2017年 1月



第42回 三鉄 駅からウォーク  1/14


1月14日の土曜日。
この日『第42回 三鉄 駅からウォーク』を開催しました。
2017年最初のウォークは初詣ウォークです!

今回は【陸前赤崎駅】から「厳島神社」「赤崎漁村センター」 「田端観音堂」「大洞貝塚資料館」を散策してきました! 参加費は300円で保険料と往復乗車券代になり 19名が参加。ありがとうございました!
このイベントの目的は、 沿線の史跡を巡って地元の魅力を再発見すること。 歩いて体を動かす健康増進。そして三陸鉄道の利用促進です。
今年度は年間に開催する「駅からウォーク」で、 8回以上参加された方に完歩証の表彰を行い 贈呈品を差し上げます。(年間完歩証チャレンジ実施中!) 前回の参加から8回以上になられた方が続出しています♪
9時13分に盛駅を出発する三陸鉄道へ乗車。 それは『新型レトロ調車両』でした!
『陸前赤崎駅』には9時18分に到着。 駅前で休憩を取り、準備体操してウォーキング開始!
ここは津波の被害があった場所…。 駅からの眺めは、復旧・復興工事の様子が広がっていました。 震災からの復興はまだまだ時間が必要と感じました。
そして高台で建設工事中の『赤崎小学校』も見えました。
震災前まで存在していた赤崎小学校の跡地です。 現在は『赤崎グラウンド』として活用されています。
<赤崎グラウンド> 鹿島MFの小笠原満男が協力。 「東北人魂・岩手グラウンドプロジェクト」によるグラウンド。 赤崎小学校跡地に整備。東日本大震災で甚大な被害を受けた 東北地方におけるサッカー発展の為、東北サッカー協会及び 東北各県のサッカー協会の活動へ寄与することを目的。 <活動内容> Jリーグ公式戦への招待活動 東北地方でのサッカーイベントの開催 東北地方でのサッカー大会の開催 チャリティーオークションの開催
進んで行くとまもなく完成予定の 『赤崎中学校』の横を通り過ぎました。
まもなく最初の目的地が見えてきました!
鳥居をくぐり、坂道を登っていきます。
どちらでも同じ所へ辿り着きます。
その道の先にあるのが『厳島神社』になります。 お参りをした後、20分間の休憩を取りました。
嘉永時代(1848年から1854年)と見られる狛犬も…。
他にも珍しい『大黒様』や、 動物らしき彫刻がされている『灯篭』もあります。
神社の少し上にある広場には、 戦没者追悼の石塔『平和塔』があります。 老朽化していた塔を厳島神社のある弁天山へ 場所を移して設置されました。
台座にある4枚の銅板には旧大船渡市・ 旧三陸町の戦没者1318柱の名前が刻まれております。 親戚やご家族の方、知っている方などの お名前を探しては見つけられておりました。
ここには新たに設置された『祈りの鐘』や 大船渡市内を眺望できる『望遠鏡』もあります。
この場所から大船渡湾の様子や大船渡市内を 見渡すことができます♪先日降った雪が残っていますね。
<珊琥島> 国指定の名勝。穏やかな水面に浮かぶ美しい島。 全体がアカマツで覆われています。
そして、神社の前とは違う狛犬が雷神の石碑とともに 大船渡湾を見渡せる場所へ設置されていました。
10時30分になり、再びウォーキングを開始! 雪の残る斜面に気を付けながら歩きます。 そのまま『陸前赤崎駅』の方面を目指します。
大船渡といえば、この煙突ですね!
<太平洋セメント大船渡工場> 昭和12年(1937年)から操業を開始した歴史ある工場で、 他社を含めて東北で一番の生産量となっています。 東日本大震災が発生した年の6月22日より ガレキ等の焼却処分を行いつつ、 11月4日からセメントの生産を再開。 橙色と白色の煙突は、大船渡のシンボル的な存在。
次に向かった先は『赤崎漁村センター』です。 駅から歩くと約5分の場所にあります。
ここは高台にあり、東日本大震災の際に、 避難所として利用された施設であり、 大船渡市の津波避難場所になっています。
隣の公園には昭和8年に発生した 昭和三陸津波の『津波記念碑』があります。 津波の歴史を後世へ伝えようと建てられた石碑…。 地元でもなかなか訪れてじっくり見る機会がありませんので、 ウォークしながら立ち寄って地元の史跡を 知ることができる良い機会と感じています。
赤崎漁村センターには『赤崎地区お宝マップ』観光案内板もあります!
次の見どころは、 気仙三十三観音の23番札所『田端観音堂』です。 かつては陸前赤崎駅から3分の場所にありましたが、 東日本大震災の復旧工事により 現在は駅の隣へと移設されました。
お賽銭入れが郵便ポストのように作られていました。
お地蔵様観音様もいます。
お参りした後、 最後の見どころとなる『大洞貝塚資料館』へ!
<大洞貝塚資料館> 駅のすぐ隣。資料館は写真付きで大洞貝塚についての 説明があり、史跡パンフレットを自由にお持ち帰りできます。 大洞貝塚は、縄文時代の終わり頃(今から3000年前〜2200年前)、 東日本で流行した「大洞式土器」の由来となった遺跡。 大洞式土器は、美しい文様で飾られ、 縄文土器のなかでも最も精巧な土器です。 その頃の東北地方では最大の貝塚(漁村)で、 モリやツリバリなど、動物の骨や角で作られた 魚捕りの道具が数多く発見されています。
陸前赤崎駅舎の前で記念の集合写真を撮影しました!
無人駅になりますが、三陸鉄道の全線復旧に携われた 工事の施工業者・工事に関係された皆様のお名前が 感謝の意を表し、刻まれております。
『陸前赤崎駅』を11時45分出発の三陸鉄道へ乗車し、 盛駅には11時50分に到着しました。 これにて『第42回 三鉄 駅からウォーク』が終了となりました。
地元の寺社や史跡を散策してきた初詣ウォーク! 景色の眺めが最高の厳島神社、新しく移設された田端観音堂、 赤崎漁村センターや公園にある津波記念碑、 有名な大洞貝塚の資料館などを見て歩き、 「最高の場所」と地元の方が言っていました。 それは『地元が最高』と感じること…とてもステキなことですね♪ 歩いて気付く嬉しい発見、地元の魅力を再発見できる 駅からウォークです。ご参加ありがとうございました!
次回の開催をご案内します。
『第43回 三鉄 駅からウォーク』 <期日> 2月18日(土) <集合> 8時30分に三陸鉄道盛駅 <時間> 9時13分盛駅発〜三陸駅→甫嶺駅〜12時58分盛駅着 <参加費> 550円(保険料・往復乗車券代) <持ち物> 軽食・飲み物 <申込締切> 2/15(水) ※事前のお申込みが必要 <内容> 沿線の史跡巡り!地元の魅力再発見!健康増進! 【三陸駅】未音崎湾望台・未音岩などを散策(約5km) ≪未音崎湾望台≫ 越喜来湾を一望できる高台に、 石碑が一つ置かれています。 もともとは津波で今も行方が 分からない方の両親が、 娘をしのび別れ場所に置いたものです。 2015年に完成。越喜来地区の新しい観光スポット。 東日本大震災の犠牲者(北里大学の犠牲者も含め) 90名への鎮魂・祈りの場所。 そして、この地を訪れた方にステキな 越喜来湾を眺めて頂けるようにと設けられ、 慰霊塔もあります。
<主催・お申込み先・お問合せ先> 三陸鉄道 盛駅 電話番号:0192−47−3542



戻る







NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





inserted by FC2 system