2017年 3月



第85回 無料法律相談  3/26


3月26日の日曜日、今年度最後となる
『第85回 無料法律相談』を開催しました。
主催は認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウで東京の団体です。
地元のNPO法人夢ネット大船渡が協力し、
主に会場の確保、新聞の広告や記事の掲載、
チラシ・ポスターの作成や掲示など行ってきました。

今回は弁護士2名、副理事長1名がいらっしゃいました。
弁護士が2名いますので、通常相談出張相談を行いました。 通常相談の会場は「カメリアホールの和室」を使用しました。 相談件数は3件。出張相談は1件ありました。 震災の年の2011年10月から継続して行ってきましたが、 今回の件数を含めますと、延べの相談件数は375件になりました。
弁護士さんから感想を伺いましたのでご紹介します。 「2012年1月に初めてこの地を訪問し、 それ以来5年間通いました。 ふれあい待合室の皆様のこれまでの 献身的な活動に敬意を表します。 しかし、まだ毎回一定のご相談件数があること、 まだ仮設住宅で暮らしておられる方々が いることを考えると、被災者支援の活動を ここで終わらせてしまうわけにもいきません。 これからもしばらくは何らかの方法で 法律相談会を続けて行きたいと思いますので、 よろしくお願いいたします。」
「今回も複数件のご相談があり、 分野は様々でしたがそれぞれ重大なお悩みを 抱えられたものでした。そうしたお悩みによりそい、 アドバイスをさせていただく活動を この場所で行わせていただき、 大船渡の復興・発展に少しでも貢献できたとすれば 大変ありがたく思います。 夢ネット大船渡、ふれあい待合室の皆様はじめ今回も 大変お世話になりありがとうございました。 これからも大船渡のために微力ながらできることを してきいきたいと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。」
日本大震災から6年が経過し、今月で7年目となりました。 大船渡市では本設に向けた商店街の工事が進んでいます。 災害公営住宅の建設は全て終えており、 山を切り崩して高台へ移る集団防災移転の工事は今も行われております。 今でも仮設住宅で生活されている方がいますし、 今後は集約されていく予定となっています。 仮設商店街は3月・4月に終了する予定です。
他の被災地より大船渡市は復興が進んでいるように感じます。 それでも復旧・復興の工事が行われており、 重機やダンプカーの工事車両は今も頻繁に走っております。
どなたでも前へ進もうとすれば新たな課題に衝突します。 その状況ごとに課題は変化していきます…。
被災地での無料法律相談は、至る所で見かけるようになりました。 お悩みを抱えている方の助けになればと、これまで開催して参りました。
今回で平成28年度は最後の開催となりました。 5年5ヵ月間、お世話になりました。 『無料法律相談』がお役に立てたこと嬉しく思います。 また、ご利用された皆様の課題が少しでも 解決することを願っております。



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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