『椿作り手芸教室』 2012/7/7


7月7日の七夕の日。
三鉄盛駅ふれあい待合室では『椿作り手芸教室』を開催しました。
場所は、ホームに留置している三鉄車両の中!
このように、震災の影響で故障し動かなくなった
三鉄車両を活用し、イベントを開催しております。


参加費は無料で行い、裁縫道具だけ持参して頂きました。
道具がない方にはお貸ししました。

時間帯は14時〜17時。雨が降り曇り空の悪天候の中、
参加された人数は25名となりました!ありがとうございます!

参加者が三鉄車両の中に入り、座席に着いたところで、
「辛い気持ちを忘れて、手芸を楽しんでいってください。」と、
岩城理事長がご挨拶され、手芸教室が始まりました!


そして今回、NHKさんの番組取材も行われました。
岩城理事長は、「被災地大船渡が元気に頑張っている
ところを伝えられれば…。」とも話されておりました。


手芸教室は、椿の手芸品を作成します。
それは現在『手作り気仙椿』『椿ストラップ』として販売し、
通信販売でも取り扱っております。
その手芸品の講習会であり、品質向上の意味も含めて行いました。
ということで、内職に繋がる手芸教室でありました。

全員に材料をお配りし始まってみると、
さすが裁縫や手芸が大好きな方たちばかり!
皆さん、集中して夢中になって取り組まれておりました。


まず始めに『手作り気仙椿』を作って頂きました。



先生も参加者の作品を手に取り、
縫い方など優しく丁寧にご指導されておりました。

参加者は先生に質問したり
出来具合を見て頂いたりと真剣そのもの!
そして、可愛らしい手芸品を作りますので、
常に真剣でホント楽しそうな様子でありました!


お互いに教え合ったり、針に糸を通してあげたりと
協力し支え合いながら行われていきました。
その様子はこちらになります。




また、土曜日ということもあり、
一緒に小学生の男の子が参加されていました!


15時にはオヤツとお茶をお出しして休憩時間をとりました。
集中集中だと神経を使って疲れてしまいますので、
ときにはリラックスする場面も必要です。
オヤツは「スイートポテト」。待合室で取り扱っている商品ですが、
幅広い世代で大人気の食べ物になります!
やはり今回も「おいしい〜♪」って好評でした!
ありがとうございます。


その間、カラオケも歌って頂きました!
手拍子して場を盛り上げ、踊りだす方もいて、
賑やかに過ごしました♪
歌われたのは、「岸千恵子/千恵っ子よされ」と
「中村美律子/河内おとこ節」。
明るく踊れる軽快で陽気な楽曲です!


理事長の手元には、
筆で書かれたしおりと絵が7つありました。


踊られた方、歌われた方に1枚ずつプレゼントし、
残りはジャンケン大会を行うことに!
理事長とジャンケンし、勝った方にお渡ししました!
皆さんが参加され、盛り上がった場面でありましたね♪


気分転換が終わり、再び手芸教室の始まりです。
この頃には既に完成されている方が何人か出始めていました。
完成されたら椿を胸に飾られ、嬉しいご様子でありました!
この方は葉を重ねずに工夫されて完成したみたいですね♪


完成した作品はこちらです。
同じ材料で作られても全く同じにならないのが、
手芸作品の面白いところであり、
発想や想像力次第で工夫することもできます。


可愛らしい手芸品ですし、
この手芸教室で作り方を覚えて頂き、
そして見栄えや出来栄えなど、
どんどん作っていってほしいと思います。

『手作り気仙椿』の作り方が分かってしまえば、
『椿ストラップ』のミニ椿はサイズが
小さくなるだけですので作ることができます。

参加者の中には作業が早い方もいて、
気仙椿を作り終え『椿ストラップ』に
取りかかっていた方もおりました!


