平田駅からのウォーキングイベントの様子でご紹介します。
【平成28年12月のウォーキング】
【平成27年 3月のウォーキング】
【平成26年 5月のウォーキング】



第41回 三鉄 駅からウォーク  平成28年12月10日


12月10日の土曜日。
この日『第41回 三鉄 駅からウォーク』を開催しました。
2016年最後のウォークは【平田駅】から「釜石大観音」を散策して
釜石駅まで歩くコースです。参加費は1050円で保険料と
往復乗車券代になり16名が参加。ありがとうございました!

このイベントの目的は、 沿線の史跡を巡って地元の魅力を再発見すること。 歩いて体を動かす健康増進。そして三陸鉄道の利用促進です。
今年度は年間に開催する「駅からウォーク」で、 8回以上参加された方に完歩証の表彰を行い 贈呈品を差し上げます。(年間完歩証チャレンジ実施中!) 今回の参加で8回以上になられた方がいましたね♪
9時13分に盛駅を出発する三陸鉄道へ乗車。 朝は雪が降っていました。車内では食事や健康のことなど 会話をしながら過ごし、平田駅には10時01分に到着。 すると予報通りの青空になっていました♪ 駅前で休憩を取り、準備体操してウォーキング開始!
約3kmの道のり。土曜日でしたが復旧・復興工事のダンプ車両が ビュンビュン通過していきました。 歩くに連れてだんだん大きく見えてくる釜石大観音。 青空にはえています。
岩手県立釜石商工高等学校のグラウンドで 野球練習している生徒が私達の姿を発見すると、 「こんにちはー!」と大声で挨拶してくださいました。 こちらからも挨拶を返しましたが、 釜石の観光発信に貢献していると感じた瞬間でした。
『釜石大観音』には約1時間後に到着。
団体料金は20名からでしたが私達は15名(途中で1名が帰宅)の為、 入館料の一人500円を支払って中へ入りました。 青空と海も青く、48.5mの大観音が目前に立つ姿は圧巻でした。
≪釜石大観音≫ 1970年(昭和45年)4月に 釜石市内の施主、明峰山石応禅寺(曹洞宗)によって 大平町鎌崎半島に建立されました。 その趣旨は観世音菩薩の慈愛により幽界で 迷い苦しめる霊魂に光明を与え菩提に導くこと、 並びに現世に生きる人々を苦悩から 救済することを主願とし、幽明両界の平和を 祈念する観音様です。 −−−− 像高:48.5m 本尊:長谷川 昂 制作 棟梁:故 大野 力蔵 発願主:石応禅寺十七世 雲汀晴朗 落慶:1970年・昭和45年4月8日
≪水子の楽苑≫ 苦しみ悲しむ水子の供養を行う場所です。 水子は「生きるべき命」を断たれた悲しみの怨念です。
『七福神胎内巡り』の階段を登って海抜120mの高さへ。 ≪七福神胎内巡り≫ 商売繁盛・家内安全・大漁満足・縁談成就などの神々で、 観音の慈愛により七難即滅・七福即生をうけられます。
ここは『三十三観音』の場所です。
≪三十三観音≫ 鎌倉時代の鉈彫り様式により創られ、 観音三十三変化身のお姿を表した観音様になります。
『八宗祖師堂』です。
食堂でラーメンを食事して約1時間30分ほど休憩を取りました。
『釜石大観音』を背景にして記念写真を撮影!
12時40分頃に再びウォーキングを開始。 三陸鉄道の釜石駅を目指して歩き出しました。
釜石大観音から約50分で釜石駅に到着しました。 三陸鉄道が出発するまで約1時間ありましたので、 駅近くにある『サン・フィッシュ釜石』『シープラザ釜石』で休憩し、 釜石駅を14時32分に出発しました。
盛駅には15時25分に到着して終了となりました。 2016年最後の『駅からウォーク』は、 釜石大観音を拝んで来年を迎えます。ご参加ありがとうございました!






