【観光情報:陸前赤崎駅の周辺】

陸前赤崎からのウォーキングイベントの様子でご紹介します。
【平成29年1月のウォーキング】
【平成27年2月のウォーキング】
【平成25年5月のウォーキング】



観光情報:陸前赤崎駅の周辺  平成27年8月21日


三陸鉄道南リアス線の沿線の『観光情報』をご案内します。
今回は、『陸前赤崎駅』の周辺をご紹介します。

<陸前赤崎駅> 無人駅。駅の愛称は「貝塚めぐり」。 震災により駅舎が流されたことで、 山側へ場所を移して建設されました。
<大洞貝塚資料館> 駅のすぐ隣。資料館は写真付きで大洞貝塚についての 説明があり、史跡パンフレットを自由にお持ち帰りできます。 大洞貝塚は、縄文時代の終わり頃(今から3000年前〜2200年前)、 東日本で流行した「大洞式土器」の由来となった遺跡。 大洞式土器は、美しい文様で飾られ、 縄文土器のなかでも最も精巧な土器です。 その頃の東北地方では最大の貝塚(漁村)で、 モリやツリバリなど、動物の骨や角で作られた 魚捕りの道具が数多く発見されています。
<大洞貝塚> 国指定文化財 史跡 大洞貝塚 指定年月日:平成13年8月13日
<中赤崎仮設商店街> 駅から徒歩3分。仮設の商店街。 市内初となるクッキーの量り売り店。 オアゾー・スイーツなどがあります。
<赤崎グラウンド> 鹿島MFの小笠原満男が協力。 「東北人魂・岩手グラウンドプロジェクト」によるグラウンド。 赤崎小学校跡地に整備。東日本大震災で甚大な被害を受けた 東北地方におけるサッカー発展の為、東北サッカー協会及び 東北各県のサッカー協会の活動へ寄与することを目的。 <活動内容> Jリーグ公式戦への招待活動 東北地方でのサッカーイベントの開催 東北地方でのサッカー大会の開催 チャリティーオークションの開催
<田端観音堂> 駅から徒歩3分。 気仙三十三観音の1つで23番札所。 毎月18日は縁日として開帳され、拝観できます。
<赤崎漁村センター> 駅から徒歩5分。高台にあり、 東日本大震災の際は避難所として利用されました。 隣の公園には、昭和8年に発生した 【昭和三陸津波】「津波記念碑」があります。
<太平洋セメント大船渡工場> 昭和12年(1937年)から操業を開始した歴史ある工場で、 他社を含めて東北で一番の生産量となっています。 東日本大震災が発生した年の6月22日より ガレキ等の焼却処分を行いつつ、 11月4日からセメントの生産を再開。 橙色と白色の煙突は、大船渡のシンボル的な存在。
三陸鉄道南リアス線をご利用の際は陸前赤崎駅で下車して、 周辺を散策してみるのもよいですね♪






第42回 三鉄 駅からウォーク  平成29年1月14日


1月14日の土曜日。
この日『第42回 三鉄 駅からウォーク』を開催しました。
2017年最初のウォークは初詣ウォークです!