16時には参加者のほぼ全員が『手作り気仙椿』を
作り終えたということで、様子を見て終了することにしましたが、
中には遅れて途中から参加された方がおりましたので、
先生が付き添って最後まで対応されました。


参加された皆様、講師として参加された方々、
お疲れ様でした。そして、ありがとうございます!
みんなニコニコと笑みを浮かべながら苦戦しつつも、
取り組まれていたのが印象に残っておりますし、
「楽しかった〜♪」という声も聞かれ、
好きな手芸に夢中になって取り組み楽しまれ、
充分に満喫されたご様子で、
こちらとしても嬉しく感じましたね!

作られた手芸作品はもちろん、プレゼントです!
作り方を覚えてほしいと思っております。

ここで、内職についてご説明いたします。
三鉄盛駅ふれあい待合室で、生地など材料を一個100円で販売し、
その材料を使って制作していただきます。
出来上がった製品は、こちらで審査を行います。
審査が通り、販売できる品質と判断された場合は、
三鉄盛駅ふれあい待合室が一個300円でその製品を買い取りいたします。
何卒、よろしくお願い申し上げます。



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『第8回 ふれあいウォーキング』【前半】 2012/7/20


7月20日の金曜日。
この日は『第8回ふれあいウォーキング』を開催しました!
参加人数は11名。参加費は保険代のみの場合は50円。
サンドイッチも希望される方は500円と選べるように対応してみました。

朝の天気は曇り。
晴れると陽射しが強く歩くのが大変な季節ではありますが、
雨の降らない曇り空で、ちょうど良い気温になったと思います。


集合時間は9時40分でありましたが、
25分までには全員が集まりました!楽しみな様子を感じます♪
始めに準備体操を行い、その後「健康は歩くことから始まりますので、
交流を深めながら皆で楽しくウォーキングしましょう」など、
岩城理事長がご挨拶されました。


今回のコースは、
『三陸鉄道盛駅→洞雲寺→リアスホール見学→三陸鉄道盛駅』

10時になり盛駅を出発。
参加者同士で会話を楽しみながら歩かれておりました!


ここの道路が国道45号線になります。
歩道橋を右に曲がると大船渡市役所への道があり、
そこより少し真っ直ぐ進むと『洞雲寺』になります。


右手に見えてきたのは、
東日本大震災犠牲者供養塔として建立された観世音菩薩像です。

みどころ1『観世音菩薩像』


土台には犠牲者各霊位として名前が刻まれています。
参加者は手を合わせたり、じっくり拝見されたりと過ごされました。


また、ここには津波記念碑があり、
刻まれている文字を見ては会話されておりました。


たっぷりと時間を取り、
いよいよ向かい側にある洞雲寺の境内へと移動です。

その前に、参加者は花壇に咲いたお花に反応し、
しばらく観賞されておりました。キレイですね♪


洞雲寺の入口には、石で出来た橋があります。


ゆるやかな坂を上って行きます。


みどころ2『洞雲寺』


この竜宮門は白漆喰で塗り込められているのが特徴。
建物は気仙大工の技術になります。見事な建築物です!
その存在感や佇まいに魅了され、圧倒されます。

門を潜ると本堂が見えてきます。
本堂の中には明治29年6月15日の「明治三陸大津波」の際、
気仙郡内の沿岸各町村では、5678人が犠牲になり、
その霊を弔うため、高さ2.7m、横1.45mの「大位牌」が安置されています。

本堂も気仙大工の技術で建てられています。
シンプルかつ繊細な造りで芸術性の高い建築技法が特徴で、
その技術は江戸時代から続いています。
家大工でありながら神仏仏閣の建設も手掛け、
建具や彫刻までもこなす技能集団であり、全国的にも高い評価を得ております。


庭には6地蔵があり、その小柄で子供の様な姿に見入ってしまいます。


お地蔵様の「地」は大地を意味し、「蔵」は包み込むという意味。
大地がすべての命を育む力を蔵するところから、名づけられたと言います。

そのお地蔵様の背中に毛虫を発見!結構大きかったです。


6地蔵の近くには、
奥州しだれ桜が新緑の葉を付けて立っています!