第22回 三鉄 駅からウォーキング  平成27年3月14日


3月14日の土曜日。この日は『第22回 三鉄 駅からウォーキング』を開催。
参加費は1000円で往復乗車券代と保険代。
参加者は8名になりました。ありがとうございました。

今回は【平田駅】から『鉄の歴史館』を見学し、 【釜石駅】を目指して歩く約8キロのウォーキング!
集合は8時30分に三鉄盛駅。 三陸鉄道南リアス線の一般車両に乗車して、 9時13分に盛駅を出発しました!
「吉浜−唐丹」間の車窓から眺める吉浜湾の景色がこちら! 光り輝く海!青い空と海の境界がくっきり見える水平線! 湾の地形の様子や松の木々、港の様子もご覧になれます。
10時00分「平田駅」に到着。
休憩後、準備体操を行い、その後ウォーキング開始です!
まずは近くにある『スーパーみずかみ』にて 各自、昼食やオヤツなどを購入♪
平田駅付近は陽当りが良いのか、 梅の花が既に咲いておりました。春ですね〜♪
今回は『鉄の歴史館』に立ち寄ります! 一本の緩やかな登り坂の道路を歩き続けます。
道の途中でラグビーの練習風景を見ることができました。 さすが釜石市!ラグビーが盛んですね!
釜石のシンボル的存在の【釜石大観音】が少しずつ大きく見え、 近づいてきているのを感じながら歩きました。
出発から約1時間後、『鉄の歴史館』へ到着! 庭にあるツボミをつけたツツジを発見!春の訪れを感じますね〜♪
<鉄の歴史館とは…> 釜石の歴史や大島高任をはじめ先達の偉業などを多く伝え残すため、 1985年7月に開館しました。その後、新日鉄住金(株)、 釜石製鐵所資料館、釜石鉱山(株)などから 寄託された資料を展示しています。
入館料の500円は個別に支払い、館内を見学しました! 休憩後【総合演出シアター】にて、橋野高炉跡三番高炉の原寸大模型とともに、 “釜石の鉄の歴史”を、音と光と映像により分かり易く紹介されました。 (橋野高炉跡は現存する日本最古の洋式高炉跡になります。)
「釜石と鉄の歴史」を簡単にご説明しますと、 1727年(享保12)年、盛岡藩の阿部友之進が、 釜石の西方(大橋)で磁鉄鉱を発見しました。 しかし、藩は採掘禁止にしました。 1856(安政3)年。水戸藩の要請で反射炉の操業に成功した 大島高任が翌年、南部藩の許可を得て、 釜石に洋式高炉を築造しました。 大橋産の良質な磁鉄鉱や自然の資源を使って、 日本で始めて鉄鋼の製造に成功しました。
安政4年12月1日は、日本における近代製鉄が幕開けした日。 今は「鉄の記念日」として伝えられています。
<大島高任とは…> 文政9年(1826)5月11日、盛岡藩奥医師の長男として盛岡に生まれた。 17歳から江戸や長崎に出て蘭学を修めるとともに、 西洋の兵法・砲術・採鉱・冶金術等の学校を学びました。
その後、水戸藩の徳川斉昭のもとで那珂湊に反射炉を築造し、 大砲鋳造に成功しましたが、従来の砂鉄銑を原料としていては 性能の優れた西洋の大砲には太刀打ちできませんでした。
そこで鉄鉱石による良質銑が必要となりました。 高任は、盛岡藩甲子村大橋(釜石市)に洋式高炉を建設し、 安政4年12月1日(1858.1.15)に、わが国で初めて鉄鉱石製錬による 連続出銑操業を成功に収めました。
高任の成功をもとに、橋野・佐比内・栗林・砂子渡など、 明治初年までに7カ所13座の高炉が築かれました。 その後、帰藩して、蘭学・医学・物理・化学・兵術・砲術・英語・ 物産を学ぶ日新堂を創設し、後進の育成を図りました。
さらに北海道で日本人初による鉱山の火薬による採掘法に着手。 新技術で小坂・阿仁・佐渡などの鉱山を開拓し、 金・銀・銅の精錬にも画期的な成果を収めました。
また、わが国初めて抗師学校(専門学校)や 工学寮(現東大工学部)の設置を進言して創設に携わりました。
その他、ワインの国産醸造の先駆などその活躍は多方面に渡りました。 明治23年(1890)には、推されて日本鉱業会の初代会長に就任。 日本近代製鉄業の父と称されました。 明治34年(1901)3月29日、76歳で没しました。
【1階】 <総合演出シアター> 音と光と映像と原寸大の高炉模型で釜石の鉄の歴史を紹介。
<鉄文化の黎明> 鉄文化の発生や海をわたって東北へと伝わってきた鉄の歴史など。
<近代製鉄の発進> 大島高任顕彰コーナー、日本初の洋式高炉を完成させるまでの 近代製鉄への道のり、当時の釜石の高炉を様子など。
<心の中の鉄> 鉄にまつわる生活の知恵、諺、人と鉄の関係、宗教と鉄などの解説。
<鉄と豊かなくらし> 鉄の製造工程の解説、車のカットモデルを展示、 ブリキのおもちゃなどの展示コーナーなど。
<鉄と遊ぶ> 鉄製の遊具があり、鋳造体験もできます。
【2階】 <製鉄産業と釜石> 官営から民営へと移り、釜石の鉄鋼産業の近現代と、 そこに登場する先駆的人物を取り上げて紹介。

