『第12回ふれあいウォーキング【前半】』 2013/2/24


2月24日の日曜日。
「第12回ふれあいウォーキング」を開催しました。
時間帯は10時〜12時。
参加費は、無料または五目御飯を召し上がれる方は450円になります。
今回ウォーキング後には、わかめしゃぶしゃぶをご用意!
大船渡市内を散策しながら魅力を再発見し歴史を紹介して歩きます。

この日は雪が降る日でありました。
集合時間は9時40分。待合室の中に集まって頂き、
これから歩くコースやみどころを説明し、そのまま体操を行いました。
希望の方には、ノルディックウォーキングのポールをお貸ししました。
今回の参加人数は15名。ありがとうございます!


10時になり、三鉄盛駅を出発!


盛駅の西口と東口を結ぶ「みどり歩道橋」を渡ります。
その右側には先日、
三陸鉄道南リアス線に搬入された新型車両が見えます。


東口に出て、盛川土手を歩きます。
『中井大橋』に到着し、この橋の四隅には
「やすらぎ」「創造」「調和」「希望」と
テーマの付いた4体の銅像があります。
東日本大震災の影響で「希望」の銅像だけが崩れ落ち、
現在は「希望」がない状態になっています。早く取り戻してほしいですね。


盛川の河川敷を歩き、辺り一面真っ白。
少し吹雪く中でのウォーキングとなりました。


次に向かった場所は「権現堂交差点」です。
ここには江戸時代から逸話のある大きな「槻(つき)の木」があります。


そのお話を簡単にご説明します。
大船渡市内にある長安寺の山門の建造中に、
伊達藩の御留木(おとめぎ)である欅を扱っている…と殿様の耳に入り、
「これは欅の木ではなく槻の木…」と偽り、
取り壊しを免れて建てることができたというお話です。

槻の木は、欅の木の一種です。葉が黄色くなるのが槻の木、
赤く紅葉すれば欅の木になります。違いは微妙ですね…。

消防署の裏側の道を通り、国道45号線沿いに進みます。


次に行く場所は、高台にある天神山公園です。
つづら折りの参道から登りました。


途中には椿の木がありますが、まだツボミの状態でしたね…。


天神山公園には芭蕉の句碑があります。
「はるもやや けしきととのふ 月と梅」
実は、昭和51年4月に天神山公園にある天照御祖神社で火災があり、
芭蕉の句碑が焼けくだけ、下方だけが残りました。
文化遺産を後世に伝えるため、盛町の俳諧の方々が
句碑を復元建立したものになります。
写真で見えているのが、新しく再建した句碑です。


その近くには、立派な「白樺」があり、
よく見ると昭和61年に還暦を迎えた方々の同級生が、
その記念で植樹されたようですね。


そして、天照御祖神社で参拝しました。
火災にあったことで本殿は木造ではなく、
コンクリートで再建されております。


次に向かった先は、石川啄木の歌碑。
「愁(うれ)ひ来て 丘にのぼれば 名も知らぬ
 鳥啄(ついば)めり 赤き茨(ばら)の実(み)」
石川啄木は岩手県盛岡中学校3年の時、
明治33年、担任の富田小一郎先生に引率され、修学旅行に出発しました。
その一行は大船渡市盛町にも立ち寄られており、
そのことを記念して歌碑が建てられました。
碑文は、啄木の親友・金田一京助の筆によるものです。

また、大船渡市盛町には、啄木来遊百周年の記念碑が建立されています。


雪が少々吹雪く中ではありますが、集合写真を撮りました。


今回は、大船渡市内の歴史や寺社などをご紹介して歩きました。
地元の方でもその魅力を再発見し、
歩かないと気付けないことも多いです。
参加者は、世間話など会話をしながら交流も深まり、
坂道もありで良い運動になっていたようです。
健康を保つには運動が一番です!

前半の報告はここまで。
後半では、洞雲寺の竜宮門と東日本大震災供養塔である観音様、
そして、盛駅に到着してからの
「わかめしゃぶしゃぶ」を報告したいと思います。



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『第12回ふれあいウォーキング【後半】』 2013/2/24


後半のご報告です。

天神山公園のつづら坂を下り、
大船渡市役所近くにある洞雲寺を目指します。


『法量山洞雲寺』
見ての通り、ツルツルの緩い坂がありますが、
皆様、滑らないよう注意して歩かれました。


ここには、浦島太郎に登場してくる
竜宮城に似た山門『竜宮門』があります。
写真には『鐘つき堂』も見えますね!