桜の木の向こうに見えるのは道場になります。
この道場は、昭和を代表する曹洞宗の僧侶、澤木興道が指導されていた場所。


中には書が額に入って飾られているそうです。
その澤木興道は、ここ大船渡市盛町が最終行脚の地とされ、
商店街の中に記念碑が建てられています。

現在、曹洞宗の教えはアメリカのスタンフォード大学にある
曹洞禅センターにも受け継がれています。

お地蔵様の向かい側には『梅花観音』があります。
この場所に大きなモミの木が存在していましたが、
何回も落雷にあい、その大木が割けてしまいました。
その倒れたモミの木を材料にして『梅花観音』を造像し安置されました。


などなど、中村マネージャーがご説明されました。
勉強になりますね!地元の魅力を感じることができます。

次の場所へと移動を開始しました。
竜宮門を潜り、横道を抜けて歩きます。


ここから【鐘つき堂】と【竜宮門】が
同時に見える角度があります。ちょっと得した気分!良い角度です♪


そして、すぐ近くの大船渡市役所の駐車場を横切り、
次の目的地『リアスホール』へと進みます。

『第8回ふれあいウォーキング』【前半】の報告はここまで!
【後半】は、いよいよリアスホールの中を見学した様子をご報告します!



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『第8回 ふれあいウォーキング』【後半】 2012/7/20


7月20日に行われた『第8回ふれあいウォーキング』【後半】のご報告です!

大船渡市役所の駐車場を通り、盛小学校の通学路を歩きます。
途中でキレイなお花が咲いていました!美しい花を見ると心が癒されます♪


そして国道45号線沿いを歩き、次の場所を目指します!


みどころ3『リアスホール』


その中に入って職員の方にご案内して頂き、見学しました!
通常では入ることができない内部。ワクワク気分で貴重な体験でした!


まず始めにご案内されたのは大ホール!
普段は客席からステージを見ていましたが
今回はステージに上がらせて頂き、説明を聞きました。


建築家は、横浜の赤レンガ倉庫を手掛けた新居千秋さん。
リアスホールは2008年11月に完成した複合文化施設で、鉄筋コンクリート造りの建物。
2009年度の日本建築大賞を受賞しています。

津波被害を免れたものの、本の落下や照明の故障、郷土資料の水濡れが生じました。
震災後は270人が寝泊まりする避難所として使用されました。

もし、大きな地震が発生した場合は慌てて逃げないことが重要とのこと。
一番危ないのは、慌てて逃げてしまい怪我をしてしまう人災だそうです。

ステージ上から見た客席の様子です。


座席の背もたれは『さざ波』をイメージされ、波打つような形をしています。
座席の色は大船渡の海の多彩な情景を写し出すため、
濃淡が出るよう100種類の布地を織り、8種類の生地を選定して作られました。
壁は打ち寄せる『波』、客席は『岩』や『船団』を表しています。

ステージから見て納得するその形状や色あい、造りなど、
デザインされた様子がハッキリ分かりました!


そして、大きな照明が降ろされてありました。
間近で見ると迫力あります!


次に行った先は『大楽屋』。
長テーブル2台、丸椅子キャスター付12脚、スタッキング椅子4脚、
ハンガー掛けやハンガーなど、大勢で使うことができる広い部屋でした。
白い壁が美しくてキレイでしたね!


次は『小楽屋』。こちらは個人で使用する大きさでした。
今まで小田和正さん、小林幸子さん、谷村新司さんがご利用になりました。
近くにはシャワー室もあり、ツアーで移動されるアーティストの方を
配慮した設備が備わっています。


職員の方にたくさんご説明され、参加者は口々に「勉強になった〜!」と
興味津々でお話を聞き、見学を満喫されていたようです♪

こちらが楽屋口の通路になります。
ウォーキングということで階段を上り、2階へと移動しました!


