒歩5分。
大船渡市指定の天然記念物であり、
樹齢約数千年といわれています。
越喜来地区の成立と歴史を見てきた生き証人であり、
地区のシンボルとして存在。
落雷により損傷しながらも修復を受け続け、
八幡神社の境内で大切に守られています。
その場所は神聖な雰囲気が感じられます。
9時13分に盛駅を出発する三陸鉄道へ乗車。
三陸駅には9時42分に到着しました。
駅前広場にて休憩・準備体操後、
9時55分にウォーキング開始!
天気予報では午前の降水確率が50%。
10時頃から降り出す予報にはなっていました。
駅前からガードを通って新山神社前を通過し、
小枝柿の原木といわれている柿の木を眺めながら、
泊地区にある六地蔵を目指して歩き始めた10時30分頃、
雨がポツリポツリと降ってきました。
天気予報通りだなと覚悟はしましたが、
雨はすぐに止みましたので、よかったです。
秋の終わりから冬にかけての
寒い時期に咲く花『サザンカ』がキレイですね♪
途中で薪を見かけました。薪ストーブ用ですかね。
もう季節は冬…だいぶ寒くなってきました。
木造で出来た『結の橋』があり、渡ってみました。
歩くことで植物の季節の移り変わりを感じることができます。
また、石碑や神社・お寺など様々な発見もあります。
体を動かして健康を目指しながら楽しくウォ―キングしています♪
泊地区ある『六地蔵』に到着しました。
周辺の民家は津波で流されましたが、
六地蔵には被害なく無事にありました。
次に向かった先は『未音崎(みねざき)湾望台』です。
越喜来湾を見下ろす高台に、石碑が一つ置かれています。
もともとは、津波で今も行方が分からない方の両親が、
娘をしのび別れ場所に置いたものです。
≪未音崎湾望台≫
越喜来湾を一望できる場所に「未音崎湾望台」が
2015年に完成。越喜来地区の新しい観光スポットです。
東日本大震災の犠牲者(北里大学の犠牲者も含め)
90名への鎮魂・祈りの場所。そして、
この地を訪れた方にステキな越喜来湾を
眺めて頂けるようにと設けられました。
慰霊塔もあります。
祈りなどが書かれた石が備えてありました。
ここで少し休憩をとり、
『未音岩(みおといわ)』の前で記念の集合写真を撮影!
≪未音岩≫
大きい岩が約12トン小さい方が6トンあります。
この公園から泊方面に約300m行った処の海岸にあった
巨岩の一部を運んで設置されました。
巨岩から7〜8mの海面には亀石があり、
岸の巨岩の割れ目には二本の松が寄り添って
生えていて、地元では夫婦松と呼び、
大変親しまれていました。
東日本大震災の津波により岩の割れ目が広がり、
二本の松とも生き残れませんでした。
巨岩は防潮堤用地内にあったため、砕いて取り除くこととなり、
地域では巨岩と夫婦松を偲び、巨岩の一部を運び、
夫婦松の替わりに未音岩(夫婦松)として設置しました。
『三陸大王杉』は工事中で行くことが出来ないし、
雨の心配もありましたので、予定を早めて、
11時23分に三陸駅を出発する列車へ
乗車することに変更し、三陸駅を目指して歩きました。
三陸駅へ到着すると、
職員の方から『柿の葉茶』のサービスが…!
お心遣いありがとうございました!
11月6日(日)に三陸駅のホームへ設置された
名物『柿のれん』を眺めながら、三陸鉄道へ乗車。
≪ころ柿の柿のれん≫
冬の訪れを告げる風物詩。大船渡市観光物産協会が主催し、
三陸直売組合、三陸鉄道南リアス線運行部が協力して
3000個のころ柿を設置。一か月後に回収されるとのこと。
元旦の特別列車『初日の出号』で振る舞われる予定。
ころ柿には触れずに美味しくなるよう見守ってくださいね!
盛駅には11時50分に到着し、
『第40回 三鉄 駅からウォーク』は終了となりました。
すると、本格的に雨が降り出してきました。
ご参加ありがとうございました。
次回の開催をご案内します。
『第41回 三鉄 駅からウォーク』
<期日>
12月10日(土)
<集合>
8時30分に三陸鉄道盛駅
<時間>
9時13分盛駅発〜平田駅〜15時25分盛駅着
<参加費>
1,050円(保険料・往復乗車券代)
※入館料500円は別料金
<持ち物>
弁当・飲み物
<申込締切>
12/7(水) ※事前のお申込みが必要
<内容>
沿線の史跡巡り!地元の魅力再発見!健康増進!
【平田駅】釜石大観音を散策(約6km)
≪釜石大観音≫
1970年(昭和45年)4月に
釜石市内の施主、明峰山石応禅寺(曹洞宗)によって
大平町鎌崎半島に建立されました。
その趣旨は観世音菩薩の慈愛により幽界で
迷い苦しめる霊魂に光明を与え菩提に導くこと、
並びに現世に生きる人々を苦悩から
救済することを主願とし、幽明両界の平和を
祈念する観音様です。
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像高:48.5m
本尊:長谷川 昂 制作
棟梁:故 大野 力蔵
発願主:石応禅寺十七世 雲汀晴朗
落慶:1970年・昭和45年4月8日
<主催・お申込み先・お問合せ先>
三陸鉄道 盛駅
電話番号:0192−47−3542