2017年 1月



第82回 無料法律相談  1/22


1月22日の日曜日、『第82回 無料法律相談』を開催しました。
主催は認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウで、東京の団体になります。
地元であるNPO法人夢ネット大船渡が協力しています。
会場の確保、新聞広告や記事の掲載、チラシ・ポスターの作成・掲示など、
広報や受付を行っています。

今回は弁護士1名、税理士1名がいらっしゃいました。
相談会場は「三陸鉄道南リアス線運行部」の 会議室をお借りして行いました。今回の相談件数は2件。 震災の年の2011年10月から続けていますが、 今回の件数を含め、延べの相談件数は365件になりました。
弁護士さんから感想を伺いましたのでご紹介します。
「早いもので、初めて大船渡に来てから丸5年になりました。 当初と比べて、かなり復興が進んでいると思いますが、 それでも震災から間もなく6年が経とうとしているのに、 まだまだ震災の傷跡が大きく残っていると感じます。 東京では、すっかり震災のことを忘れてしまっている人も多く、 オリンピックで浮かれていますが、こちらに通っている 私としては大きな違和感を感じてしまいます。 オリンピックのことなどよりも、もっと皆さん達被災者の姿や 被災地の現状を報道すべきです。 これからもできる限り通い続けたいと思っておりますので、 よろしくお願いします。」
「弁護士に同行し参加させていただいた税理士です。 2ヵ月ぶりにこちらに来ましたが、大船渡駅周辺などは、 大きな建物が建設中で少しづつ復興している様子が わかります。しかし、まだまだ仮設住宅にお住まいの方や 災害公営住宅に移られてからも、いろいろな問題に 直面されている方もいらっしゃると思います。 ぜひ、この相談会にお越しいただき、お悩みを お聞かせいただければと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。」
東日本大震災から5年10ヶ月が経過しました。 被災地である大船渡市は、他の被災地と比べると 復興が進んでいるように感じております。
それでもいまだに仮設住宅や仮設商店街が存在しています。 本設へ向けての工事は進められ、防潮堤や嵩上げなど 復旧・復興へ向けた工事、山を崩して高台の 防災集団移転へ向けた工事が行われ続けている現状です。
もちろん、既に本設された災害公営住宅・商店街もあります。 学校や私有地にあった仮設住宅の殆どは解体され、 校庭は整備が行われています。
前へ進もうとすれば課題が発生します。 それはその状況ごとに変化していきます。
誰にも相談することができないお悩み、 専門家に聞いてほしいお悩み、 または、お話しすることでもないと 思い込んでいるお悩みなどありましたら、 『無料法律相談』の機会をご利用ください。
何回でも相談することができますので、 お気軽にご利用して頂ければと思います。 震災に関係があってもなくても相談は可能です。
現在、復興といえるのは、一部と感じております。 震災前の状態まで街が復興しているかといえば、していません。 それに、それぞれ個人の心の復興、被災の記憶や 気持ちまで復興してきたわけではありません。
これまで課題を抱えてきていただけに、 相談を終えられた方は笑顔で感謝され、 安心の表情で帰られる方が多いです。
専門家へ相談することで解決の方向性を 導いてくださいますし、気持ちが軽くなります。 2月・3月は2回ずつ開催する予定となっています。 ご利用をお待ちしております。
次回の開催をご案内します。
『第83回 無料法律相談』 主催:認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ 協力:NPO法人夢ネット大船渡 <日時> 2月5日(日) 10時〜13時20分 <内容> 日常のささいな困り事など、 何でもご相談いただければと思います! 相談時間は40分間。訪問相談も承ります。 お気軽にどうぞ! ※事前のご予約が必要
<ご予約先・お申込み先> 三陸鉄道 盛駅 電話番号:0192−47−3542



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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