今回は【陸前赤崎駅】から「厳島神社」「赤崎漁村センター」 「田端観音堂」「大洞貝塚資料館」を散策してきました! 参加費は300円で保険料と往復乗車券代になり 19名が参加。ありがとうございました!
このイベントの目的は、 沿線の史跡を巡って地元の魅力を再発見すること。 歩いて体を動かす健康増進。そして三陸鉄道の利用促進です。
今年度は年間に開催する「駅からウォーク」で、 8回以上参加された方に完歩証の表彰を行い 贈呈品を差し上げます。(年間完歩証チャレンジ実施中!) 前回の参加から8回以上になられた方が続出しています♪
9時13分に盛駅を出発する三陸鉄道へ乗車。 それは『新型レトロ調車両』でした!
『陸前赤崎駅』には9時18分に到着。 駅前で休憩を取り、準備体操してウォーキング開始!
ここは津波の被害があった場所…。 駅からの眺めは、復旧・復興工事の様子が広がっていました。 震災からの復興はまだまだ時間が必要と感じました。
そして高台で建設工事中の『赤崎小学校』も見えました。
震災前まで存在していた赤崎小学校の跡地です。 現在は『赤崎グラウンド』として活用されています。
<赤崎グラウンド> 鹿島MFの小笠原満男が協力。 「東北人魂・岩手グラウンドプロジェクト」によるグラウンド。 赤崎小学校跡地に整備。東日本大震災で甚大な被害を受けた 東北地方におけるサッカー発展の為、東北サッカー協会及び 東北各県のサッカー協会の活動へ寄与することを目的。 <活動内容> Jリーグ公式戦への招待活動 東北地方でのサッカーイベントの開催 東北地方でのサッカー大会の開催 チャリティーオークションの開催
進んで行くとまもなく完成予定の 『赤崎中学校』の横を通り過ぎました。
まもなく最初の目的地が見えてきました!
鳥居をくぐり、坂道を登っていきます。
どちらでも同じ所へ辿り着きます。
その道の先にあるのが『厳島神社』になります。 お参りをした後、20分間の休憩を取りました。
嘉永時代(1848年から1854年)と見られる狛犬も…。
他にも珍しい『大黒様』や、 動物らしき彫刻がされている『灯篭』もあります。
神社の少し上にある広場には、 戦没者追悼の石塔『平和塔』があります。 老朽化していた塔を厳島神社のある弁天山へ 場所を移して設置されました。
台座にある4枚の銅板には旧大船渡市・ 旧三陸町の戦没者1318柱の名前が刻まれております。 親戚やご家族の方、知っている方などの お名前を探しては見つけられておりました。
ここには新たに設置された『祈りの鐘』や 大船渡市内を眺望できる『望遠鏡』もあります。
この場所から大船渡湾の様子や大船渡市内を 見渡すことができます♪先日降った雪が残っていますね。
<珊琥島> 国指定の名勝。穏やかな水面に浮かぶ美しい島。 全体がアカマツで覆われています。
そして、神社の前とは違う狛犬が雷神の石碑とともに 大船渡湾を見渡せる場所へ設置されていました。
10時30分になり、再びウォーキングを開始! 雪の残る斜面に気を付けながら歩きます。 そのまま『陸前赤崎駅』の方面を目指します。
大船渡といえば、この煙突ですね!
<太平洋セメント大船渡工場> 昭和12年(1937年)から操業を開始した歴史ある工場で、 他社を含めて東北で一番の生産量となっています。 東日本大震災が発生した年の6月22日より ガレキ等の焼却処分を行いつつ、 11月4日からセメントの生産を再開。 橙色と白色の煙突は、大船渡のシンボル的な存在。
次に向かった先は『赤崎漁村センター』です。 駅から歩くと約5分の場所にあります。
ここは高台にあり、東日本大震災の際に、 避難所として利用された施設であり、 大船渡市の津波避難場所になっています。
隣の公園には昭和8年に発生した 昭和三陸津波の『津波記念碑』があります。 津波の歴史を後世へ伝えようと建てられた石碑…。 地元でもなかなか訪れてじっくり見る機会がありませんので、 ウォークしながら立ち寄って地元の史跡を 知ることができる良い機会と感じています。
赤崎漁村センターには『赤崎地区お宝マップ』観光案内板もあります!
次の見どころは、 気仙三十三観音の23番札所『田端観音堂』です。 かつては陸前赤崎駅から3分の場所にありましたが、 東日本大震災の復旧工事により 現在は駅の隣へと移設されました。
お賽銭入れが郵便ポストのように作られていました。
お地蔵様観音様もいます。
お参りした後、 最後の見どころとなる『大洞貝塚資料館』へ!
<大洞貝塚資料館> 駅のすぐ隣。資料館は写真付きで大洞貝塚についての 説明があり、史跡パンフレットを自由にお持ち帰りできます。 大洞貝塚は、縄文時代の終わり頃(今から3000年前〜2200年前)、 東日本で流行した「大洞式土器」の由来となった遺跡。 大洞式土器は、美しい文様で飾られ、 縄文土器のなかでも最も精巧な土器です。 その頃の東北地方では最大の貝塚(漁村)で、 モリやツリバリなど、動物の骨や角で作られた 魚捕りの道具が数多く発見されています。
陸前赤崎駅舎の前で記念の集合写真を撮影しました!
無人駅になりますが、三陸鉄道の全線復旧に携われた 工事の施工業者・工事に関係された皆様のお名前が 感謝の意を表し、刻まれております。
『陸前赤崎駅』を11時45分出発の三陸鉄道へ乗車し、 盛駅には11時50分に到着しました。 これにて『第42回 三鉄 駅からウォーク』が終了となりました。
地元の寺社や史跡を散策してきた初詣ウォーク! 景色の眺めが最高の厳島神社、新しく移設された田端観音堂、 赤崎漁村センターや公園にある津波記念碑、 有名な大洞貝塚の資料館などを見て歩き、 「最高の場所」と地元の方が言っていました。 それは『地元が最高』と感じること…とてもステキなことですね♪ 歩いて気付く嬉しい発見、地元の魅力を再発見できる 駅からウォークです。ご参加ありがとうございました!






