『第21回 無料法律相談』 2012/8/18 2012/8/19


8月18日(土)、19日(日)と
特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ主催による
『第21回 無料法律相談』を開催しました。

「お盆」後ということもあってなのか、
なかなか予約が埋りませんでしたが、開催当日の18日(土)に
急きょ予約が2件入り、2日間で合計5件の相談件数になりました。

弁護士さんは、東京都にある弁護士事務所の方が来られました。
大船渡に来たのは今回で4回目。女性の方は事務局スタッフになります。


気仙管内の地方新聞で読まれている方が一番多い
東海新報社に広告を依頼し、記事掲載の依頼も行いましたが、
予約時間のすべてを埋めることができませんでした。
それでも、開催当日とはいえ2件の予約が入ったのは、
よかったと思いますし、やはりまだまだ震災による法律に関する
お悩みを抱えている方が多いのだと同時に感じましたね。

弁護士さんが無料で相談を行っておりますので、
この機会を充分に活かしてほしいと思います。

弁護士さんに相談を受けた感想を伺いましたので、ご紹介します。
「今回の相談では、家族間・親族間でのトラブルに関する
相談が多かったです。震災によって、それまで抱えていた
親族間のトラブルが顕在化・悪化するというケースが多いように思います。
相談が終わって、ホッとして笑顔で帰られる相談者の方のお姿を見ると、
とてもやりがいを感じます。今後も少しでも被災者の方々の
お力になれるようにがんばります。」

弁護士さんは専門家であり、よく人の話を聞かれています。
身内の問題であれば誰にも話せず、溜め込んでしまう人がいると思います。
お話しするだけでも気持ちが楽になりますし、
話すことで自分自身の問題が整理されることもあります。
それに弁護士さんは、その問題について親身になって対応されますので、
多くの方にご利用して頂きたいと思っております。

18日(土)は3名、19日(日)は2名の相談を受け、
今回の無料法律相談で延べ157件の相談件数となりました。

お越し頂いた弁護士さんと事務局スタッフの皆様、ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。今後ともよろしくお願いいたします。

『無料法律相談』は、月に2回開催する予定になっております。
9月も引き続き行いますので、ご相談を希望される方は、
三鉄盛駅ふれあい待合室までご連絡ください。
開催日が決まりましたら、お知らせいたします。
9月22日(土)、23日(日)の開催は決定していますが、
上旬頃にも1回開催しようと現在、調整中になります。
よろしくお願い申し上げます。



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『椿作り講習会』 2012/8/21


8月21日の火曜日、
この日は盛駅に留置している動かなくなった三鉄車両の中で、
『椿作り講習会』を開催しました。内容は、椿ブローチの講習会と
先日開催した『手芸展示即売会』の反省会も兼ねて行われました。


椿ブローチは内職に繋がる手芸品。三鉄盛駅ふれあい待合室では
『手作り気仙椿』として販売し、通信販売でも取り扱っております。

今回は手芸展示即売会に参加された皆様に案内状を送った方と
「椿ブローチ」を制作したいという希望者が集まりました。
開催時間は10時〜12時。
最初に手芸展示即売会の反省会を行いました。
作られた手芸品を販売につなげ、多くの商品を
購入して頂くためには…を皆で話し合いました。

「平泉などの観光地で
大船渡を支援してくださる方を見つけ、委託販売をお願いしてみては…。」
「イベント時に販売してもよいが、
旅行客などのお客様が集まるイベントでないと…。」
「団体の名称を作り、インターネットで販売を行ってみては…。」などなど、
初めての会合でしたが積極的に意見が飛び出し、
なかなか興味深い有意義な内容となりました。


30分ほど話し合いを行ったあと『椿作り講習会』を行いました。


講師は3名で、参加人数は14名。これは内職につながるイベントです。
以前に開催した手芸講習会に参加された方もいれば、
初めて作るという方もいて、お互いに道具を貸し合ったり、
作り方を教えあったりと会話が弾み、
笑い声も聞こえる明るい雰囲気で行われました。

最初に生地と作り方の紙をお渡しし、
裁縫道具は持参して頂きました。参加費はありません。

皆様、手先が器用な方達ばかり!分からない箇所は先生に質問して教わり、
まだ作業が進んでいない方には、縫い方を教えられていましたね。


見本を各机の上に置き、参考にして頂きました。


工程1「花びら」


赤い生地を袋状にして中に綿を詰めます。


その後、花びらのように糸で膨らみを5等分にします。
講師が参加者に丁寧に教えていますね。


工程2「花芯」


花びらの中心につける雄しべ・雌しべの花芯を作って取り付けます。
中心は白い生地、その周りに黄色い刺しゅう糸で縫っていきます。

工程3「葉」


緑色の生地と糸を使って
葉の形にあわせて外側を縫い、ひっくり返します。
実は難しいところがあり、丸くするところが四角くなってしまいます。
丸くするには技術や工夫が必要になりそうですね。