2階には市立図書館と受付があります。


ここで職員の方にお礼のご挨拶をして、リアスホールを後にしました。


途中で『盛小地下道』を歩きました。


この地下道には『道』という題で盛小五年生の絵が飾られてあります。


商店街を歩き、行先は三陸鉄道盛駅!
歩道の花壇には除染効果があると言われているヒマワリが植えてあります。


11時35分ごろ、盛駅に到着!参加者を三鉄車内にご案内し、
『SANEN(サネン)』さんに注文したサンドイッチをお配りしました。


車内でも会話が弾み、サンドイッチや持参されたお弁当を
美味しく召し上がり、皆様、笑顔がとっても素敵でした!


BGMとしてカラオケを流し、まったりと和やかな雰囲気で、
歓談を楽しまれ、疲れた体を回復されているようでした。
参加者からは、飴やお煎餅を頂きました。ありがとうございます。


話しがホント盛り上がり、
13時過ぎに参加者が全員お帰りになりました。


ここで感想をご紹介します。
「ゆっくりおしゃべりしながら歩けて楽しかったです。
ご案内もとても分かりやすく良かったです。
これからも楽しみに参加したいと思います。」

「とても楽しかったので、これからも参加したいと思います。」

ご参加してくださいました皆様、ありがとうございました!
ウォーキングを通して大船渡の魅力を再発見して頂き、
健康のために歩き、楽しむために参加され、満足して頂けて嬉しく感じます!



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『第18回 無料法律相談』 2012/7/22


7月22日の日曜日。
この日は、特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウが主催する
『第18回 無料法律相談』を開催しました。

当初、弁護士さんは1名の予定でしたが、
急きょ2名でいらっしゃいましたので、
場所は予約していたカメリアホール研修室と、
三鉄盛駅ふれあい待合室和室の2カ所を使用しました。
時間帯は、これまでで最長の11時〜16時。
弁護士さんは、東京都と神奈川県の弁護士事務所の方になります。
また、ドライバーの方1名が来られました。


予約がいっぱいになり、全ての時間帯が埋まりました。
2カ所で行う為、弁護士さんが相談者を振り分けて対応。
通常であれば約30分の相談時間を設けて行っていましたが、
今回は特別に1時間たっぷりとって相談を行いました。

相談者は誰もが思い悩まれており、
相談後はどなたも安心された雰囲気で、すっきりされたご様子でした。
また、1時間とたくさん時間をとったことで満足されたことと思われます。

悩みや問題を法律の専門家に打ち明け、
お話するだけでも楽な気持ちになりますし、
解決策を親身になって導いてくださいますので、
無料法律相談の機会を充分に活用して頂きたいと思っております。

弁護士さんに感想を伺いましたので、ご紹介します。

『法律相談が定着して、大船渡の方々も
 気軽に相談に来られていると感じました。
 震災に関係する相談はまだまだあり、
 その相談を聞いて弁護士の必要性を改めて実感しました。』

『今回の相談は一般的なものと震災に関するものが半々であった。
 震災に関する相談について被災者に対する支援制度はあるものの、
 やはりそれだけではカバーしきれない悩みや問題もあると改めて感じた。
 弁護士としてやれることは積極的にやっていきたい。
 私達に相談することによって、それまで抱えていた悩みなどが、
 ひとまずは解消されたりするのをみると、相談に入れて良かったと感じた。
 今後も続けていければと思う。』

三鉄盛駅ふれあい待合室で無料法律相談を呼びかけ、
この場所で開催し続けていることで、皆様にお立ち寄り頂き、
お役に立つことができて、とても嬉しく感じております。

今回で延べ144件の相談を受けました。
関東からお越しくださいました弁護士とドライバーの皆様、
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

次回は、7月28日(土)、29日(日)に
『第19回 無料法律相談』を開催します。
予約を受け付けておりますので、
三鉄盛駅ふれあい待合室までご連絡ください。
お電話をお待ちしております。
電話番号:0192−47−3542



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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