第21回 三鉄 駅からウォーキング  平成27年2月21日


2月21日の土曜日。この日は『第21回 三鉄 駅からウォーキング』を開催!
健康づくりや地元の魅力再発見、三鉄の利用促進などを目的に行っています。

参加費は500円で往復乗車券代・保険代。参加人数は25名になりました! 参加者は地元の方が多いですが、中には岩手県の一関市から 来られた参加者もおりました。ご利用ありがとうございました。 今回は受付時に「三鉄赤字せんべい」を旅のオヤツとしてお出ししました。
8時30分に三鉄盛駅に集合し、8時50分盛駅発の三陸鉄道に乗車! 今回は隣駅【陸前赤崎駅】からのウォーキングになります。 見どころは「田端観音堂」「厳嶋神社」「大洞貝塚」など!
陸前赤崎駅には8時55分に到着しました。 準備体操をしてからいざウォーキング開始!
最初に立ち寄った所は『田端観音堂』です。 気仙三十三観音の23番札所としても知られており、 三陸鉄道の車窓からもご覧になれる場所にあります。
次に向かった先は『厳嶋神社』です! 高台にあり、坂道を登るのがちょっと大変でしたが、 そこから眺める大船渡湾の姿がとても美しかったです! 普段ではなかなか立ち寄らない場所からの景色は とても新鮮で、大船渡町や船の様子、 山や海や地形など大自然を堪能でき、 今現在の街並みを見ることができました。
<厳嶋神社からみた風景>
眺めのよい場所にいると、気持ち良かったですね♪
ここで記念の集合写真を撮影しました!
<神社の坂を降りている場面>
次に向かった先は『大洞貝塚』になります。 現在は野原のようになっていますが、歴史上たいへん貴重な存在の遺跡。 国指定の貝塚であり、縄文時代の終り頃としては 最大級の貝塚といわれています。
縄文時代晩期の土器型式である「大洞式」が設定された 遺跡として全国的に有名になっています。 鹿角製の釣針やモリなどの漁具、土器や石器、 食料とした貝や魚の骨などが見つかっています。
貝類はアサリを主体とし、魚類はサメ類・サバ・マグロ・ブリ・ マダイなど。哺乳類はイノシシ・シカ・イヌ・キツネなどで 人骨も多数出土し、当時の海の豊かさを今に伝えています。
また、震災で流された小学校舎の跡地に出来た 「赤崎グラウンド」「防潮堤の工事現場」を見てまわりました。 そして、被災状況の説明を理事長が行いました。 皆で歩くことで、しっかり運動されますし、 知らなかった景色や場所などを知る嬉しさも味わえます!
現在、陸前赤崎駅はクウェート国からのご支援により、 バリアフリー対策としてスロープが設置されています。
【陸前赤崎駅】を11時51分出発の三陸鉄道に乗車し、 盛駅へは11時56分に到着しました。
これにて『第21回 三鉄 駅からウォーキング』が終了となりました。 ご参加ありがとうございました!