ハサミで形を整えています。


葉の裏には安全ピンを縫い付けます。端と端を縫って固定します。


工程4「花と葉を合わせる」


葉っぱと花びらが出来上がったら、
それを縫い付けます。これで完成になります!
「椿ブローチ」を1つ作るのに約40分、50分くらい掛かりますね。
10時30分に作り始め、11時30分を過ぎるころには
完成される方が多くなっていました。


手芸好きの方達が集まり、常に会話が弾んで明るい雰囲気の中、
好きなことを楽しそうに行い、ホント見ていて嬉しそうに感じました♪
夢中になって取り組まれ、参加者同士で交流が生れたり、材料を渡したり、
また、作業の遅れている人を助け合ったり教え合ったりと、
和気あいあいと終始にぎやかに行われていました。

完成した「椿ブローチ」をいつくか撮影しました。


並べてみましたが、同じ生地、同じ作り方で進めていても
全く同じ形にならいところが手芸の面白さであり、個性になりますね。
そして、工夫やイメージ次第で色んな作品が出来上がります。

内職に繋げるには、花びらの膨らませ方や雄しべの飾り方など、
商品として販売できる質やレベルになる必要があります。
この講習会では、椿ブローチの作り方、そして質を向上して
内職にできる手芸品を作れるようにと行われております。

続々と完成され、お昼の12時をむかえていましたので、
講師からメロンが皆様に振る舞われました!美味しそうですね!


参加者は待合室の中で「椿ブローチ」の生地を購入された方が多かったです。
そして、内職希望者には名前と住所など連絡先を記入し、
「椿ブローチ」を作って頂くことになります。よろしくお願いいたします。


参加された皆さん、ありがとうございました。
手芸品の販売について話し合いを行い、それから椿ブローチを集中して
一生懸命なって取り組まれ、趣味や生きがいとして
手芸を楽しまれていたのが強く印象に残っていますね。
皆様、お疲れ様でした!



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『第9回 復興歌声列車』 2012/8/24


8月24日の金曜日。
この日は『復興歌声列車』を開催しました。今回で9回目になります。
毎月1回、盛駅に留置している三鉄車両の中で、カラオケ列車を行っています。


参加費は1000円でお弁当付き!オヤツもでます!
お弁当はいつも注文している『味菜』のお弁当です♪


今回の参加人数は、
スタッフ4名を含めても少なめの12名。
少人数でも復興歌声列車を盛り上げようと、
急きょ『ジャンケン大会』を行いました!

準備した景品は、1等賞の方には新品バッグ、
2等賞の方には中古バッグ、参加賞として特製ボールペンをご用意!


12時に始まり、最初の20分間はお食事&歓談タイム!
具材も多くて美味しいと好評のお弁当を召し上がりながら、
これから始まるカラオケを楽しみに会話が弾んでおりました!


参加者のひとりから「ゆで卵」が全員に振る舞われました。
これは毎回、皆にお配りしている定番の「ゆで卵」になります。
美味しくいただきました!いつもありがとうございます!


今回も三陸鉄道南リアス線のアテンダントさんにご協力を頂きまして、
カラオケのリクエスト対応をお願いし、三陸鉄道のグッズ販売も行われました。


一番最初に歌われたのは、
音楽なしでマイクを使って民謡が披露されました!
その歌声…美声で聞き惚れてしまうほど!ステキな歌声でしたね♪


身振り手振りで歌詞を表現されている方もいて、気持ちよさようでした♪


「感情表現がいいね〜!」と褒める場面や、
「曲を聞いただけでわかる〜!」「ボケてないな〜!」と
笑いも発生するなど和やかな雰囲気で時間が進みました♪



歌い終われば大拍手が起こり、上手な方がとても多かったです!
「最高!うまいね〜!」と声が掛かるほどで、
その歌声に聴き入ってしまうほどでした!
上手な人が歌わったあと「次、歌う人たいへんだね〜!」という場面もありました。

また、参加者同士の交流や歓談も楽しまれたようで良かったです!
この復興歌声列車で顔を合わせる方もいて、
お互いに近況など話されていましたね。


13時頃には皆様に涼んで頂こうと、アイスをお配りしました!
これが参加者に好評でした!扇風機2台とウチワをご用意しても
車内はやはり蒸し暑い状態…。冷たいアイスを求めていた方も多く
「サービスいいね〜♪また来なければ!」と、
声が聞かれたくらいです!良い笑顔ですね♪


美味しそうに召し上がっていますね!気持ちよさそうです♪


アイスを食べながらもカラオケに夢中な様子!