この竜宮門は、白漆喰で塗り込められているのが特徴です。

その門を潜り、奥へと進みます。
門の間から見えているのが『本堂』になります。


『梅花観音』


この梅花観音の場所には、
かつて大きなモミの木がありました。
幾度の雷に打たれ、モミの木は割れてしまいました。
倒れたモミの木を材料にして
『梅花観音』を造像し、安置されました。


洞雲寺の『本堂』


本堂の中には、明治29年6月15日の「明治三陸大津波」の際、
約2万2000人の命をひとのみにし、気仙郡内の沿岸各町村では、
5678人が犠牲になりました。その霊を弔うため、
村別、世帯別、出身地ごとに赤い漆による文字で丹念に名前が刻まれた
高さ2.7m、横1.45mの「大位牌」が安置されています。

次に向かった先は、『東日本大震災犠牲者供養塔 観世音菩薩像』です。
津波の到達した高さとも言われています。
ここには『津波記念碑』があり、参加者はじっくり観察されていました。


あとは盛駅に戻るのみです。11時50分頃、到着しました。
すると、三陸鉄道南リアス線に先日、搬入された
新型車両の試運転が行われてました!
その距離は短く、駅構内から車両基地までになります。
ちょうど、盛駅から動き出している所でしたね。


ウォーキング後は、急きょJR盛駅の待合室をお借りして、
五目御飯を注文された方は、そのままお食事。
そして参加者全員で「わかめしゃぶしゃぶ」を行いました!
運動後のお食事は、とっても美味しいですよね!


五目御飯は、SANENさんに注文しました。
こちらがそのお弁当です。参加者に大好評!
皆様、美味しく召し上がられておりました。
絶品との声も出ていましたね。


こちらがその「わかめしゃぶしゃぶ」です。
お湯につけると一瞬で鮮やかな緑色になります。
わかめは歯応えもあり、その味を存分に楽しめます。
こちらも好評でしたね!ありがとうございます。


参加者はテーブルを囲み、ウォーキングの感想を語り合い、
五目御飯やわかめしゃぶしゃぶを召し上がられました。


12時15分頃、盛駅構内での試運転で、
3両に連結した新型車両が目の前を通り過ぎていきました。
いよいよ4月から運行が再開しますね!楽しみです。


感想を伺いましたので、ご紹介しますね。
「今回、三陸鉄道の工事で大船渡市にきました。
三陸鉄道に乗れないのは残念ですが、
機会があれば、ウォーキングに参加したいと思います。」

「小雪降る中、実行に頂き、ありがとうございました。
風が冷たかったけど、少し汗ばみ楽しかったです。
わかめ、思いがけずにごちそうになり、おいしかったです。
ごちそうさまでした。」

「5kmはけっこう歩いてほどなく疲れましたが、
いろんな人とお話しできて良かったです。
楽しかったので、またぜひ参加したいです。」

「なかなか食べれる物でないので、
わかめしゃぶしゃぶは、うれしかったです。」

皆様、ご参加されたことで大船渡市内の魅力を再発見し、
改めてその歴史が知れて、充分に楽しめたみたいですね。
また、5kmの距離は丁度よく、2時間をしっかり歩くことで、
よい運動になったようですね。健康は歩くことから始まります。
ご参加頂き、ありがとうございました!

これにて『第12回ふれあいウォーキング』のご報告を終わります。



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『第14回 復興カラオケ』 2013/2/26


2月26日の火曜日。
この日は『第14回復興カラオケ』を開催しました。
場所は、三鉄盛駅ふれあい待合室の中。
時間帯は13時から15時30分で行いました。
参加費はオヤツ代として100円になります。
盛駅の待合室で「復興カラオケ」を行ったのは今回で3回目。
交流を目的に開催しています。


待合室の中でカラオケを行いますと、こんな感じになります。


今回の参加人数はスタッフを含めて21名。
ご参加ありがとうございました!
テーブルの上には、このようにオヤツをお出ししました。


参加者のみで19人になると時間的には、
お一人様2曲までになります。
参加者の中には歌わずに楽しい雰囲気を満喫しようと
来られた方もおります。楽しいですからね♪


艶のある声で伸びやかに歌い上げ、
どなたもお上手な方達ばかり!聴く方も気持ち良かったです!


皆様ホント楽しそうに歌声を響かせ、
好きなカラオケを満喫されていましたね!


歌い終わると同時に大きな拍手が湧き起ります!


感情を込め、気持ちを込めて熱唱しています!


好きな歌・得意な歌を気持ち良く歌い、
お腹の底から声を出すことで、ストレス解消にもなります。


参加者同士の交流もあり、
カラオケを聴きながら会話も弾んでいましたね!


歌詞を見ないで音を聞き取り、
気持ち良さそうに歌われておりました!


カラオケの画面に注目されていますね!


イベントの締めは全員に起立して頂き、
「千昌夫/星影のワルツ」を大合唱しました!


「別れ〜に〜星影の〜ワルツをうたおう〜♪」


参加者は、和気あいあいと賑やかに過ごされ、
笑顔もたくさん拝見することができました!
心から楽しまれている様子が伝わってきますね!


常連客の方々は1カ月ぶりに再会することになります。
参加することでお互いに元気で過していたか、
お顔を拝見するだけで嬉しく感じるそうですよ。


初めてのお客様は好きなカラオケを通して交流が生まれています。
お友達を作ることもできますからね♪

ご参加くださいました皆様、ホントにありがとうございました!
「復興カラオケ」は、笑顔と元気をあなたにご提供いたします!

3月の『第15回 復興カラオケ』は、
3月26日(火)、13時〜15時30分に開催します。
参加費はオヤツ代として100円です。
お申し込みは不要になります。
多くの方のご参加をお待ちしております!



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NPO法人夢ネット大船渡 三陸鉄道盛駅舎活用事業

岩手県大船渡市盛町字東町裏16番地





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