第2回 三鉄 駅からウォーキング  平成25年5月18日


5月18日の土曜日。
この日は「第2回 三鉄 駅からウォーキング」を開催しました!
三陸鉄道を活用してのウォーキングです!今回の下車駅は【陸前赤崎駅】
11時10分、盛駅に集合し、ホームでウォーキングの説明と準備体操を行う。 列車が盛駅のホームに入線し、さっそく参加者が乗車されました。 11時30分に盛駅を出発!
11時36分「陸前赤崎駅」に到着しました!
今回のコースは、 『駅⇒大洞貝塚⇒田端観音堂⇒中赤崎仮設商店街(昼食)⇒ ⇒造船所⇒赤崎小学校跡⇒駅』
最初に向かった先は【大洞貝塚】 現在は野原のようになっていますが、歴史上たいへん貴重な存在の遺跡です。
国指定の貝塚であり、縄文時代の終り頃としては 最大級の貝塚といわれています。縄文時代晩期の土器型式である 「大洞式」が設定された遺跡として全国的に有名になっています。
鹿角製の釣針やモリなどの漁具、土器や石器、 食料とした貝や魚の骨などが見つかっています。 貝類はアサリを主体とし、魚類はサメ類・サバ・マグロ・ブリ・マダイなど。 哺乳類はイノシシ・シカ・イヌ・キツネなどで人骨も多数出土し、 当時の海の豊かさを今に伝えています。
歩いている途中に、伊達藩の偉い方が宿泊されたという 伝統と格式あるお家の前を通り、ちょっとだけ紹介しました。
次に向かったのは、その近くにある【田端観音堂】です。
田端観音堂は、気仙三十三観音の1つで23番札所になります。 毎月18日は縁日として開帳され、拝観できる日。 そして、お札を受け取りました。ありがとうございました。
次に行った【中赤崎仮設商店街】では、 西山商店の西山さんから震災当時の様子や対策などの お話を聞きながらブルーシートを広げて昼食にしました。
貴重なお話は「自分の地域は自分達で守ろう」と結成した「生形自主防災組織」と、 教訓としての「津波てんでんこ」。この言葉は明治三陸大津波のときに生まれ、 「津波の時は、てんでに一人で逃げろ」の意味です。 そして、訓練が大事だとおっしゃておりました。 この陸前赤崎には15mの津波がきました。
昼食のあとは【造船所】を眺めながらウォーキング! たくさんの漁船が製造され、様々な船が並んでいましたね。
次に【赤崎漁村センター】に行きました。 ここは「津波避難場所」に指定されており、 高台の場所にありますが、震災時は庭まで波がきたそうです。 当時、炊き出しが行われた場所にもなります。
その後、東日本大震災により被災し、 2012年7月24日に解体された【赤崎小学校跡地】を歩きました。
校舎はなくなりましたが校庭は整備され、 現在はグラウンドとして使われています。
13時11分、陸前赤崎駅発の三陸鉄道に乗車し、 盛駅へと帰ってきました。
参加者に感想を伺いましたのでご紹介いたします。
「よかったです。しばらくぶりで赤崎にきました。 田端観音は初めて見せて頂きました。 草花をたくさん見れた。自然の庭園、自然の花壇で 心が和み、慰められ、癒されました。」
「良かったです。楽しかった。初めてのところを歩きました。」
「観音様や貝塚などガイド付きで紹介や説明を聞きながらで楽しかったです。 三陸鉄道に乗る機会ができて良かったです。」
参加者は20名になりました!ありがとうございました。
これまで盛駅周辺で「ふれあいウォーキング」を開催してきましたが、 今回から三陸鉄道に乗車しての「三鉄 駅からウォーキング!」
ちょっと遠い大船渡市内にある史跡を散策し、地元の魅力を再発見できます! 歩かないと気付かない動植物や歴史的な建物、石碑などを見て感じ、 歩きながらのウォーキングです!ご参加くださいまして、ありがとうございました!



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎利活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地



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