【3階】 展望テラスになっていて、 ここからの眺めが素晴らしかったです! 高い場所から見る釜石湾の様子が目の前に広がり、 ただただその美しさに見惚れてしましました。
ロビーにて昼食を取り、外の構内にある 『C20型 機関車(製鉄所専用鉄道)』の前で、記念写真を撮影しました。
12時50分過ぎに『鉄の歴史館』を出発。 行き先は【釜石駅】です。5kmくらいの距離がありました。 高台から震災の浸水地へ向けて歩き、国道沿いに進んでいきました。
途中、梅のツボミや花も咲いていましたし、 椿の花が咲き誇っていました!
14時頃、釜石駅へ到着し14時6分に出発!今回は『奇跡の車両』に乗車しました!
参加者から感想を伺いましたので紹介します。
「今日のはいいですね!8km。健康の為には アップダウンのある道で、よかった!」
「鉄の文化を知れてよかったです。教材がいっぱいある。 また来たいと思いましたし、素晴らしかった!偉い人がいたんだね〜。」
「天気が良かった!ゆっくり見られて楽しかったです。 いろんな鉄鉱石を見れて参考になりました。」
15時2分、盛駅に到着し『第22回 三鉄 駅からウォーキング』は、 終了となりました。ご参加ありがとうございました!






第14回 三鉄 駅からウォーキング  平成26年5月17日


5月17日の土曜日。この日は「第14回 三鉄 駅からウォーキング」を開催しました。
今回は平田駅から釜石大観音まで往復でのウォーキング!
参加費は、往復乗車券と保険代で1000円。
参加者は17名になりました。ありがとうございます!

強風により10分遅れで三鉄盛駅を9時頃に出発。 乗車した車両はなんと「新型レトロ調車両」でした! この豪華な車内で賑やかに談笑しながら平田駅まで乗車しました。
駅の階段を降りてきた様子です。 この駅前で、ウォーキングの説明と準備体操を行いました。
いざ出発!国道45号線沿いに、片道3.2キロを歩きました。 相変わらず風が強く帽子も飛ばされたりも…。
11時頃『釜石大観音』に到着!
この場所は、『明峰山石応禅寺』というお寺になります。
観音様の体内に入ることができます。 入館料は、一人500円。希望者のみ中に入りました。
中には「七福神」が祀られていました。
観音様の上方は、展望台になっています。 強風でしたが、そこからの眺めをご紹介します。
ひと通りご覧になったところで休憩。 みんなで一緒にお弁当を召しあがりました。
<釜石大観音>
像高:48.5m 本尊:長谷川 昂 制作 棟梁:故 大野 力蔵 発願主:石応禅寺十七世 雲汀晴朗 落慶:1970年・昭和45年4月8日
1970年(昭和45年)4月に釜石市内の施主、 明峰山石応禅寺(曹洞宗)によって大平町鎌崎半島に 建立されました。その趣旨は観世音菩薩の慈愛により 幽界で迷い苦しめる霊魂に光明を与え菩提に導くこと、 並びに現世に生きる人々を苦悩から救済することを主願とし、 幽明両界の平和を祈念する観音様です。
最後は、釜石大観音を背にして集合写真を撮影しました。
帰りも片道3.2キロを歩き、平田駅を14時17分に出発。 盛駅には15時8分に到着し、終了となりました!
健康は歩くことから始まります。歩くことで普段では 気付かない物を発見することができますし、 近くにあってもなかなか行かない、行く機会がない場合が多いです。 また、三陸鉄道を利用して南リアス線沿線の観光地や被災地を ご覧になれるのが、この「三鉄 駅からウォーキング」です。
今回は「釜石大観音」を堪能いたしました!ご参加ありがとうございました!



戻る










NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎利活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地



inserted by FC2 system