2017年 3月



第36回 三鉄駅弁列車  3/19


3月19日の日曜日。
この日、NPO法人夢ネット大船渡が運営している
盛駅での最後の貸切イベント列車
『第36回 三鉄駅弁列車』を開催しました。
参加費は2,500円で駅弁と乗車券代になります。

参加人数はスタッフ5名を含めて38名が乗車。 豪華な内装で人気の『新型レトロ調列車』を使用しました! 見た目が紫色でステキな車体です!
盛駅を運営しているNPO法人夢ネット大船渡の 岩城理事長が最初に挨拶されました。 盛駅の運営は3月31日まで。 4月からは三陸鉄道の直営になります。
その後、駅弁とお茶をお配りしました。 そして今回が最後の駅弁列車。 参加者へ記念品をお渡ししました。
11時25分に盛駅を出発! 盛駅のホームから職員がお見送り♪ 車内から手を振り返して「いってきまーす!」
駅弁は、碁石給食(株)様のご協力により 『いわて恵みづくし弁当』をご提供しております。 その内容は、あわび蒸し貝がら付・ホタテの煮つけ・いくら・ カキ・さんまの竜田揚げ・玉子焼き・三陸産めかぶ・ ウニと黒米ごはん(ひとめぼれ米)・しょうが甘酢漬け。 海の幸がたくさん入った豪華なお弁当で大好評♪
今回参加された方は、宮城県仙台市の方、 一関市や盛岡市、そして地元の大船渡市と お隣の陸前高田市の方々が参加されました。
往路は岩城理事長による被災地・観光ガイドを行います。 出発前にトンネルの多さをお知らせして、ご自分の顔を 窓に映して「まんざらでもないな♪」と笑って過ごし、 「1日5回笑えば長生きできる」とひと笑い!
ガイドは沿線の各場所ごとに説明しています。 東日本大震災での被災状況、過去の大津波で被災したお話、 その歴史や石碑、災害公営住宅が建設された場所、 復旧工事の様子、防潮堤工事、嵩上げ工事、 防災集団移転への工事、など。 また、観光情報も併せてご案内!
<綾里にある明治三陸大津波の記念碑>
<電信柱にパネルに38.2mの高さ>
『恋し浜駅』には11時43分に到着。ここで7分間ほど停車。 観光名所の一つであり、恋愛のパワースポット! 全国で『恋』の文字が入った駅は4か所あり、その1箇所になります。
待合室には約3万枚以上になる『ホタテ絵馬』が奉納されています。 お立ち寄りの際はぜひご覧ください。 そして願い事を書いて奉納してみましょう!
ホームには『幸せの鐘』もあります! 「ひと鐘ならせば幸せが訪れる」と言われています♪ 鳴らされた方が多かったですね! 恋し浜駅で記念写真を撮影されて楽しまれた方も♪
<三陸町越喜来の様子>
<写真中央には津波に耐えて生き残ったど根性ポプラ> <越喜来小学校跡地も映っています>
<災害公営住宅>
<三陸町吉浜の様子> ここには昭和三陸大津波の際に200m先から 押し流された『津波記念石』があります。 昭和50年の道路工事の際、土に埋められてしまいましたが、 東日本大震災により地表に顔を出しました。 文字が刻まれており、八千貫の文字が…。その重さは32トン。 大船渡市の津波遺構として保存されております。
吉浜駅と唐丹駅の間には南リアス線の絶景ポイントがあります! <吉浜湾>
この日は天候が素晴らしく、見事な眺めでした♪ 水平線がハッキリ見えて大型船も見えます!
12時14分に『唐丹駅』へ到着。上下線の交換になります。 ホームの柱にはここまで津波が来たという線が引かれています。
<唐丹小学校跡地>
平田駅付近では『釜石大観音』を眺めることができます! 後姿、その佇まい…美しいですね♪
最後のトンネルを抜けると釜石の街並みが目に飛び込んできます。
釜石駅には12時30分に到着。ここで折返しになります。 どちらの景色もご覧になれるようにと、 海側と山側の座席を交換しました。
その後、ホームへ降りて記念の集合写真を撮影しました!
釜石駅を折り返して12時45分に出発!
復路ではこれまでの『三鉄駅弁列車』で、 NPO法人夢ネット大船渡主催『ほら吹き大会』の笑い話を 岩城理事長がお話ししてきましたが、今回はご本人が乗車されて いましたので、ユーモア賞を受賞された ご本人から『地獄観光』のホラ話が披露されました!
地獄が過疎化になり、閻魔様が大改造して リゾート地にしたお話です! 車内は笑い声で明るい雰囲気に♪
次に岩城理事長によるお得意のマジックショー! ・ねずみ小僧 ・トランプ当て ・だまし絵 ・バケツマジック ・ヒモ連結マジック などなど、失敗もありつつリベンジあり! 明るい雰囲気そのままに拍手も起こり、 和気あいあいとした賑やかな空間となりました!
復路での『恋し浜駅』は、 13時17分に到着して5分間の停車!
子供連れの参加者は、模擬運転席へ座らせて、 列車の運転気分を楽しまれておりました♪ 良い思い出になりますね!
盛駅には13時40分に到着。 これにて『三鉄駅弁列車』は終了となりました。 拍手が沸き起こり、最後という思いも含めて ちょっと感慨深い気持ちになりました。
皆様、地産地消の美味しい駅弁を味わい、 車窓からの眺めも最高で、吉浜湾は自然の美しさを感じました。 6年以上が経過した被災地の現状もご覧になりながら、 三陸鉄道南リアス線の魅力や新型レトロ調列車へ乗車された、 約2時間の列車旅を過ごしました♪ 今回も素敵な思い出をご提供できたことと思います。 ご参加ありがとうございました!
平成25年9月から『三鉄駅弁列車』を開催してきました。 合計36回も運行し、延べの参加人数は1332名になりました! 三陸鉄道へ乗車した思い出、2時間の列車旅、 美味しい海鮮弁当「いわて恵みづくし弁当」を召し上がりながら、 車窓から見える三陸海岸の景色を堪能され、イベント列車を楽しまれました! 今までご参加くださいました皆様、本当にありがとうごさいました!



戻る







NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





inserted by FC2 system