リクエストは次々に提出され、
自慢の歌声や好きな歌、十八番の歌など満足そうに歌われておりました。

歌声列車を盛り上げ楽しまそうと「がんばれー!がんばれー!」と声を掛け、
「大応援だ〜!気持ちいいな〜!」と振り返ると声援があがり、
何回も出番がまわってくるのをみて「専属歌手みたいだね〜!」など、
明るく元気に会場を盛り上げ、全員で楽しまれている様子でした!


この日はアテンダントさんによる三鉄グッズ販売が行われています。
商品を見て「いくらなの?」「500円の商品はどれ?」と
選ばれていましたね。「龍泉洞の水」を購入された方もおりました!


リクエストを次々に提出しては美しい歌声を披露して
気持ちよさそうに楽しみ、鳴子をカチカチ鳴らして場が賑やかになります!


この笑顔を拝見しますと心から楽しんでいる様子や
歌に合わせて踊り出す方もいて、存分に遊び楽しんでいる様子が伝わってきます!


14時30分頃になったところで
「ジャンケン大会」が始まりました!
最初にマネージャーの中村さんとジャンケンを行い、
次は勝ち残った者同士での勝負になります!


ジャンケンに勝ち続け1等賞を獲得した方はこちら!
新品のバッグを贈呈しました。


2等賞の方には中古のバッグをお渡ししました。
中古でもステキなバッグですね♪


復興歌声列車を締める最後の歌として、
地元が生んだスター「千昌夫/北国の春」を皆で大合唱し、
席を立って歌われる方もいて盛大に幕を閉じました。


少数になった今回の復興歌声列車でしたが、
参加者同士で元気に明るく盛り上げ、和気あいあいと過された様子で
笑顔もたくさん見られましたし、会場を盛り上げようと
大拍手や手拍子が起こり、掛け声や笑い声も響き渡って賑やかに行われ、
皆様、心から満喫し満足されたようで良かったです!


最後には、参加者からお礼の言葉まで頂いたほどです。
ホントに、ご参加くださいまして誠にありがとうございました!



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『三鉄車両の無料貸切・NICCO様』 2012/8/25


8月25日の土曜日。
この日は『三鉄車両の無料貸出』に申し込まれた団体が
10時〜12時の時間帯で三鉄車両をご利用になりました。
団体名は『公益社団法人NICCO』様。
京都府京都市の団体で、災害救援活動に取り組まれており、
東日本大震災後は、被災地での支援活動を展開されています。


人数は、陸前高田市小友地区の小学生11名と保護関係者5名の計16名。

10時30分頃にバスが盛駅前に到着し、子供たちが元気よく登場しました!
元気にはしゃいでいる様子を見ると、楽しみな印象を受けましたね!
今回『NICCO』様は「遠足のような行事を…」と企画されました。
そして週に1回、このように子供達を集めてイベントを開催しているそうです。

子供達の元気な声を聞くと嬉しくなりますね。
ということで、早速マネージャーの中村さんが、
盛駅のホームに留置している三陸鉄道の車両の中にご案内しました。

残暑とはいえ夏の暑い季節…。
車内には冷たいお茶と扇風機2台、ウチワもご用意しました。

代表者の方から今回の催しについて感想を伺いましたのでご紹介いたします。

「陸前高田、小友地区の小学生11名が参加し、
車両内でおしゃべりやゲームなどをして楽しく盛り上がりました。

車内のボックス席で向かい合って談笑する姿や、
窓から外を見てはしゃぐ姿が見られました。
初めて車内に乗った子供もいたため、
社会勉強としても有意義な時間を過ごせたと思います。

ゲームでは三陸鉄道にまつわるクイズを出させて頂きました。
ゲームはとても好評でしたが、なかでも三陸鉄道のキャラクター
「レンくん」が大人気でした。

今回の見学、子供たちは大満足の様子でした。
ステキな機会をつくっていただき、ありがとうございました。」

レン君とは、今年4月に入社した鉄道ダンシ「恋し浜レン」君のことですね!
恋し浜とは三陸鉄道南リアス線の駅の名称…大人気ということで、
子供の心を掴んだレン君、これからも大活躍してほしいですね!

三陸鉄道クイズは「駅の数はいくつ?」や、
「ホームに絵馬が飾ってある駅は?」など、
三陸鉄道について知識が広がるような内容であったそうです。
車両を使っていることもあり、それにあったクイズを出され、
子供達は楽しみながら良い学習になったことと思います。

車両での時間が終わってからは三鉄盛駅ふれあい待合室の中で、
お土産タイムが始まりました。手芸品や三鉄グッズを見ては
「かわいい♪」「これほしい♪」など、
色合いや形に反応していました!

子供達には、動いていないとはいえ三鉄車両の中で
笑ってお喋りして楽しかったと明るく有意義な時間を過ごして頂き、
2012年の夏の思い出になってほしいと思いますし、
三陸鉄道が動き出した際は、再び乗りに来てほしいと思います。

『NICCO』様、そして元気に楽しく遊んだ子供達、
ご利用くださいまして、ありがとうございました!



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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